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カテゴリ:投資一般
日本株
相当ディフェンシブな陣容で固めていても、毎日コロコロ落ちていくように感じます。 日経平均のような滞留水準にありません。 朝日インテックのような決算好調銘柄でも利益確定が大きく、決算前の株価水準に逆戻り。 山積されている増資案件が、「成長資金」 と言う名の 「共同募金」 であることは何となく投資家のコンセンサス? あるいは増資銘柄への空売り攻勢か? 言いかえれば買い時とも言えますが、どこまで落ちるのか様子見です。 すでに出撃準備は整っていますが、長期投資といっても買ってすぐ落ちると、いや~な気分になりますので。
米国株 米国株はこんなに調子良くて大丈夫か? と思うぐらいのパフォーマンス。 日本のGDP成長率が市場予想を上回ったことも、上昇材料にされていました。日本じゃ無反応・・・悲しい。 オバマ政権の景気刺激策は2010年までの2年間で組まれているので、現時点では経済が弱ることはないと思われます。 住宅取得税制の延長も大きい。 GMのヘンダーソンCEOも自動車業界とGMの将来に強気コメントが出ていました。 (なんだかんだ言ってもGMのニュースは華になる。公的資金返済開始は政治的パフォーマンスだろう。返済原資も政府借入枠を見込んでいるとか)
米国株価水準の正当性 まあ、金利が低いため、仮に株式価値をDCFで計算した場合、WACCが下がることを意味しますので、その分株価の現在価値が上がってもおかしくない。 将来CFの合計価値100の企業の現在価値を、大雑把に8%で永久還元した値と7%にした値では 8%・・・1250 7%・・・1428 その差約14%も上乗せ余地が出ます。歴史的低金利水準の継続が確実な情勢です。 (DCFと言ってもターミナルバリューが80%以上占めますので、単純な永久還元でもえい、やっ、で言えば大差ないと考えます) さらにドル安で、仮にドルが主としてユーロに10%下落したとした場合で、当該企業のドル以外の売上高比率が50%の場合(CFも50%がドル以外と仮定) 1499(50÷7% +50×110% ÷7%) DCFの予想利益計算の出発点が上方修正されると、さらにアップされます(基本的に発射台となる今期や来期の見込みが上方修正されると、そのまま階段的に毎年のCF水準が切りあがるというロジックが働く)。 将来CFの合計100が102となれば、 1529 企業価値の変数である、業績シナリオ、金利水準、為替水準・・・の変数は密接に連関しますが、総じてそれぞれに相乗効果をもたらしています。唯一業績見通しが失業率フィルターで視界不良な面が残っています(高級ワイン、レクサス、ベンツ等ぜいたく品の売れ行きは底打ち気味。個人的には、まず金持ちが金を使わないと、消費が上向かないような気がする。金持ちはそうでない人の倍以上の消費額の絶対値があるはず。 GSさんもボーナスもらったら、潔くパアッと使って国民の義務を果たせば、恨まれなくとも済むのではないか??? このように考えると、現在の米国株の株価水準はある程度正当化される可能性もあります。 ただし、相場なのでエコノミスト諸先生のおっしゃるような効率的な値付けはされていないと思いますが。
ちなみに予想PER水準で考えますと、 P&Gの予想PERは15.4x(ヤフーファイナンス、以下同じ)、ユニチャームは26.7x(日興コーディアル、以下同じ)となっています。 アボットラボラトリーズの予想PERは何と12.92x、テルモは26.1xです。 さらに景気循環銘柄である ダウケミカルの予想PERは21.87xであり、住友化学は55.1xです。 ちなみにフォードは22x。 SP500平均で19.84x 要するに米国企業はきちんと儲かっているということか? 予想EPSの水準も切りあがっていく。 しかし、短期間で急上昇していることに違いなく、ちょっと高所恐怖症。ジョージソロスがフォード株を大量保有しているというのは喜ぶべきか、警戒すべきか・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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