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カテゴリ:投資一般
あー言えば、こー言う の典型か? 藤井前財務相のときは円高容認発言はケシカランといい、菅氏になるとうかつに為替に口出しするなという。多分、うかつに言わないほうがいいというのが正論だと思います。 しかし、当面の為替動向は、今夜の米雇用統計に神経が集中していると思います。これがポジティブだと95円ぐらい行っちゃうのではないか? 菅さんの発言なんて、目先の為替ディーラーにはかく乱要因でしょうが、経済界的にはまあ、リップサービス程度のものでしょうね。為替介入なんて、やっても意味がない。行き過ぎた円高のときにやれば外貨資産運用になるかも?(しかし、運用している場合の国家財政ではない) 税金や日銀を使わずに円安に持っていったのであれば、とりあえず日本の現状を考えるとよかったのではないか? 残念ながら国内の情勢よりも米国経済動向、金利動向が為替を左右している大きなトレンドを逃してはいけません。 仮に雇用統計の結果が落胆するもので、円高になってもそれは(数か月程度)我慢するしかないと思います。(個人的には、期待するものの、極端な円高にはもやはこの局面では起こらないように思うが) マスコミがおおげさに騒ぐその手に乗ったのかもしれませんね。「口先介入」。これは何回もやるとオオカミ少年になってしまいますが。さらに国債金利が高くなるリスクもあるので、今回限りがいいのではないかと思います。
菅さんには、かつての厚生大臣時代のような官僚改革に期待しましょう(けど、財務省だから、簡単ではないでしょうね。岡田外相の情報公開のようにうまくやってくれることを期待)。重鎮が重責にドンと居座って、政権も少し落ち着きがほしいですね(しかし、首相のコメントはまったく食い違っていたが・・・)。
通貨安売り競争について アメリカ 当然のごとくドル安是認 まあ、これまで世界各国はアメリカ人の借金で潤ったのだから各国とも容認せざるを得ないのか? EU サルコジが相変わらず、ユーロ過大評価は容認できないとの発言。スペイン、ギリシャ等そのうち叩き売りに合うので、心配なく? 中国 元高は絶対にいやとの立場を崩さず。ほとんど為替操作状態。インフレにご用心を。 韓国 漁夫の利とはまさにこのこと。ウォン安でサムソン、ヒュンダイほか韓国企業が大躍進(大躍進は通貨以外にも要因はあると思うが)。ウォン高になるともはや為替介入。 日本 ついに円安期待を発言。ソニー、トヨタほかの復活なくして、モノづくり日本の再来なし? 相変わらずくすぶる為替介入議論。 スイス 為替介入実施。ある程度財政が健全なら是認余地あり。 一方で アメリカ 基軸通貨の座は揺るぎそうにないし、各国ともドルは簡単に手放せない。 EU 米ドルをこきおろしている。ユーロこそが信頼できる通貨とか・・・。 中国 密かに基軸通貨の座を狙っているらしい(正反対の行動をとっているが) 日本 円高をある程度維持しないと、資源がなく食料自給率が低い日本には調達面で不利になる。悪夢のガソリン1リットル180円が再来か? 経済の回復とともにドル高に向かえばベターなのですね。ただし、ゆっくり回復しないと金利政策が大変なように思います。とにかく住宅バブルの傷が癒えるまでは。 JALの会社更生法適用は望ましい形になりつつある。民主党らしい透明性のある再建手法の活用はいいことだ。更生法を適用しても、飛行機は空を飛べるはずだ(誰があんな大きいものを物理的に差し押さえるのだろうか? 今こそDIPファイナンスが活躍できる。これならDBJは乗りやすいはず)。 更生法を適用し、外資を活用し、税金と国益のバランスを取ってほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/01/08 06:04:14 PM
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