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カテゴリ:投資一般
米国では、巨大金融機関に対し結局「大きすぎて潰せない」という議論が再燃しており、ボルカールールにより、大きくならないような規制をかけようとして、迷走中となっています。 しかし、サブプライムバブルののち、米地銀や小さい信組は100以上の金融機関が破たんしています。
対岸の出来事をみて、「米国金融帝国の復活は道遠し」というエコノミストやマスコミがたくさんいます。いつも思うのだが、こういった人々はまたバブルを繰り返したいのだろうかと思ってしまいます。論調はおおむね「(2007年ごろの)絶頂期と比べれば、今は全く駄目だ」という感じ。
話は変わって、おひざ元の日本では、小さくとも潰せない状況にあります。いまさらペイオフにおびえている人や金融危機再燃になるとも思えない。しかし、いろいろ法律を作ってゾンビ銀行を生き延びさせているのも実際の話。 すべてを調査していませんが、日銀・旧大蔵天下り先の銀行もたくさんあるように思います。
動物は子供をたくさん産んでも、生き延びるためにはたくましくなくてはなりません。白熊も鳥もすべての子供を養う能力がないので、弱い子供はあえて積極的に育てようとしませんが、それが種が生き残る道だと本能で理解しています。
21世紀でも護送船団方式を継続していてはどうにもなりません。こういった金融機関に預金をしている人の運用先も国債だったりするからか、天下り先確保のためか、騒ぐ人がない中で仕分けすべきことがまだあるように思います。 生き延びるべき金融機関もやがて細っていくでしょう。オーバーバンキングは今に言われていることではありません。
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