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カテゴリ:投資成績
概況 月曜日はNYがお休みなので、1日切り上げて締めます。来週末は雇用統計ですし。 今月は年間を通じて3歩進んで3歩以上下がったような印象です。 買い増ししたり、日本株の売却代金で米国株を買ったりしていると、リターンの評価がわからなくなってしまいました。 今後は単純な投資金額とその時価評価の絶対指数で自分では評価していくようにしたい。 おそらく、先月比-9.6%、昨年末比+2.5%ぐらいと思う。
私は現時点ではS&P500が年末には1200前後で着地すると予想しています。
米国の循環的景気回復の力と米企業の収益が良好な間は強気で臨んでいく方針です。投資先を含めた個別企業の足元は、すでに絶好調な企業も中にはありますので、業績アップ、株価ダウンという印象です。 かつ、IMF、FRB、日銀といったところでも、景気に関する言及が徐々に強気に転じ、それは今月も大きく変わりませんでした。 もっとも、ユーロ相場の米企業決算に与える影響はいまだ表に出てこない点は心配です。
米企業収益は、一部ではアナリストの予想が高すぎるといわれていますが、過去数四半期、S&P500の60%以上の企業決算が「Beats the Street」になっています。 ドル高でこの「Beats率」が下がる可能性はありますが、フィリップモリスのIRで、1Q決算における為替のポジティブな影響(1Qではユーロ高/ドル安だった)は全体利益の1割未満だといい、為替の影響が株価の下落ほど大きくないことを示唆しました(日本円・ロシアルーブルとか対ドルベースで高くなっている通貨もある)。 S&P500の現状の2010年決算の予想EPSは85程度が市場平均、予想PER14~15倍とすれば、2010年末のS&P500は1190~1275になります。FRBはユーロ懸念の中、米国GDP成長率の下限を0.4%ほど切り上げています。一方、金利据え置き発言を繰り返しています。
とはいっても、ある日突然、「予想もつかない出来事」が頻発するのが市場です。スペインの銀行の資金繰りが当面の山でしょうかね。何か生贄がないと収まりそうもない。 その場合、S&P500が1200に達するのが半年ほど遅れるだけと思っています(米雇用が少しずつでも回復する限り)。
米国株 散々だった。工業株、金融株と景気循環系が多くなっているので当然ですね。おまけにユーロ安でエース、フィリップモリスも大幅安。
日本株 ほとんどケアしていなかったが、JT等日経平均銘柄は、日経平均並みに下がっていました。割安銘柄が続出しているので、バーゲンハントチャンス。花王の配当利回りが3%もある。日本国債と花王株、どっちが、ローリスク・ハイリターンだろうか?
J-REIT これも利益確定でしょう。散々。-9.5%ほど。
銘柄異動 売り ユニチャームペットケア、プラネット、中国中鉄、シムサーファマシューティカルズ 買い 花王、REIT-ETF NEXT FUND、バンクオブアメリカ、アボットラボラトリーズ、HSBC
中国の個別銘柄から撤退。調査能力不足と時間不足のため。わからない、わかりにくい銘柄(理解しようとする努力も正直不足)、端的にいって胡散臭いガバナンスのため。新興国には今後はETF対応の予定。
6月にむけて 下がれば買う。上がれば見送るのみ。個別銘柄の買い付け基準株価の厳守。 と言いながらも、底値を見極める難しさを実感しました。今が底かどうかわかりませんが秋ごろまでボックス圏内なのでしょうね。CNBC等を見ていると、投資家には現状、私のような見方をしている人が多いように思います。
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