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カテゴリ:政治
菅直人さんが次期総理に内定しました。今度こそやってくれるのではないか(政策で何をやるのかよくわからないが、政治家としては立派な人だと思う)、という期待が出てくる。 「カネと政治」から決別するらしい(アメリカの大統領選と比較すれば小遣い程度のカネだと思うが)。 どうしてもウケの悪い小沢さんと、自爆した鳩山さんの後釜で、クリーンなイメージを大事にしてほしい。個人的には菅さんの奥様の方がさらに好きだ。 「総理」と呼ばせずに、「菅さん」とさん付けを貫ければいいなあ。親近感は湧く(けど無理だろう)。
しかしながら総理大臣が誰になるのか、というのは議院内閣制の建前をとっている限り、「消去法」にならざるを得ない。たった480人の衆議院議員の中からそれなりに政治家としての資質、政策通、経験、人望のある人がつくポストがソーリ。
衆議院議員を分析するとこんな感じ。
当選回数5回未満が民主党の衆議院議員で83.5%もいる。一方、自民党(与謝野さんとかはもう抜けている)はそれでも58.6%の人が当選回数5回以上である。イメージは独断です。 したがってちょっとでも支持率が落ちると、すぐに政権はひっくりかえってしまいそうです。
(不謹慎だが早くも)次の総理を占うとなった場合、妥当に考えると民主党の当選5回レベル以上の議員ということになるだろう。鳩山さんを見る限り一回ぐらいは大臣を経験した方がいいに決まっている。すると310人いる民主党の衆議院議員のうち、可能性があるのは51人となるが、その顔ぶれを見ると...。以下のようになります。
結局この中からソーリが誕生するのですね。狭い世間のように思いました(前原さん、ハイライト忘れた。ごめんなさい)。
上記は衆議院のHPから抜粋し(君付けはHPの通りです)、民主党(横路氏は民主党扱い)の衆議院議員の当選回数の上位順に並べています(参議院から鞍替えした場合でも衆議院議員としての当選回数を示す)。
「役員クラス」では小沢一郎氏は全国会議員でも当選回数14回は最長不倒! 14回の当選回数を誇る議員は4人いて、うち3名が若いはずの民主党に在籍しています(もう一人は自民の森元首相)。しかしながら、役員クラスから次期総理を探すのは正直難しいと思う。
「部長クラス」の中では、やっぱり岡田さんが抜けていそう。真面目が取り柄で不真面目?だったこれまでの歴代首相の後釜には良かったかもしれない(政策はよくわからないが)。
党の要職まで調査していませんが、当選回数6回未満の「課長クラス」が働き盛りのようです。長妻さんは4回(意外に少なかった)、原口さんは5回。ここで目立った者(政策の正当性はともかく、国民ウケが良かった人)が未来の「総理」の座にぐっと近づくのでしょう。
自民党でこの表を作ってみましたが、さらにつまらない顔ぶれがズラッと並ぶ(都知事の息子とか)。
菅さんの「介護で経済成長を」、というロジックはしっくりこない。介護って保険金等の互助的な資金還流の上に成り立つもので、かろうじて民が運営しているって思っていました。儲からないから旧グッドウイルのようなことが発生した。
自民党にはコリゴリだが、民主党でもあまり賛同できない、無党派層はこんな気持ちを持っているのでしょう。 第三の党、ミッチーの息子さんも栃木県のことになると、急激に保守になるので原理的に同じ。足利銀の会社更生法適用で、抵抗しまくった(竹中平蔵氏を鬼平犯科帳呼ばわり)。
国家の利益と選挙区の利益、どっちを優先させるのか? ソーリならどっちを選ぶ? 国家としてやらなければならないことを優先してほしい。したがって議院内閣制は限界を迎えているのではないか?
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