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カテゴリ:投資一般
カメルーン戦と同じ日に東洋経済の本社で受講していました。 約半年前に次いで2回目の受講でした。前回は四季報の編集長が1時間程度、その後誰かが1時間程度の約2時間。その時は統計的な解説が中心。どの業種の営業利益がどうなっているとか、外国人が買っているとか。
今回は、個人投資家兼フィナンシャルプランナーの坂田善種氏が約2時間通しで講義を行った。 受講料は4500円だが、内訳に四季報(1850円)と東洋経済の雑誌(今回はオール投資の6月15日号、680円)各1冊付きなので、実質約2000円が受講料となるため、講義の内容と総合した場合、断然お得と言えよう。
この坂田氏、年齢は私と同じアラフォーなのですが、株式投資歴20年でなおかつ、多分まだ生まれていない可能性のある昭和40年の四季報を大事に持っている根っからの株屋さん。 なんでも祖父から株を教えられたとか。個人資産を教えてくれなかったが、かなり儲けているのだろう。
印象に残った言葉に「株が好き」ではダメで、「株が特技」 と言えるようにならなければ、十分とは言えない、という強烈な自負心を謙虚な姿勢の中にも秘めた人。
四季報の実践的な読み方とマクロ環境および、たぶん半年から1年程度で値上がる可能性の高い個別銘柄を推薦してくれるというサービスの良さ。
今年の上場企業の業績予想は前期比+30%となっているが、当面、日経平均は10800円が頭打ちと予想されていました。
また、アジア向け輸出銘柄とV字回復銘柄に強気でした。欧米向け輸出銘柄はユーロ危機が収まったわけでもなく、為替面で弱気でした。
またセミナーの冒頭で四季報の編集長が挨拶をしていて、その中で増益予想の多い業種や減益予想の多かった業種および会社予想が保守的なもの(増益幅が小さいとか減益予想幅が大きすぎるもの)が400社程度あると教えてくれた。
受け取った印象としては、日本企業の大幅業績回復が、リストラ後の筋肉質の財務に多少の増収で大きく実現されるだろう、ということを感じた。一方、株式相場自体はユーロを睨んでいるため、しばらくは上値は抜けそうにない、すなわち銘柄選択に差が出る仕込み時、という風に理解しました。 これは米国相場と同じ展開、すなわち「業績相場到来」です(これは四季報の表紙の言葉に同じ)。 注:ただし、ユーロショック前の予想為替相場と現状の為替相場を比較して、会社想定値が円安の銘柄は要注意とのこと。
個人的な銘柄選択方針とやや違っていたことを除けば、一流投資家の話を聞いただけでも十分セミナー料はおつりがくると感じました。
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