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カテゴリ:投資一般
PER 過去12か月、予想12か月(WSJ調べ) ダウ平均 それぞれ、14.75、12.6倍 S&P500 同 17.81、13.81倍 NASDAQ同 12.96、14.95倍
S&P500の過去12か月ベースPERの数値が高いのは、推測ですが、金融機関の比重が多くなるからだと思う。NASDAQが過去12か月ベースで13倍を割っている点に注目。私はNASDAQ銘柄を一つも保有していません。自称「IT音痴」です。
7月は2Q決算です。決算をこなしても相場が今のレンジを超えない場合、過去12か月ベースPERはますます切り下がる可能性があります。
なんとなくEPSの市場予想はレンジの下限でクリアするが、売り上げ見通しを外したり今年下半期予想に慎重なコメントを発すると、ボコボコに売り込まれそうな印象を持っています。 空模様では、曇りところにより雷雨(サンダーストーム)、という感じ。 フェデックスやシスコではEPSは予想の範囲内だったが、企業側が売り上げ見通しに弱気な発言をしたため、株価が急落。一方、オラクルは売上高予想に自信を持っていることが好感され、株が急騰した。 また、フィリップモリスも業績見通しをユーロ安により下方修正した(EPSで5セント程度だった)。
一方、バリュエーション面で、雷雨の中を決行して投資する人もいるので、曇りところにより雨ぐらいかもしれません。売り上げ見通しや業績下方修正によほど弱気でなければ。
結局、バーナンキ議長が景気見通しに弱気な発言をしたことで、円高に戻ってしまいました。
住宅相場が2番底か、って議論もそもそも税控除を昨年に今年の4月までとした時点で、5月以降に揺り戻しがあるに違いない、と散々議論されていたので、織り込み済みじゃなかったのか?? わかっていても、現実を見せられると、ネタのないマスコミに大々的に報道され、売り材料になっているのでしょうね。 ユーロはドルに対し、1.23レベルで落ち着いているのに(ユーロ反発というより、ドル安と見るべきだろう)。
6月のビジネスラウンドテーブルの調査では米国CEOは雇用回復意欲がみられるという。 米CEOの経済見通しが4年ぶり高水準=経済団体調査 (ロイター)
一度底を打った景気は自律的に回復していくと思いますが、まっすぐ回復せず、寄り道しながら回復していくのだろうと思います。 住宅市場も、まだ中古住宅の在庫調整や競売・任意売却等の物件数が多く、新築着工なんて優先順位が違うのではないかと思います(GDP成長率や雇用等のインパクトは大きいが)。 自動車販売、新築着工等歴史的低水準に低迷する今の米国経済が、なおGDPでプラス成長を継続していることの方が、私には不思議です。 したがって、数年先、たとえば失業率が6~7%台ぐらいまで回復してくると、すさまじいリバウンドがあるのではと予想しています。それまでは需給調整はある程度仕方ない。
ざっくりですが、米国のGDPが1%増加すると、中国のGDPが3%増加するのに匹敵します。米国のGDPが3%成長するということは、中国で9%のGDP成長率に匹敵することを意味します。一人当たりのGDPは10倍以上も差があります。
と言いつつ、追加投資は決算発表が終わってからにしよう。いつも発表前に買って痛い目に合っているから。 日本は参院選の結果が相場に影響を与えるといわれていますが、「?」という感じです。 消費税や菅さんの発言より、インテルの決算やバーナンキ議長の発言に左右されるように思います。
企業年金の担当者が日本株式投資の資金を新興国にシフトするという記事がよく出ています。 企業年金担当者ご自身が、自分の企業や取引先企業の株を買うのをためらっているというのが、「お宅の社長は何やってるの?」と外野ながらに思いました。 確か、社員には自社株を買えって言ってるんでしょ? 社員個人の財産形成に自社株を詰め込んで、業績に関係する年金財産は自社をはじめとする日本株を避ける、理解不能な発想と行動だ。
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