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カテゴリ:投資成績
ここ2~3か月でかなり買ったので、昨年末比は目安ぐらいと考えた方がよいでしょう。イメージではトントンぐらいです。円高が運用成績にやや響いております。 また、前回は米国の雇用統計が悪く、失望売りでかなり悲観の淵にあった時点です。ダウ平均が9686.48で終わった日との比較です。
持ち株の決算も本格化し、もう峠を超えた感がします。これまで米国株7社のうち、予想を下回った企業はありません。中には予想通りという 「芸術的」 な決算もありました。予想を超えたといっても1セントや2セント上回っただけの、 「神業」 のような決算もありました。
しかし、総じて、新興国で稼いで、先進国で悪化を食い止めるパターンは日米共通しています。 決算自体は良くても、米国内売上高が前年比を下回る企業、たとえ前年比が伸びていても弱い数字や、米景気の減速感をよく表している内容が多かった。 さらにユーロ安をアジア通貨高で補っている企業もみられました。円高も米企業決算に追い風だったようです(フィリップモリス)。
米株は決算でラリーとなっていますが、肝心の米国内の売上高が弱く、マクロ指標は今後も期待薄で8月のどこかでまた下げ基調になるのかなあ、と感じております。
日本企業は米株に予算を突っ込んだので球切れ状態で、決算前のボロ安だったキヤノンのような企業を買いそびれて悔しい思いをしています。 ホンダやキヤノンの好決算を見ていると、円高カンケーないじゃん、と思ってしまいました。この為替レートで慣れてしまうと恐ろしいですね。
J-REITは、なんとなく株と逆相関的に動いていた印象が残りました。株がボロボロの日でも案外しっかり伸ばしていました。利回りが良いからでしょうか? かつては円高とともに値下がりしていたのに。結構本格的に日本不動産市場に再参入するファンドや中国人の記事が目立ったのが良かったのかな? (中国人もCFで収益還元的に不動産を評価するようになったというTVコーナーがありましたね。彼ら家賃のデフレとか人口増加率とか、わかってんのかな? そもそも自国通貨元が世界的に割安で修正されると外貨投資はダメージ大きい)
銘柄異動 売り:バンクオブアメリカ シティグループと比較した場合、シティの方により将来性を感じると判断し、売却。今のCEOでは巨艦バンカメを乗りこなすことは無理でしょう。
買い:シティグループ、ジョンソンエンドジョンソン バンカメの売却代金の一部でシティを買い増し。 銀行株はシティとHSBCのグローバルコマーシャルバンク2本立てでしばらく走ることになると思う。チャンスがあれば、スタンダードチャータード銀は買うかもしれない(実は個人的な評価はスタンチャートがナンバーワン)。それ以上はキャパオーバー。
8月の展望 毎度ながら金曜日の雇用統計ですね。新規失業保険申請者数が45万人で高止まりしているので多くを期待できません。短い夏になりそうです。 住宅指標もそろそろ逆展開(注:中古住宅を指しています)に振れる可能性があります。 一方、企業の決算は確実に改善されています。バリュエーションが良くなって、買いが入るか否か?その場合はダウ平均1万ドル近辺でもみ合える。 しかし、秋にかけて底抜け脱線ゲームの予感。対策を考える。
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