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カテゴリ:投資成績
9月3日で締めています。日繰りの関係で毎月決まっていませんが、今月は雇用統計後の週末締めです。この日の相場が一番荒れるからです。 この猛暑の中、まったく暑さを感じさせず、むしろ南極のように冷えた株式相場だと思ったのですが、9月に入って怒涛のごとく上昇しましたので、おおむね堅実だったと思います。ただし、円高分マイナスになってしまいました。TOPIXは-3%、S&P500は-0.2%、ドル円は-2.5%ですから、日銀さん何とかしてくれという感じですね。日米の株は決して価値が下がったわけではありません(けど個別には相当下落した)。
最大イベントの米雇用統計はまあまあの線で、前月も上方修正されており、7月、8月と連続で市場予想を上回ったことになります。もっとも、すっかり「南極相場」だったので、予想そのものが相当弱気だったという点を勘案しなければならないでしょう。 それでも、個人的には米国経済はいわゆるDouble-Dip-Recession を回避できそうな蓋然性が高まってきたと思います。あとはケースシラーをはじめとする住宅相場の再下落局面を乗り越えれば、何とか視界が開けそうに思います。 今月下旬のケースシラー指数は一つの山でしょう。さらに季節的に相場が荒れやすいので、そのための備えも必要だと思います。
ポートフォリオ動向は、アメリカ株はなんだかんだで横ばいでしたが、日本株は荒れました。上位ポートフォリオは5%ダウンで、9月に入りピジョンの決算がおかしいといって、一気に-20%の下落を見せました。 ピジョンは8月末に中間決算を発表し、営業利益が対前年比-20%に終わったことが嫌気されたようですが、四季報でも会社の当初予想でも、上期は販促費が嵩むので減益になるといっているのに、一気に売り込まれてしまいました。会社に電話しましたが、市場の過剰反応だろうという感想を持っているようでした。 月曜日に決算発表があるので、真偽がはっきりしそうです。
J-REITが非常に好調ですが、今月はNTT都市開発が新スポンサーになったプレミア投資法人の最大の山だった投資法人債のリファイナンスに成功したのが大きく寄与した。同じ理由で、伊藤忠の増資資金を元手に投資法人債のリファイナンスに成功したアドバンスレジデンスも好調でした。REITはあと、分配金の下げ止まりを見せてほしい、それだけ。
銘柄異動 売り:銘柄を乗り換えるため アイチコーポレーション:内需型建設機械ですが、なぜか為替に敏感で困っていた。トヨタG企業である点が輸出を連想させるのでしょう。当面景気回復が期待薄だと思い売却。 ダウケミカル:一部だけ売却。他の銘柄の購入資金をねん出。 買い シーボン:前回のブログに詳細を記載済み。 ETF Ultra Short S&P 500 (SDS) Firstradeに残ったわずかな資金で購入。S&P500をショートするETFです。仮にS&P500が1%下落すると、当ETFは2%上昇します。S&P500が1%上昇すると、当ETFは2%下落してしまいます。残念ながら?購入以来、-5.24%と含み損を抱えています。 TOPIX連動のショートETFがあったら、人気ETFのトップ3に入る商品になることに自信があるのですが・・・。当局の姿勢から見て実現容易ならず。
9月展望 雇用統計はどうだろう?木曜日のInitial Jobless Claims (新規失業保険申請件数)が少なくならないのなら問題でしょうが、これまでほどの論点になりにくくなってきている可能性があります。 個人的には住宅価格にいよいよ目を向ける時が来た、と思っています。買い意欲は非常に乏しく、売り物件は相当溜まっています。需給バランスが崩れているのは明白で、再下落する可能性が高いのですが、その程度、および市場の反応は9月が第一関門になると思います。 あとは季節的に投信やヘッジファンドの解約売りとかが出てき始めるので、上値は重たそう。
結構買うのを抑えているので、目標株価を下回った個別銘柄は拾っていくようにしていきたいです。 (注:個人的な勝手な予想ですので、あしからず)
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