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カテゴリ:投資成績
1月は-0.1%でした。米国株はフォードの決算がイマイチということで、同社株が急落したことが大きかった。あとはセクターローテーションの影響からか、フィリップモリス等の配当株の調子もよくない。 さらに、ヘルスケアセクターはスランプ状態となって、好調だった金融・素材・エネルギーのプラスを打ち消してしまいました。
【マクロ経済雑感】 中東問題などのかく乱要因がありながらも、S&P500は堅調でした。QE2の影響からか、EUの利上げ観測からか、有事であるにもかかわらずドルは買い進まれず、ドル安になっています(Dollar Indexの下落ほど対円では下落していない)。 オバマ大統領は一般教書演説においても、アメリカの競争力回復を強調していました。今でも十分競争力があると思うのですが、これ以上競争力がつくと、恐ろしく感じます。 GEの工場での演説でも輸出を強調していましたね。
アメリカでも法人税の引き下げがテーマとなっていましたが、個人的にはレパトリ減税(海外現地法人からの送金に対して税金を免除する。日本ではすでに、海外現地法人からの配当は益金不参入となっている)が成立するかに注目しています。 アメリカの巨大企業は海外売り上げ比率が高いので、現預金の相当部分を海外の現地法人に寝かせたままになっています。これを配当原資として活用できると、特に、ハイテク企業の配当性向が高くなるのでは、と期待しています。
QE2をはじめとするドル安政策が中東問題や商品価格の高騰を招いているともいえるので、金融緩和の副作用が出始めていますね。
【ミクロ経済雑感】 コモディティの価格がそろそろ企業業績に影響を及ぼし始めました。フォードやP&Gでは原材料の値上がりが予想以上に大きかったようです。これが最終製品に転嫁されると(すでにコーヒーなど一部では値上がりを表明している企業がある)、待望の?インフレってことでしょうか。 いざインフレになると、所得水準が十分回復していないので、大変なような気がしますが果たして?
【銘柄異同】 売り:MSCIコクサイの一部 買い:任天堂
ニューマネーの投下はありません。
【2月に向けて】 ダウ12,000、S&P1,300は心理的に高いような気がするものの、年初来から下がっている銘柄もあるので、拾っていくようにしたいです。
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Last updated
2011/02/02 09:38:20 PM
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