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カテゴリ:投資一般
新聞ではアメリカ経済の回復基調を いまさらながらに 取り上げていますが、個別企業の状況は、自分のポートフォリオ企業については楽観できるわけでもない。
目立ったのは コモディティの値上がりです。要するに原材料高です。今の決算は10~12月期ですので、QE2の初期といえると思います。 1月、2月とその影響はさらに大きくなっているはずで、1~3月期に値上げにスライドできる企業はそう多くはないような気もします。
一方、ヘルスケアセクターでは、EUの緊縮財政に伴う医療費の抑制プレッシャーが薬価や医療機器の単価を押さえ込み、アメリカの昨年の医療制度改革によって、コストがさらに高くなる予定です。
新興国では相次いで金利が上がってきて、金融緩和のEXITになりかかっています。まだまだ新興国での需要で決算を作っている米企業も多いので、注意が必要かもしれません。
日本はスタグフレーションにならなければいいのですがねえ。
ただし、資源などは2013年ごろから、2007年以降に増産体制に入った開発鉱区の運転開始などもあるのではないかと思っているのですが、甘いかなあ。 農業も、遺伝子組み換え種子の新製品がダウやデュポンまたはモンサントから出ているので、需給は見合ってくると思います。
問題は金利動向でしょうか。今は上がることが自然な成り行きに見えます(新興国が皆で米国債を買い占めれば別ですが)。借り入れニーズは低いのですが、ニンニクにお金を投じるよりは、銀行預金をさせたくなるように、仕向けるためです。 しかし、もともと借り入れ意欲は低いので、商品市場から吸い取ったお金をどこに振り向けるのか、そこまで個人が考える必要性もないでしょうが、不動産かなあ?懲りもせずに? 国債償還できないのか?
応援よろしくお願いします。
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