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カテゴリ:投資成績
いつもながら3月4日で締めています。 3月4日時点ですが、年初来ドルインデックスが大きく下落(-4.3%)していますが、ドル/円は0.9%円安になっています。
この影響なのか?TOPIXがS&P500をアウトパフォームしています(もっとも月曜日東京が暴落する可能性は大いにある)。
ECB利上げが確実的な情勢となったとはいえ、中東の状況や米国の経済指標からかんがみて、あまりよい気がしないドル安です。 スイスフランは相変わらず上がっているようですが、円は下落し始めたと見るべきでしょうか?
米国株は主力の一角、フォードが原油高の影響もあり、冴えず、全体の足を引っ張ってしまいましたが、インフレに強いタバコ銘柄の上昇により被害を最小限に食い止めています。
日本株は主力株が目覚まし時計のように急上昇したおかげもあって、久々にポートフォリオ全体に貢献しました。
J-REITは利益確定売りがあった後、日銀に余剰枠が残っていることがわかったのか、買戻しされているようです。
【銘柄異動】 売り:MSCIコクサイ、モトローラ全株、ダウケミカル(一部) 買い:IBM、アルトリアグループ(買い増し)、AT&T
積み立て投信やめました。コクサイの上位銘柄と自分の持ち株が非常に似ており、意味がなくなった。MSCIコクサイの分配金は、ここ数年10,000口に10円と固定されており、これは国際的な優良企業(注:アップルを除く)の配当利回りの約1.5%から2.0%を大きく下回っており、配当金再投資上、非常に不利益になるのではないか、と考えた次第です。
アルトリアグループはフィリップモリスの米国内販売企業でして、両社は同じ会社だったのですが、フィリップモリスインターナショナルがスピンオフにより分社化し、その抜け殻のような会社です。 しかしながら、米国内タバコ市場の過半数を掌握しており、Cash Cowな状況にあります。 アメリカでは禁煙率は下がっていますが、喫煙者数は横ばいといわれています(人口が増えるから)。 Smokeless Tobaccoは毎年5から7%の数量ベースの市場拡大があり、この分野が今後の鍵を握っています(こっちのほうが利益率はいい)。 米国株ポートフォリオ4位の主力株になりました。
AT&Tはアメリカの通信会社ですが、かつてのAT&Tの子会社が買収を繰り返し、親会社を買収するという変り種です。
キャリアをどこか1社と結構考えたのですが、結局、配当利回り、成長性と安定性を考えるとAT&Tに行き着きました。 ボーダフォンだと携帯専門が魅力ですが、絶対的に強い地域がなく、長期の保有だと少し心配、NTTドコモも悪くないが、今回はAT&Tとした。その差はDRIPが活用できるか否か。 AT&Tは配当利回り6%ですので、PERに変化がなければ、何もしなくても毎年6%の下駄が履ける(税引前ベースですが株数が毎年6%増える計算になる)。
【マクロ経済雑感】 雇用統計は失望だったようですが、ついに民間ベースでは20万人を超えましたし、失業保険申請者数も370,000人を切るなど、本格的な動きになってきました。 原油価格不安が台頭してきましたが、需要不足からではなく供給不安が要因です。サウジアラビアが重要な鍵を握っていますが、比較的安い天然ガスが豊富にありますので、決定的な不安要因にならないのではないか、と慎重ながらも機会を探っていくことにしています。 本音を言えばS&P500が1200台で推移してもらえるとありがたいのですが、皆押し目買いを狙っているようですし、決定的な下げ(一日でダウ平均が3%減とか)があったわけでもなく、3月は容易にならない月かもしれません。 狙った銘柄がストライクゾーンに来るまで十分ひきつけたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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