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カテゴリ:投資一般
新聞社がひとたび支配的な地位を築けば、品質がよくなるか悪くなるかの鍵は読者市場ではなく新聞社自体が握っています。品質のよしあしにかかわらず新聞社は繁栄できます。 この原理はどんな事業にも当てはまるわけではありません。品質が悪くなれば業績も悪くなるのが一般的です。
読者市場が新聞に高い品質基準を求めてはいない以上、新聞経営者自身がそれぞれ自紙の基準を設けなくてはなりません。
この痛烈な新聞業界批判?は記者クラブ批判で有名な上杉隆氏ではなく、なんとウォーレン・バフェットの1984年の株主への手紙からです。
アメリカでも日本でも新聞社の実態は似たり寄ったりでしょうか。もっとも両国とも「繁栄」はインターネット企業に取って代わられましたが。バフェットさんの説明能力はすばらしい。 もっともバフェット氏は、バッファローイブニングニュース社とワシントンポスト社への多額の出資と取締役として、2社の経営陣は高い品質基準を設定していると賞賛していますが・・・・。
「読者市場が新聞に高い品質基準を求めてはいない」この部分は考えさせられます。
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Last updated
2011/07/14 01:14:16 AM
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