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2009.09.09
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カテゴリ:カテゴリ未分類
ここんとこ、おかげさまで仕事が少し忙しくて
日記を書いているヒマがありません。
とはいえ、このように長い文章を毎日書く事によって
作家への道の勉強と思っているのなら
毎日毎日コツコツやる事が大切なのですが・・・

所詮、ボクのコツコツは体操の皆勤賞がセキの山です。
トータル成績の方も101位ととても中途半端な成績でした。
もし、100位に賞品が出たらくやしいだろうなぁー(笑)

昨年のこの時期に36~7年ぶりに小中学の同窓生多数と再会しました。
回りくどい言い方だが、よーするに同窓会があったのですが。
昨年は春先にも高校の(こっちは部活のでしたが)同窓会のようなものがあり
こちらも33~4年ぶりの人とたくさん会えました。

高校の方は、年数が少ないせいか(ちょっとですが)
ほとんどみんな思い出せました。
でも小中学となると、これはもう大変・・・。
ほとんど誰?って感じでした。
本当に親しかった友人、今でも会わないけど年賀状のやりとりをしているとか
特別に可愛かった人とか、むちゃくちゃ悪かった奴とか
そういう人はすぐに思い出せます。
向こうもボクの事を忘れていてくれると
話はテキトーにしとけばそれはそれでその場を繕えるのですが・・・。

厄介な事にボクは非常に印象的な人物だったらしく
知らない人がいないというか、すぐに思い出してくれるというか
身体が大きかった事もあるし、頭は小中学はまあまあだったし
スポーツは出来なかったけど、マンガはいつも描いていた・・・らしい。

「いつも手を真っ黒にしてマンガ描いてたね」とか
「漢字には強かったよね」とか
「クラスではひょっとしたら、一番人気あったかもよ?」とか
いろいろ言われているうちに、すっかり忘れている当時の自分を
思い出すというよりも作り上げていく感覚でした。

そんな中、ひとりの女性がこういいました。
「ごんぞう君って、小学校の頃、人の話を聞くのが上手だったネ。」

これよくわからないです。
小学生の頃に、聞き上手っていわれても嬉しくなかっただろうし、
第一、聞き上手の小学生って何だ?って思いますし
それをランドセル背負いながらも分析しているあんたはだあれ?な訳です。



「ごんぞう君。私の事、覚えてる?」
まずは名も名乗らずにいきなりこれ。
「えっ?誰だっけ?」
正直なボクはついこう言ってしまった。
どう考えても初めて見る顔なのである。
彼女はちょっぴり残念そうに
「T子よ。サ・サ・キ」
名前にも覚えがない。
ガッカリが怒りに変わりつつ有る彼女は言った。
「本当に覚えてないの?ウソでしょ?修学旅行も同じ班だったし
お姉さん同士も仲良かったし、思い出してよ!」

まるでボクは記憶を失った冬ソナのヨン様のようだった。
「ごめん・・・」どうしても思い出せないので
ボクは謝るしかなかった。
それが彼女を余計、傷つけたようで・・・

その後、宴会場に移ったのだが、不運な事に
席決めで彼女ととなり同士になってしまった。
気まずさは頂点となったが
彼女は半分あきらめたように、
今の仕事の話や家族の話をおだやかにしてくれた。

宴の中程で、卒業アルバムのコピーが配られた。
それが再び、彼女に火をつけたようで
「これよこれ!」
彼女の指の先には今の彼女には似ても似つかぬ
ボーイッシュな少女がこわばった顔で写っていた。
酔いにまかせて「あら?少し思い出したかも?」というと
すぐに見破られ「いいよ。無理しなくて」と返された。

飲めや歌えやの夜は終わり静かな朝を迎えた。
酒の抜けきらない身体にポットの冷たい水は旨い。
やはり故郷の水が一番美味しいのかもしれない。
もう一杯、水を飲みながら、ゆうべ配られた写真のコピーを見る。
T子があいかわらず、睨んでいる。
すると不思議な事に、まるでそこからT子が
浮かび上がってくるような感覚に襲われた。と同時に
はっきり思い出した。
T子ちゃんとの楽しかったいろんな出来事がいくつも思い出された。
「T子ちゃんじゃないか!!何忘れてんだよボクは!!」
部屋を飛び出して大声で叫んだ。
「おおい!T子ちゃんはどの部屋だぁー!」
「何、大声出してんのよ」T子ちゃんが一番奥の部屋から出て来た。
「T子ちゃん!悪かった。やっと思い出したんだよ!」
T子ちゃんの両手を握りながらボクは小躍りした。
T子ちゃんは少し涙ぐみながらいった。
「そ。やっと思い出してくれた?」
「思い出したよ!茅の茎を注射器にしてお医者さんゴッコとかしたT子ちゃんだよね!」
「・・・」



彼女は肯定も否定もしませんでした。
だからボクの記憶が正しかったのかどうかは
またまた深い霧の中という感じです。
だってそれが一番印象深い事だったからなぁー。

グッドラック。





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最終更新日  2009.09.10 00:01:30
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