|
カテゴリ:カテゴリ未分類
先日、とある駅から地上に抜けると
私を待ち構えていたように 前歯のない老女が声をかけて来た。 「お兄さん、すみません。。。」 勘のいい私の事だ。この一言で あ!『お金ちょーだい』だなと思った。 「私が悪いんだけど、パチンコやりすぎて 一文無しになってしまい帰りの電車賃がありません。 必ずお返ししますから500円いや1,000円貸してください」 金額が急に倍になったのは腑に落ちないが 私はこんな時、これは試されてるなと思う。 誰に? もちろん神に(笑) そして余り上から目線にならぬよう 神様に偽善ぽさがばれないように 天国か地獄か分けられる所で 少しでも天国ポイントがあがるように・・・ 私は前歯のない老女に1,000円札を渡しながら こう言った。 「もう止めな、こんな事。金は返していらんし」 前歯のない老女は頭を何回も下げながら はい、もうしません、ありがとうと繰り返した。 「本当はきっと旨い事いったと思ってまたやるんだろうな」と ふと思った。でもそんな風に思って 天国ポイントがさがったらイヤなので いやいやそんな事ないと足早にその場を立ち去った。 ふとその前歯のない老女が負けたであろうパチンコ屋に立ち寄ると とどのつまり私は4万円も勝ってしまった。 「神様のいたずらだな」とこんな時、私は思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.03.27 17:35:57
コメント(0) | コメントを書く |