のらりくらりと行きたい

今回は権造先生の講習会、ってことで、木曜日にちょこっと準備した続きを昨夜やることに。９時前にチビを寝かせながらやっちまおうと思ってベットにパソコンやらノートやら持ち込んで始めたのだが、速攻寝てしまったようだ。。。
いつも睡眠時間が６～７時間って事できっちり目が覚めたのが朝４時前。。。折角早く寝たのならぐっすり寝かせてくれよ、この体、、、と我が体内時計を恨みながらも気が付くとあちこち電気はつけっ放し。一旦起きて家中電気を消してまた寝ることにした。
なので、ついに外ブログにお引越ししてからの連日日記記録はあっさりと終了。別に毎日書かなきゃ～と思ってたわけではないんだが、なんだか残念。。。

昨日は仕事の後、家に帰ってからもも造が自転車で散歩に行きたいというので、権造は渋っていた。もも造ここ造の補助輪暴走族と一緒に徒歩で出かけると結局コミュニティの敷地内を一周走り回るハメになる。年老いてきた本家は最近途中でバテるので、本家を抱っこしながらパララパララ～～と蛇行する補助輪暴走族を追尾するのは至難の業なので最近は本家はこの時は自宅待機してもらい、その後いつもの小散歩コースを全員徒歩で行く事にしている。
『もも造とここ造、ゆっくり行かずに言う事聞かないからいやだ～～。』
『オウ、マミ～。ホワイドンチューバイユアバイシクル？』
あ～、権造の自転車ね～～。そういや、欲しかったよな～、と思っていたら見に行こうと言うのでとりあえず見に行ってみる事にした。

とりあえず、なので遠くまで行かずに最寄のトイザラスに。確かチビチビ自転車だけでなく立派な大人サイズのものまであったはずだ。
行ってみるとやっぱりあったあった。で、とりあえずのハズなのに見てるとやっぱり欲しくなる。
が、競輪選手を目指す訳でもなく時々チビとぶら～りと乗る程度。何百ドルもするようなギアが限りなくチェンジできるようなスゴイのは要らないので、お手ごろ価格の3段ギアにした。色と形しか見ていないので即決でトイザラスのおっさんを呼ぶ。乗ってみるか？と言われたが、すでにチビがアレ欲しいあっちの方に行ってみたいとオモチャの方を指差しているので自転車だけさっさと受け取りトイザラスを後にした。

帰宅後、権造の新品マイバイシクルに興奮した3人は、ウキウキと各自の自転車を外に出し、じゃ！行くかっ！と自転車に跨る。
ところが、、、。権造のマイバイシクル、かなりサドルが高い位置で固定されていていざ跨ってみると片足のつま先が地面に付く程度。こりゃーツライでしょ、と思い工具箱を持ち出してきてペンチでネジを固定するボルトを外そうとするも微動だにせず。六角なんちゃらを探してみたものの、工具箱に見当たらずさてどうしたものかと思ったのだが、チビ2名はすでに　リーダー、早く走ろうぜ、アツい血が燃えたぎってるぜぃ状態にあり、今日の走りはやめにしようぜと言っても聞きそうに無い。ま、いっか。1周くらい大丈夫でしょ、とそのまま走り出したのがいけなかった。

止まりさえせず自転車漕いでるだけなら快適である。最後に自転車に乗ってたのって、およそ２０年前だろうか。こういうのって忘れないもんだよな、と感心しながら第一カーブを曲がり後ろにレディース２台引き連れて走り出したんだが。
コミュニティ内は車が徐行するように、道のあちこちにバンプ（ボコッと出っ張ったアスファルトの線）がひいてある。ちんたらちんたらとよそ見をしながら愛車をころがすここ造はよくこのバンプにひっかかり進めなくなり権造にヘルプミー攻撃を繰り返す。
第一カーブ後のバンプは太目のもので、いきなりここ造斜めから攻めて乗り上げヘルプミー。あああぁ、いきなりかよ～～と自転車でくるりと戻ってここ造の横で止まる。

止まった瞬間、足が付かずに権造思いっきりよろける。うぅわたたたたっ！！と横にコケそうになりかろうじてつま先が着地、すっ転びそうになりあわてて自転車から飛び降りる。
ぽかーーーんと見るここ造を引っ張ってバンプ越えさせていると、丁度その様子を見ていた斜め前の家の御茶ノ水博士が、『ヘイッ！自転車買ったのか？モモゾウココゾウみたいに補助輪つけたほうが良くないか？ワハハ～～～。』といらぬ茶々を入れてくる。
『コレはサドルが高すぎるだけでちゃんと乗れるってば！』と一声吼えて、再びスィ～っと走り出すも直後にここ造が近隣の芝生に暴走し乗り入れストップ。で、権造再びうぅわたたたっ！！と飛び降りる。
『ワハハハ～～。グッドラック！何分後に帰ってくるんだ？面白いからまた外に出て見てもいいか～～？？？』
御茶ノ水博士、うるせい。『乗れないと乗りづらいはものすごい違いがあるんだってば！』と再び吼えてさっさと御茶ノ水博士の視界から消えることにした。

も～～こうなりゃ順番変更、と族のヘッド自ら後ろに下がる決意をし、ナンバー２のもも造にトップを任せてその後一番蛇行が激しいここ造、そしてひたすら後ろから付いていこうと決めた権造が最後尾について再出発したんだが、今度は下剋上しトップの座に着いたナンバー２もも造が興奮してどんどん加速する。
『コラーーー、もも造っ！ゆっくり行けって言っただろうがーー！！！』
最後尾から響くヘッドの声に、ええぇ～～なにか言いましたかぁ～～～？と最高速で行きつつ振り返るもも造。まだまだアタマだけ振り向くという器用さは無く体もハンドルも思い切り振り向いてしまい、力学の法則に則り直後転倒。
ああぁぁ～～ちきしょう、このアホめが！とスピードアップしてもも造の所へ行ってみるとケロリと立ち上がりさっさと自転車に跨る。ナンダヨ、大丈夫じゃないか、と思った瞬間遥か後方でここ造の叫び声。
『へ～～る～～ぷ！！うぇいとふぉ～みぃ～～～～！！！！』
取り残されたと思ってその場から動けなくなり道のど真ん中で号泣している最年少レディースここ造。。。。こっちに来い！と叫んでも来ないので再び戻りよろめきつつここ造を押してレディース号スタート。

この時点で家７件分程しか進んでおらず、やっぱ帰ろうぜと言うもののレディース達はどんどん先へと突っ走っていく。そのまま突っ走ってくれればいいんだが、バンプだ芝生だリスだと些細な事でストップしその度にうぅわたたたた！！とよろめきながら降りては押し乗っては押しを繰り返す権造。
『練習してから乗ったらどうだ？』
『そのシート、高すぎじゃない？』
『チビの方がうまいんじゃないか？』
普段言葉を交わす隣人エリア通過中はあちこちヤジを飛ばされながらよろめきながら行ったり来たりと少しずつ進んでいった。

大きい道路に出てからは、道路の幅に比例してレディースの蛇行も激しくなり、いくら土曜日のコミュニティ内道路とはいえ、車が前から後ろからやってくる。その度に
『そっち、右に寄れっ！右って分かる？ライト、ライトだよっ！！』
『ストーーーーーップ！！止まれぇぇ！！』
普段徒歩で追いかける時も怒鳴り続ける権造だが、自転車だと軽く倍は怒鳴ってる気分。
にもかかわらず、ネコが居たら自転車放り出して走って暴走、芝生のスプリンクラーの水がかかったら同じく自転車放り出して泣いて逃げてくるという有様に、もう誰よりも権造をヘルプミーして欲しい気分になり、結果いつもより遥かに時間をロスしつつ帰還した。

御茶ノ水博士宅に再び接近した時には、あのオヤジ、まさか本当に家の前で待ってないだろうな、と遠くから確認したが外に居ないようなので通り過ぎたら、窓の向こう側で手を振っていた。博士、ヒマなのか？？

思ったよりも数倍の運動量になり、ぐったりと何をする気力も体力無く、いつもは外食デーの土曜日の夕飯は家で残り物セットで済ます。気付くとなんだか痛いケツ。。そりゃそうだよな、足が付かない自転車であれだけ乗り降りしながら走り回ったんだから。

今日は作造が起きてきたら何よりも先にこの憎きネジを外してもらい無事にサドルは下ギリギリの位置まで落としてもらった。今朝ももちろんレディースはバイシクルバイシクルと大騒ぎしたんだが、今朝は家の前限定。明日からも連日学校から帰ってくると暴走をせがまれるんだろうが、平日の夕方の帰宅ラッシュ時は絶対に避けよう。。。危険なだけではなく権造の精神的面でよろしくない。

権造が自転車を買ったら、もも造の夢は近所のドラッグストアまで３人で自転車で行き、店の入り口近くの駐輪場にチェーンの鍵を付けて停める、というものだったのだが、昨日すでにその夢は『もも造は補助輪無しで。ここ造はバンプをすべて越えられるようになったら。』と言う条件付に変更した。塀で囲まれたコミュニティ内であの始末だから、塀の外の娑婆の世界では何がどうなるか分かったもんじゃない。しばらくは家の付近のみ！としよう。
健康の為も自転車っていいかも～と考えた過去の日が懐かしい。。

マイ自転車、時々休みの日にでも一人のんびりころがしてみたい。

あ、こんな事書いてる場合ではない。
明日の準備を仕上げねば。。
といいつつ明日の朝ギリギリになってからやるんだろうな。。