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カテゴリ:仕事
今日はサロンの月例ミーティング。
女王は自分のアシスタントがバケーションで国に帰っており『ワタクシ、お手伝いが居ないのでお仕事休むことに致しましてよ。』と突然ご休養宣言で不在。妃殿下も子供の学校行事で不在。よって平和なミーティングであった。 来月は地球環境月間であり、毎年世界中のAVEDAは違う団体と提携して出来ることをやっている。ここ3年は『Water』、水がテーマとなってるんだが、今年はそれぞれのエリアに分散されるらしく、フロリダ中南部はエバーグレースの保護に努めるようだ。 エバーグレース国立公園は世界遺産にもなってるらしく、開発が進む中今は危機遺産リストにのっている。 ミーティングにはAVEDAからこのエリアのサロン担当のメイが来ていたのだが、メイよりもジョージの方がエバーグレースに詳しいようで色々な話を聞いた。 唯一のアクセスのために開発された道路の為に、一時は道路で遮断された南側と北側はまったく違った様相になってしまったらしい。ジョージはこの頃、セスナで上空を飛ぶツアーに参加して実際に見たらしいんだが、片側はマングローブが枯れ果ててすっかり一面茶色になってしまってたようだ。 その後保護活動が盛んになり一時の危機は脱したものの、生態系も崩れていく一方で歯止めがかからないのが現状らしい。 湿地帯というのはあくまで湿地帯で水がたまってる沼、と言うようなイメージがあったのだが、ジョージの話によるとエバーグレースは世界で一番流れの遅い広大な『川』らしい。 ゆるやかなゆるやかな流れのあったエバーグレースに開発の為に道路を引いてこの流れを遮断してしまったために片側の水流がなくなって水質が激変して植物が枯れそこにすむ生物たちも死の危機に瀕したようだ。 ジョージはこの周辺のエコツアーに何度も参加したことがあるらしく、今年の地球環境月間に対する思い入れはかなりなものらしい。アースデーに当たる4月の22日は北米のカナダとアメリカの各都市でWalkathonという行進をするらしいんだが、マイアミでもサウスビーチでやるらしい。 元々自然の植物を使い体にも環境にも優しいものを、というコンセプトで35年くらい前に始まったAVEDA。世界のあちこちの国の村々と契約し、現地の人に委託して植物を育ててもらい、利益をその土地に還元しながら大きくなってきたAVEDAなんであるが、エスティーローダーの傘下に入ってからはなんだか行動が派手になってきた。この行進にしたってデモ行進みたいなもので、これじゃー怪しい環境団体みたいになっちゃうかも、と権造は気が進まないので行かないでおこうと思ってたんだが、『現在4月の22日の午前中に予約の入ってない従業員は全員参加!一緒に行こうぜぃ!!』のジョージの一言で予約無し組全員参加に。 数年前まではAVEDAのライフスタイルストアでCutathonというカットのチャリティーをやっていて、参加して10ドルでカットして全額寄付してたんだが、こっちのほうが『自分が出来ることをやっている』という感覚があり良かったんだが。 シュプレヒコールあげながらプラカード持ったりして進んだりしちゃうんだろうか、、、とイメージ的には気後れするんだが、実際去年行った人に聞いたらほのぼのとしてたものらしい。ほのぼのとか聞くと逆に、お遊びじゃねーんだからよ(怒)と思っちゃうからどーしようもない自分である。 ま、行ってみることにする。実際行ってみないとどんなものなのか分からないし。 マイアミのみなさん、4月の22日朝9時頃にビーチでデモしてる団体のニュースを見たら権造が居るか探していただきたい。おそらく、どーなんだよコレって顔して歩いてると思う。 AVEDAが本格的に地球環境月間に活動を始めたのは1999年。権造は初年度から関わって来てるが、少し様変わりしてきているのかもしれない。 世界中の人口の3分の2は飲み水に値する水質の水へのアクセスが無いそうだ。よって平均6キロの道のりを水を求めて歩く生活だったり、近くの水質の悪い場所から得た水を飲み各種の病気で命を落としたりするらしい。 去年の月間のTシャツのロゴは『世界中で15秒に1人の子供が綺麗な水へのアクセスが無く死んでいっている。』というものであった。今年はエリアによっては人を救うというよりは環境を救うという活動もあるために、水のペットボトルに向かって歩いていく子供の足跡の絵が描いてある。毎年20ドルで買ってるんだが、材料費制作費(多分3ドルもしない??)を引いた後に残るお金は全部寄付となるんだが、器がでかくなってきてるのでこの途中にもなんちゃら費ほにゃらら費なんて引かれてるんだろうな~、一体幾らがちゃんと最終的目的地までたどり着くんだろう、と思う。 ホットラインに電話したら全ての情報を教えてくれるらしいので一度電話してみよう。 そして再来月。 5月の20日に権造先生はAVEDAアカデミーに出張し、美容学校生を相手に講義をすることになっちまった。 AVEDAアカデミーが新しく始めた『現場の人から学ぶ』シリーズの一環なのだが、話を持ってきたメイにジョージが勝手に推薦しちゃったらしい。 サロンから数人連れて行く、ということで2時間くらいの講義の中で、権造の持ち時間1時間。ジョージがビジネスの話をするのが30分。ジュニアスタイリストの仕事場での感想を話すのが30分。というのがジョージの計画らしく、『女王に話を持ってかないと大変な事になるんじゃない??』と権造が聞くと『いや、一風変わったアプローチのほうがサロンのインパクト強そうだから。』と言う事らしい。 一風変わったアプローチ。。。。。権造は一風変わってるんだろうか。。。 わがサロンの講習会とは違い、ピチピチの現役生徒の大群の前での講義である。 はぁ~~~~。何喋ろうか。で何やろうか。。。 この前の勉強会みたいに最後のギリギリに準備するんじゃなくって、かなりな下準備が要りそうだ。自分の学生時代の事を考えても突拍子も無い質問とかしてたっけ。質疑応答の下準備なんかもしないといけないんだろうか。。。。メンドクサイ。。。。またギリギリに突貫工事で準備しそうな気配が。。。ぶっつけ本番結構大丈夫な体質だし。。。 すっかり逃げの体勢である。 ミーティングの途中でメイやジョージの話を一生懸命メモに取ってたんだが、アシスタントが『置いてあった』権造のメモを捨ててしまい紛失。 エバーグレースの話とアメリカ政府が国家予算を割いている環境保護の内情とか書こうかと思ってたんだが数字無くては戦えないので薄っぺらい日記になってしまった。 デモデビュー(、、、。)の際に何がご報告できれば、と思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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