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2009年04月27日
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カテゴリ:本、テレビ、映画
作造も休みな本日は久しぶりにチビ連れで映画に行ってきた。
アニメチャンネルのCMで最近ずっと流れていた『Earth』という映画である。

ディズニー映画のドキュメンタリーで、ドイツとイギリスが製作したようだ。
CMでは動物がてんこ盛りに出演しているようで、中でも鳥のヒナがものすごい高さの木の上からジャンプするシーンに、もも造ここ造と一緒に魂を持っていかれていたのでずっと見たいと思っていた。

いつもの飲茶で昼飯を済まし、サンセットプレイスというモールの中の映画館に行った。
映画は3時からなので昼寝タイムのここ造は寝てしまうだろうなと思ってたのだが予想に反しての頑張りようで、全く眠る気配も無く画面に視線が釘付けであった。
今までファミリーで映画鑑賞に行ったのは過去に一度のみ。ベジテイルだったか何だったか開始後5分でもも造ここ造作造3人が爆睡してしまった作品である。次回は、超人気作品にしようと心に決めていたのだが、今回のEarthはドキュメンタリー。
またしても爆睡かも、、ま、いいか、、権造が見たいし、、と半分諦めモードだったのだが、チビ達は1時間半という上映時間がちと辛かったようで最後はダレていたがそれでもしっかり見ていたし、なにより作造が最後までおもしろそうに鑑賞していたのには驚いた。

地球上に生きる色んな生き物の姿を淡々と捉え、ドキュメンタリー特有の一定のトーンのナレーションが続く。
一応、シロクマ、ゾウ、クジラの親子がメインなようだが、他の動物達の姿や大自然の景観なども圧巻されるような素晴らしい映像美であり、物語り性は無いものの元々自然界なんて物語りレベルで語れるものでもないし、淡々と自然界で起こっている事実を見るほうが訴えてくるものが強いと思う。見ながら『あ~~、コレ、絶対にDVD買うかダウンロードしよう。』と即決するような映画であった。

途中でやっぱり自然の掟シーンが幾つか入り、チーターが獲物を追い詰めたり、狩りに失敗したシロクマが衰弱して息絶える部分もあるのだが、なんせディズニーなだけにチーターが獲物に飛びついて獲物のクビに噛み付くところで次のシーンへ、シロクマが力なく横たわって目を閉じてしまったところで次のシーンへ、と言った感じにチビ配慮がかなりされている。多感なもも造はそれでもチーターが噛み付くと目を覆い、シロクマが目を閉じたときには権造に小声で『マミー、、、イズ ポーラベア Dワード、、、??』と聞いてきた。うなづくと目をウルウルさせているので、可哀相だけど自然の中での決まりごとなんだよ、Dワードになっちゃってもシロクマを食べて生き続けることが出来る動物も居るんだから無駄にDワードになるのではなく他の動物の為になる意味のあるDワードなんだよ、と説明してあげた。

ちなみにDワードとはDie・死ぬという事である。Kワード(Kill・殺す)と共に、もこ造の通う学校では『軽く使われたくない単語』の中に入っており、友達同士の会話なんかではチビもオリジナル単語を使ったりしているが、クラス内では一応こうやってDワード、Kワードと言ってるらしい。
チビ同士の学校終了後の会話なんてのは、何か気に入らない事言われようものなら『I’m gonna kill you!!』なんて平気で言っちゃったりしている。直訳すると『アンタなんか殺してやる!!』っておっそろしいセンテンスなのだが、意味はというともっと軽い『ちょっと~タダじゃおかないわよ~~。』位な感覚である。でもやっぱり横で聞いててkillなんて言葉が出てくるといい気分はしないので、このDワード&Kワードって言い方は権造は気に入っている。ま、もうちょっと大きくなったら普通に使ってしまう単語なんだろうが、Fワード、Sワードレベルで気にする事は無いにしても、言葉の正しい使いまわしがまだまだ出来ないこの時期はコレでオッケーだと思う。

さてさて映画の話に戻ると。
空中からの撮影だとか至近距離の撮影だとかの他に、ふんだんに使われているのが早送りでの映像である。雪解けの中から草木が伸びてくる様子や山々の木が紅葉していく様が大画面で見ているとすごい迫力を持っている。こういう高さや速さの違いが組み合わされている映像っていうのは普段経験しない視線や視界であり、やっぱり映画ならではだな~と感心した。
機材や撮影方法が格段進歩している最近のドキュメンタリーというのは見ていて本当に美しい。が、やはりこの手の自然モノのドキュメンタリーというのは撮影するのも本当に大変なんだろう。実は最後のテロップが流れるところで、撮影シーンがバックに流れるんだが、並々ならぬ苦労が伝わってくる。

ポップコーンを口に放り込みつつコーラを飲みつつ、しかし頭の中では視覚に直接訴えてくる映像を見ながら、月並みだが人間ってのは実につまらない生き物だと痛感した。
自分達の住んでる場所というのは本当に地球上の限られた箇所であり、住むのが簡単な自然環境の厳しくないところにしか住む事が出来ないという事でもある。ヘタな知恵や技術を持ったがゆえにヒョロヒョロのモヤシのような人類は弱っちいくせにせっせと色んなものを捨て続け壊し続けている。全く環境破壊の映像などは出てこないのだが、豊か過ぎるし厳しすぎる自然のみを目で追っているうちにそんな気分になる映画である。

1時間半おとなしく出来るチビを持つ親である人たちは是非チビ連れで見に行って欲しいし、大人枠の年齢の人はデートででもいいし一人ブラリとでもいいから頭に焼付けに見に行って欲しいと思う。
こういう映像を時々見ないと本当に地球上唯一の自己チューな生き物として恥ずかしい。

日本でもやってるのかな、と思い検索してみたら、なんと去年に放映されていたようだ。
映画『アース』
さすが早いな。こちらではこの前のアースデーが放映日であった。

来年はコレの第2弾とも言える『Ocean』ってのが放映されるらしい。
読んで字のごとく、海の中のドキュメンタリーである。
これも忘れず絶対に見に行きたい。






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最終更新日  2009年04月27日 12時29分42秒
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