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テーマ:ニュース(100211)
カテゴリ:ニュースから
今日見たニュースから気になったのを幾つか。
1.『アニメの殿堂』 不景気がまだ続く中、予算117億円もつぎ込んで『国立メディア芸術総合センター(仮称)』なるものを作ろうとしているそうだ。 今や『Otaku』は世界共通語になりつつある勢いで、日本のアニメ・漫画・ゲームというのは世界中で人気がある。権造のお客さんの高校生の中にも自称『Otaku』は何人か居るし、オーランドであるアニメコンベンションなんかはものすごい人気だそうで、みんなコレぞって勝負服のコスプレで出かけていくそうだ。 このアニメの殿堂、『国立メディア芸術総合センター』というのは、そういった背景を踏まえ、『作品の収集や展示、調査研究、外国人観光客も含めた海外への発信などをうたう』らしいのだが、ソレって今新しい建物建ててまで国がやる必要あるのか?というのが第一の感想。権造世代が懐かしき日々によく読んでいた漫画家里中満智子さんが、『古い原画の劣化はひどく、きちんと収集・保存しなければ後世の人が日本のマンガ文化を検証しようにもできなくなる』という談話を載せていた。確かにそうなんだろうし一旦損なわれたら大変な文化の損失だと思う。 だったら、既存の国立図書館なんかで出来ないんだろうか。 権造のお客さんで図書館の司書をされてる人が居るんだが、その人の話を聞いているとこの手の『資料』の保存・保管というのは大変な作業だそうだ。今は何もかもディスク保存になっているので、仕分け・分類作業の他に、取り込み作業、保存作業など気の遠くなる作業のほかに、現物を環境の適した場所になるべく劣化しないように保管するそうだ。 こういうのって、新しく作るよりもすでにノウハウの分かっている人たちに任せたらどうかと思うんだが。 国立図書館にそんな作業をする人材も保管する場所も無いと言うのなら、いっそのこと全国の図書館から募ってやってもらうと言う手もある。その漫画家の出身地である図書館だったりしてもいい。何事もコンピューターでやる今の時代、出版業界自体も過渡期にあたり、もちろん図書館もこれからかなり淘汰されていくのだろうが、今までに無い図書館の働きとしてこういうものもあってもいいと思う。そして全国に散らばるメディア芸術センターとしての図書館のネットワーク作りだとか、各図書館の司書の育成や資料の保管への補助として、国民が汗水垂らして働いた税金を使ったほうが、各地方での文化の育成にも貢献できると思う。 何でもやたらとドカンドカンとお金をばら撒いて、ドカンドカンと都会の真ん中に最初から採算取れないデカイ建物建てるよりは、今あるものを活かして長い目で見て国全体に行き渡るものの方が全然いいと思うんだが。 ちなみにこのアニメの殿堂、予算は成立したらしいが展示内容もほぼ白紙、文化庁の試算によると年間運営費3億5千万、収入の柱となる入場料が年間1億5千万。後の2億は『イベントへの会場貸し出しやグッズ販売、館内スペースの命名権販売などで埋めるというが、具体的な調査でニーズをはかっているわけではない。』ってなんとも雲をつかむような話らしい。 アキバ首相アソーさんも、何もこんなときに話を始めなくっても。 『国営マンガ喫茶』だと鳩山(兄)さんに言われちゃっても仕方が無いと思う。 国の文化を守るのは大切な事だが、外側だけとりあえず作ってみても無駄遣い以外の何物でもなく、失敗したらかえってそれによって益々保存・保管が遅れてしまうダメージの方が大きい。 大体、もうすぐ選挙で政権交代になったりしたら真っ先にボツになったりしないんだろうか。 2.鳩山(弟)前総務相VS西川社長 コレは最初の頃から追いかけてないので、そもそものこの2人のナレソメなるものがよく理解出来ていないのだが、、、。 かんぽの宿の売却問題、中央郵便局建て替え問題、郵便料金優遇制度の悪用、え~とまだあるんだっけ? 郵便局の建て替えは『文化財としての価値VS耐震制度や劣化の問題』なので横に置いておくとして。 とにかく普通にニュースを見ている一般市民としては西川社長はクロである、という認識をしているのを前提にしているんだが、この人、辞めなくてすんでるのはどういう事なんだろう。 新しい総務相は『日本郵政が政府の手助けを断ち切ろうと民営化したことを忘れてはならない。一つの会社の社長を株主の国が追及して代えるのは民営化の趣旨に反する。』って言っているらしいが、普通の感覚としてなんだか責任回避なコメントだと思うし、確かに民営化した会社(って言っても国が株主。。)だったら会社の中で責任追及したらいいとも思うが、三井住友ドップリのこの会社で三井住友出身で、小泉&竹中コンビがバックについてる西川社長をはたして首にできるんだろうか。 西川社長が辞めないのはもっと大きなシナリオがあるからだという人も居る。 日本の郵貯・簡保資金の開放を含めた郵政問題が日米間の政府間協議に上がっていた時、米国の民間保険会社の社長まで来ていた。そんな中、米国で人脈作りに励んでいた竹中サンが郵政民営化を推し進め、ゴールドマン・サックスと繋がりのある西川サンが社長に就任した。 と、ぶっちゃけトーク炸裂なのは平沼元経産相だそうだ。 かたや鳩山(弟)サンの方も色々憶測が流れている。 政権交代にでもなったらガッタガタボロボロになるだろうアソー派にいち早く反旗を翻して、その後の自民党での地位を築くというのが目的だという人も居るし、自民党内きってのKYだという人も居る。 でもま、これも一般市民としては『西川シャチョー何かおかしくない?』と思ってる人が多いと思うので、そんな声を代表して『間違ってる』とキッパリ言ってくれたのは気分がすごくサッパリした。 記事の中に、『鳩山氏と西川氏の性格がどちらも頑固で譲らない似たような性格が為にここまで問題がひどくなった。』というような事を真剣にツラツラ書いてあるものもあり、小学生にでも良く分かる内容でどうもアリガトウ、思わず笑ってしまった。 この後、西川シャチョーの運命やいかに、という感じである。 3.三沢光晴さんの死、の続き。 昨日の日記で書いたのでその続きとして今日見たニュースから。 結局死因は頸髄損傷だったそうだ。 次の日に開催が危ぶまれていた福岡での試合はそのまま続行となったらしい。 三沢さんにバックドロップした選手も出場したそうだが、登場したその選手にファンは大きな声援を送ったそうだ。 この選手は試合後リングで三沢選手の遺影に向かい『社長、すみませんでした!』と土下座して退場してから『あの声援は三沢光晴に向けたものです。まだまだやりたいことがあったはずなのに…。『責任を取れ』という声援です。』と泣き崩れ自分を責めていたらしい。 この選手の事は良く知らないが、社長、と呼びかけるところを見ると同じノアの選手なんだろうし、こうやって次の日に公衆の面前に出るだけでも気が狂いそうな辛さだと思う。 『社長は弱音を吐くと怒る。大きな十字架を背負って前進していきたい。ノアで戦い続ける。』と一時はよぎった引退を辞めてプロレスを続けていく決心をしたそうだ。 この人の悲しみ、後悔、罪悪感は計り知れないものがあると思うし、プロレスに身をおくことで自分で自分に罪を科しているような気がするが、潰されず潰れずに頑張っていって欲しいと思う。 って2日続けて書いているが、今は別に熱きプロレスファンでも無いのだが、三沢さんの死はやっぱり悲しい。 なんて事を考えつつ、、、。 今日は一日掃除掃除に追われたが、ち~~っとも片付いてるように見えないのは気のせいか。。 明日はチビには臨時にジム教室に強制参加してもらう事になった。 帰国まで2日しかないけど無事に用事が全部終わるんだろうか。。。 水槽3つの水替えもしないといけないんだが、水槽の前に立ちながら『思いっきり気合で念じたら水がすーーーっと綺麗になってくれたらいいのに、、』と思う権造を、現実逃避していると思う人、そしてそのまま水を替えずに水槽の前から立ち去った権造をなまっくらだと思う人、ポチっとよろしくお願いします。 ↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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