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カテゴリ:旅行
結局、一度も更新することなくマイアミにおととい戻ってきた。
忙しい忙しいと常々思っていたマイアミ生活と言うものも、こうやってみると自分の時間を結構捻出できるのか??とビックリした次第である。ま、バケーションだし実家に滞在と言う事で、チビが寝た後も部屋にこもってネットという訳でもなく、父造&母造と雑談したり隣の姉造&とさま氏宅にちょっとお邪魔してハイボールをゴチソウになったりしていたからなのだが、日々いろんなことがあったのにすぐに書かないものだからなんとなく忘れてしまった部分もあったりしてちょっと残念だったりする。 さて、そう言う訳で今はチビの時差ぼけと闘いつつ明日からの仕事に備えたりもしないといけないし、スーツケース3つも2つを開いてみただけで全く片付けも手付かずなんだが、思ったより早くチビがとりあえず寝たので久々に更新に挑戦してる最中である。 日本滞在は今回家族旅行が3つ、一人で上京が1度あったので、あっという間であった。 旅行が盛りだくさんだったのはチビも喜んでいたのだが、中でも強烈なインパクトを権造とチビ達に残したのは岐阜旅行である。 岐阜の山奥の山奥。渡合温泉(ドアイ温泉)である。 ここはランプの宿として有名らしく、ってことは電気が通っておらず、高速を降りてからひたすら山の奥深くを目指し、途中から道路は舗装もされておらずもちろんナビにも道は無く、アウトドア仕様の車でないと到達不可能かと思われたような場所である。んで、前回ここを訪れたときに台風のさなか世間一般の常識とは逆行し山道をソロソロと来るまで登って行き、がけ崩れで帰れなくなったとさま氏達はいたくこの場所が気に入ったそうで今回イチオシでそれぞれのチビを引き連れていく事になった。 姉造から、『ホテルや旅館ってイメージはアカンで。』『料理にハチノコが出てくるで。』とそれとなく情報をゲットしていたので、チビ達には『インザ ミドル オブ ネイチャー・大自然のど真ん中』のジャパニーズホテルに行くと伝えておいた。 虫取り網と虫かご持参でテンション高く出発したのだが、延々と山道を登り、途中立ち寄った滝ですでに虫にノックアウトを食らっていたもも造は、まず到着した駐車場のお世辞にもワビサビとは形容しがたい建物に呆然と佇む。宿泊施設は駐車場から階段を上がっていったところにあるのだが、階段を登る途中もひっきりなしに飛行する虫にヒーヒー言い、階段を上がりきってふと目の前にした建物をみて再び呆然。 『マミー、、、、、イズディスアホテル、、、、?』 『そうだけど。ここに泊まるんだよ。』 『、、、、、、。フー‘ズ チョイス、、、???』 『にぃに(とさま氏)だよ。』 『オオゥ、、、、、、。』 にぃにのイチオシと知り、にぃに好きのもも造としては複雑な思いのようである。 恐らく今までの権造の人生の中でも宿泊施設としては究極のワビサビ状態な場所である。 とりあえず部屋に通してもらうと畳の部屋が3つ、ふすまを開けっ放しにして続いている。おお~~~なんかいい雰囲気だ、と思った権造がふと耳を澄ますとひっきりなしに聞こえてくる羽音。外への障子戸も開けっぱなしなため、すでに部屋自体が外と一体化しており、人類と昆虫類の領空域というものはもやは存在せずに天井辺りをブンブンとハチや蛾が乱飛行し放題である。 もも造は、、と後ろをみるとすでに押入れの奥深くに避難しており、今日はココで寝ると中から叫び声がしていて、ここ造も入れてくれ~~~と押入れをこじ開けようと必死である。すぐにお茶を持ってきた宿の人に『押入れで遊んじゃダメですよ~。』と、遊んでるわけではなく必死に避難してるのを諭され、出てくるとふすまと壁が直角になったコーナーを避難所にして唯一の武器虫取り網を握り締める2人。こりゃー先が思いやられる、、とため息を付きつつとりあえずお茶を飲んだ後外に出かけることにした。 再び恐怖の階段を降り、山道を歩きながら姿がなんとかチビ好みであるチョウチョを探すチビ軍団。最初に一匹捕まえて虫かごに入れてあげたら意外と後は向かってくるとギャーーっと逃げるものの追いかける限りはキャッキャとはしゃぎながら虫取り網を振り回すようになった。 チビって、いい意味でも悪い意味でも順応性が非常に高い。 大人にしてみれば虫取り網を振り廻すなんてのは何十年ぶりだろうってなもので、権造も張り切って捕まえてみる。久々に捕獲した一匹はちゃんと自分で手に持って虫かごへと移したのだが、虫かごに入れてみてから今回権造達のドライバーに借り出されたとさま弟のもと氏に、『コレって蛾じゃない??』と指摘され、うっぎゃーー蛾に触った!!と大騒ぎしてみたり。下の方の川まで行ってみて、流れが急だったので入りはしなかったが、戻ってくる頃には虫かご2つにチョウチョ(そして蛾)を一杯捕獲して帰ってきた。 戻った部屋では相変わらず公空域で虫の乱飛行は続くものの、チョウチョ捕獲で耐性を培ったチビらは自分のレーダー内に侵入してこない限りは騒がないようになっていた。虫かご前に並んで寝そべりチョウチョチョウチョと騒いでいるもも造、ここ造、そして双子の楓と洸の4人。いや~~~~なんだかこういうのもいいよな!と大人達もビールがうまい。 そしてなにより森を散策してた時も思ったのだが、やっぱり山は空気がうまい。木々に囲まれているというよりは木に覆われて歩いていたのだが、マイナスイオン全開な感じで、ドコの都会で吸う酸素バーの特級酸素よりも200%うまいと思う。普段、州の平均海抜が15フィートくらいだと言うつまらないフロリダ州の中の、かなりの場所で海抜ゼロに限りなく近いか海抜以下のかなりつまらないマイアミに住んでるものにとってはまさに命の洗濯である。 宿について気がついたのだが、この日の宿泊客は権造達大人4人子供4人以外はブラリ一人旅の優雅な釣り人が一人だけであった。その後食事前にこの釣り人氏とビールを飲みながら話をして、こんなのもいいよな~~とすっかり旅人気分になってるところで食事である。 捕獲散策から戻ってきたときに宿の主人がバケツに2杯、虹鱒だのイワナだの川魚をめ一杯入れて運んできていた。次の日の朝食の分もあるとしてもこんなに一杯どうするんだろうと思っていたのだが、夕食はまず普通の胃袋を持つ人間には食べきれないほどの量であった。もちろんオール川魚&山菜料理で、刺身、焼き魚、きのこ鍋、山菜というよりは見た事も無い葉っぱ類の天麩羅などなど。チビ料理には五平餅がどーーーだーーーといわんばかりに2枚ドテっと乗っかっている。姑息にもあんぱんまんカレーを持参していたマイファミリーであったが、もも造もここ造も焼き魚はおいしいと言っていた。もちろんイワナの骨酒を頼み、みんなで回しのみしながら堪能し、こんなに一杯無理だろう~といいつつも結構食べ、とてもシアワセな気分にどっぷりと浸る。予告されていたハチノコは折角だから食べてみたが、イモムシ状や節足動物状の形態がありありと感じられたら多分無理だったと思うが、小さいし形が良くわかんない状態であったので、食ってみるとどうってことなくご飯にかけて食べるとちょっとしっとりしたふりかけみたいでうまかった。チビには何であるかは内緒にしておいたのだが。 久々だし長いし写真も載せたいので一旦カット!することにする。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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