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テーマ:政治について(20227)
カテゴリ:外から見た日本について
カレコレ日本を去ってからかなりな年月になるくせに、最近の方が日本についてもっと知りたいもっと勉強したいと思ったりする。
なので、本や色んなサイトを読み漁ったりしているのだが、アレコレ勉強してみると随分日本の事を知らなかったな~と愕然とする思いである。 ま、日本に居た高校生の頃っていうのは、勉強よりも国家の行く末よりも海外諸外国の政変よりも、自分の見た目や恋愛事、部活や遊びに一生懸命なオトシゴロな訳でしょうがないっちゃしょうがない。 アメリカに来て最初に住んだカリフォルニアでアジアの各国の移民達とつるんでみて、激しいショックを受けてからずっと日本ってなんて平和な国だろうとビックリした。そして初めて日本人という事で差別を受けたりもした。 そんな頃の日本の総理は中曽根さんだった。 アメリカに住んでる一般庶民で居る限り、当時の日米貿易不均衡のど真ん中で、大学のキャンパスで日本の国旗が燃やされているのを見たり、自分の車まで燃やされちゃったりしたりして、ロン・ヤス外交なんていっても国民自体は全然仲良くないじゃないかと思ったのを記憶している。 それから20年ちょい経った。その間の総理大臣はずらずらずら~~っと自民党総裁であり、途中に藩主細川氏(日本新党)、ダレ?羽田氏(新生党)、マユゲ村山氏(日本社会党)と続くが、マユゲ村山氏はボチボチ続いたものの、藩主細川氏は佐川急便問題を始めとしてわずか9ヶ月のうちに見事に自民党にぶっ潰されたし、ダレ?羽田氏なんかはスタートから躓きっぱなしで組閣の遅れが元になり例え9時間といえど『一人内閣』をやっちゃった戦後2番目の短命内閣(64日間)である。 他はず~~~っと連合国の占領が終わってから今現在までオール自民党支配。 コレは、、、先進諸外国からしてみればビックリ仰天なことである。 戦後の混沌とした日本を建て直し世界有数の経済先進国に押し上げていきついにはバブル景気にまで辿り着こうとした時代を支えた内閣を支えていった頃の自民党の努力たるや大変なものであったと思う。が、その後崩れた経済と共に殿様政党だった自民党も徐々に崩れていき、ここ10年ほどの間に段々日本というか日本の政治がおかしくなってきたようだ。 失言王森氏→ビバ!プレスリー小泉氏→虚弱体質アベ氏→あなたとは違う福田氏→漢字読めない王アソー氏と続き、ついに自民党も地に堕ちた。ま、一連の流れの中で2人連続で総理の座も仕事も放り出しちゃった後に、過去に何度も選挙に落ち『総理の器じゃない』とすでに総理になる前から証明されていたアソーさんがやっとこさ念願かなって総理になったくらいだから自民党も出す人がついに切れちゃった、という感じである。 そして政策も尽きたのか、何かあったらばら撒くばら撒くで、定額給付金しかりETCしかりエコポイントしかり。恩恵受けた人は嬉しいだろうが、よくよく考えてみれば、給付金を配るのに地域によっては膨大なお金を使って通知を出したり、取り付けた人だけが1000円になって普段商用で高速を走る不景気にあえぐ運送業なんかは全く恩恵を受けなかったり、高いものを元々購入できる財力を持ってる人を対象にしたエコポイントだったり、全部ご機嫌取り的な感じがして、これだけばら撒くのならもっと先々まで活きるようなものや本当に生活が苦しい人達や助けを必要としてる人達を助ける為に使ったほうが、、と思ったりする。 そう言ってる権造も若い頃はず~~っと自民党が続いているのは世の中が平和な為であり国民の生活が安定してる為でもありそれはいい事だと思っていた。 が、結局長い年月の間に同じ方向しか向いてこなかったツケはしっかりと今払う時期に来ているわけで、その間に出来た悪しき習慣(官僚や財界との癒着とか、天下りシステムとか)はこの際バッサリとは行かなくても表に出してちゃんと議論して無くすべき物はなくしていって欲しいと思う。 やっと衆議院解散となり、政権交代をかけた近年まれに見る選挙が始まろうとしている。 そしてアチコチ記事を読むと政界だけでなく経済界も早速動き出してるようだ。 『自民党の金庫』と呼ばれた経団連は、コリャやばい、とばかりに早速ホイホイと民主党と対談し、各政党にマニフェストに盛り込んで欲しい(=経団連に都合のいい)内容を要望したりして、ロビー活動に余念が無い。ってか、この人たちも財界人というよりは政治家のような感じだな。。 そもそもこの経団連って何者よ?と思い、お助けWikiに聞いてみると、 『もともと経団連は日本の経済政策に対する財界からの提言及び発言力の確保を目的として結成された組織であり、健全な労使関係を哲学としていた。』 おお~。今じゃ腹黒い財界人の集まりのように言われている経団連もやはり設立時は尊い志があったようだ。 『経団連は、会員企業が政治献金を行う際の政策評価基準となる「政策評価」を年度毎に発表している。税財政など複数の項目に対し、最も評価が高い「A」から最も評価が低い「E」まで、アルファベットでランク分けされているのが特徴である。以前は、共産党などの少数政党の評価もしていたが、最近は自民党と民主党の評価のみを発表している(共産党はこの自民・民主のみを評価する姿勢自体、財界が政治を裏で操作しているとも批判している)。 また、2007年2月23日に行われた衆議院予算委員会の中で、日本共産党の佐々木憲昭が、経団連が自民党に対し2004年に22.6億円、2005年の25億円の政治献金をしていると述べ、自民党に対する政策評価表の中にある「A」の数と献金額が比例して増えている事から「経団連の言いなりになればなるほど献金額が増えている。官邸が経団連に直接支配されている。」と批判している。 民主党の元代表である岡田克也も、「政策の合致度によって、献金額を決めるのは贈収賄の問題になりかねない、かなりきわどい問題だ。」「経団連という1つの経済界の団体が、そういう形で各企業の政党に対する献金について、いわば介入をするというやり方が、決して良いとは思わない。」と批判している。』 (お助けWikiより) こんな事が書いてあるが、さて、今回は御手洗会長と上の岡田氏の対談だったらしいが、どんな顔をしてどんなお話をしたのやら。こっそり見てみたい気がする。 今回の選挙って、自民VS民主の構図が出来ているが、今までの悪口対決によるお互いの足の引っ張り合いから、ちゃんと自党の政策を練り国民にババーンと発表するときがやっと来た。権造は政権変わって欲しいと思ってるから民主を応援するって事でマニフェストの要旨なるものを見てみた。(前日記ページ参照) まだ、要旨ということで具体的な財源なんかが明示されていないから何とも言えない部分も多いが、 ▽ 危機管理庁創設 ▽ 在日米軍による沖縄負担の軽減 ▽ 国家公務員の天下り禁止 ▽ 独立行政法人などは原則禁止(原則、の一言が気になるが) ▽ 企業・団体献金を3年後に廃止 ▽ 容疑者の取調べを可視化 ▽ 新時代の日米同盟確立 ▽ 米軍再編や在日軍基地の在り方見直し ▽ 政治化主導で予算編成 ▽ 食料自給率を20年後に60% ▽ 高速道路を原則無料化 こんな部分は期待したい。 アメリカに住んでるものとして、日本側が思うほどアメリカ側は日本の事を守ってはくれないとヒシヒシ感じるので、少しでも対等な立場に近づくように安全保障は考えていかないとならないと思う。基地の問題も然り。日本って基地が多すぎる。謎な行動の多い某国のミサイル乱射や核開発も怖いが、外交下手な日本の政治家の中から(そういえば、アソーさんは外交上手だとかいわれてた時期もあったっけ、、、。)ご機嫌取りではなくちゃんと日本の国益になるような外交手腕を持った人が出てきてくれれば最高である。 逆にう~~ん、コレは、と思うのを少し。 予算関係の部分はとにかく財源が具体的に何にもかかれてない状態なので考えようが無いから飛ばすとして。 【子供・男女共同参画】の部分はお金ばら撒きだけではなくって、共働きの多い時代なんだから母親が安心して働きに出られるように託児所の充分な設立の支援だとか、産休後の仕事復帰への支援だとかがあると嬉しい。 靖国神社に関しては、外国からの批判云々という視点ではなく(だって内政干渉になると思うし)、宗教と政治の分離という部分からなら追悼施設があってもいいと思う。 憲法改正の箇所に関しては、なんともボカして書いてあるからフツーの政治家のコメントみたいでつまらない。 ま、マニフェストが完成してちゃんと全部細かいところまで見れるようになったら各政党のマニフェストに目を通してみたい。 ところでこういうマニフェストって選挙の時に各政党から各一般家庭に届くものなんだろうか?それとも後援会や演説を聴きに言ったりしたらもらえたり、ネットで興味ある人が調べると出てくるものなのか? 多分新聞なんかで各政党のマニフェストが揃ったら表みたいに比較して見やすくなったものが出るのだろうが、各政党ごとにバラバラだと見づらく比べづらい。 選挙は8月30日だっけ。 アメリカの今回の大統領選挙は凄かった。オバマの人気もさることながら、ブッシュ政権=共和党に嫌気が差して『何か変えてくれ』という人が多かった。 オバマ政権になったからすぐに生活が楽になったとか給料増えたとかそんな事は全く無い。相変わらず低迷から抜け出せないで居て、庶民の生活レベルでみると去年の年末よりも確実に今年の今頃の方が大変で暮らしていくのがやっとである。 アメリカの場合、一党支配がそんなに長い間続くというのは無く、チョコチョコ共和党と民主党が入れ替わっているが、それでも今回はあのまま共和党支配で居るよりはずっと良かったと思う人が多い。 日本はとにかく自民党が長すぎた。 その時その時の経済情勢や世界情勢に合わせて、一番国民がいいと思ってる政策を打ち出していく政党が政権を取れば良いわけで、それによって各政党もあぐらをかいてるだけではなく常に緊張感を持って国民がなにを求めているのかを探り日本がどういう方向に向かって行くべきかを考えるようになり、切磋琢磨して政府とういものが成熟したものになっていくんだろう。 そういえば在外選挙できるのかな。 領事館に聞いてみよう。 そういえば、と言えば、以前かなり疑問に思ったアニメの殿堂はちゃんと消えたのだろうか。 やっぱコレはアソー氏の個人的趣味だったと思う人も、実はあったら嬉しかったかもという人も、アホか無駄遣いはやめとけと思った人も、こんなハコモノなんかよりもお台場ガンダムの方が数万倍凄いと思う人も、クリックよろしくお願いします!! ↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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