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テーマ:今日の出来事(291327)
カテゴリ:雑談
恐怖は権造が夕食後まったりと読書に勤しんでいたときに突然やってきた。
『まみぃ~、かむひや~、とぅ~あんつ おんまいべ~っど、かむひや~。』 パタパタとここ造がベットルームから走ってきて権造を呼ぶ。 ベットの上にアリンコが2匹居るようだ。 読んでる本の内容が佳境にかかっていた所なので、ちょっと待て、すぐ行くからと追い返したら、またすぐに戻ってきてアリンコが3匹に増えたと腕を引っ張る。 ちぇ~~~っ、食後の休憩くらいさせてくれよ、、とブツブツいいつつ、ベットルームに行ってみると、ここ造ベットの枕の上にアリンコが3匹。 うっ。。。。。権造のキライなアリンコの方だ、、、、。 我が家に出没するアリンコには2種類あり、1つはちっちぇ~な、オマエ!と言いたくなるくらいのミニミニアリンコである。こっちの方は存在すら気にならず、タイルの床の上に1匹ヨチヨチ歩いててもシカトするか、そのままスリッパで上を通過したりする。が、もう1つのアリンコは体長約1センチ程の(アリンコにしては)大型アリンコであり。日本のマイ実家の庭にも夏に帰国するとたくさんいるので、権造は実は見る度にヒィ~と軽く心の中で悲鳴をあげるのだが、マイアミ産のアリンコは日本のそれと体長は同じようなものの体のパーツパーツががっちりしてて、骨太!!って感じのアリンコである。たまに床に出現したりするのだが、スリッパで踏んでも踏んでも一瞬体を丸めて動かなくなるものの、オダブツか?と思った瞬間また足を伸ばして逃げようとする。。この生命力もなんだか怖く、権造は実はこのアリンコ(大)が大の苦手である。 この嫌いなほうのアリンコ(大)が3匹、ここ造枕の上を徘徊している。。。 ハチのように『羽』というワンクッションがあるわけでもなく、見た目がモロに節足動物を主張してるこのアリンコ。サイズが大ならなおさら体の節々が目立ち足の部分はまだ許容範囲としても頭、背中(?)、腹の部分の分かれ目がなんともいえない感じである。デカさでは権造の方が、例えばお台場ガンダムと下を歩く人間以上に、確固たる勝利を得ているのだが、怖いというよりも生理的に受け付けないのでこっちの方が対処に困る。 たまに床の上をうろついていてもベットに上がってくる事はこの家を建ててから一度も無かった。こぉ~のぉ~~~!!アリンコ許せんっ!!と枕を半分隠していたコンフォター(上布団)をパッと剥がしたらっ!!!!! ぎゃぁぁあああああぁぁぁ~~~~~っ!!!!! チビの前ではいかなるイキモノに遭遇しても悲鳴だけはあげないでおこうと常日頃肝に銘じて鍛錬している権造は、かろうじて心の中で、しかし最大限に悲鳴をあげた。 コンフォターの下にはウジャウジャウジャウジャ~~~~~っとアリンコ(大)が溢れている。 チビの悲鳴を背中に聞きつつ権造はバスルームへダッシュして下の棚に置いてある殺虫剤を手に再びダッシュで戻り、『ベットからとっとと降りて壁にへばりつけっ!!』とチビを退却させながらスプレー缶約3分の1くらいを一気にぶちまけた。途端にワリャワリャワリャ~~~~っとまさに蜘蛛の子を散らすように動き出すアリンコ(大)集団。 もーーー倒れそうになりながらとどめの一噴射を食らわせて倒れる前に再びコンフォターをかけて封印した。 顔面蒼白のチビ達が怖い怖いと騒ぐのを『んなものは怖くないっ!!!』とオマジナイ効果の雄叫びを自分の為にあげ、1分程待ってから布団の端っこを持ち上げて覗いてみる。 が、さすがアリンコ(大)、マイアミゴッキーに匹敵する生命力で最後の力を振り絞り匍匐前進してヨロヨロ動いているではないか。 こうなりゃミラクルファイナルスプラーーーッシュ!!と再び噴射。そして封印。 今度はじっくり待て、と手が震える思いの自分に言い聞かせ、その後ソロソロと再び確認。 はぁ~~~~~。スマン。殺生してしまった、、、。アリンコ(大)すべて昇天である。 部屋中殺虫剤アロマが充満しており、何事かと見に来た本家共々チビを作造ルームに移し、窓をあけて換気しながら、シーツ、下のマットと外し、なるべくアリンコ(大)の姿を視界に入れないようにあっちの方向を見ながらコンフォターと枕のカバーも外す。で、一瞬外に持っていってアリンコ(大)をはたいてから、と思ったのだが一刻も早く洗濯機に放り込みたかったのでそのままクルクル丸めて洗濯機の中へ。一匹も残らないように2度洗いしよう、、と思って洗剤をぶち込んだ後、チビらのところへ行くとまだ怖がっている。 『あれだけシュッシュを撒いたからもう絶対にベットには上がってこないよ。』と言ったもののなんであんなに大量登ってきたんだろうと思い、実況見分してみた。 パッと見た感じ何も無い。なので、ベットと壁のわずかな隙間を懐中電灯で照らしながら覗いてみると。。。 あ、きっとコレだ。。。 出てきたのはパプシクルの棒。ここ造の主食とも言えるアイスキャンデーである。 そういえば、、、。と昨日の様子を思い出してみた。 昨日は確か、3本食べていたここ造。大抵帰宅後ミルクを飲んでからすぐねだりに来て食べたら棒を権造の所に持ってくる。が、昨日権造の所に持ってきたのは1本のみ。 寝る前に、ん?今日は回収率が悪かったような、、と思い、ベットルームのゴミ箱を覗くと1本棒が捨ててあったので、もう1本もちゃんと捨てたのだと思っていた。 が、、、ココに落ちていたと言う事は、、、。 どうやらここ造は1本をベットの中で食べたらしい。で、ベットフレームがベタベタしてたので、完食しなかったようだ。多分、布団を被って寝転がって食べていたりしてその時に落としたのかもしれない。 昨日寝る時はたまたまかなり眠かったようで、布団を被らずそのまま布団の上に寝ちゃってたので全く気付かなかった。 はぁ。。。。。。コイツの行動だけはやっぱり油断してはいけない。 その後ベットフレームを消毒用の液が付いてるペーパータオルで拭き、念のためにベットフレームの下の方に殺虫剤噴射。そして更に念のために部屋の各コーナーに噴射。そしてもっと更に念のために外から侵入してこれないように(ここ造のベットは裏庭に面する窓際にくっつけて置いてある)窓の枠に噴射。そしてそしてもっと更に裏庭に出て外側からも窓枠に沿って噴射。で、丁度殺虫剤の缶は空になったようだ。アソー内閣に危機管理というものはこういうものなんだよ、キミ。と教えてあげたいくらい念入りにやってみた。 ココまでやるのにかなりの時間を要したようで、とっくに就寝時間は過ぎていた。 ここ造の姿が見えないので探すとここ造はトイレで奮闘中。相変わらず毎日出るものが出ないここ造はトイレに篭ると所要時間が長い。最近は付きっ切りでなくても無事任務終了する事が段々と多くなってきた。なので、もも造に『今日は風呂無し!とっとと寝る。』と伝えていると、ここ造の悲鳴が聞こえた。 行ってみるとトイレに群れから外れて命拾いしたアウトローが一匹。 コイツめっ!!と退治してチビを寝かせる準備しようと思っていると、ここ造が涙目で一緒に居てくれと言う。ま、しょうがないわな、今日は。 以前の日記に書いたここ造のトイレでの様子。最近は各種儀式はなりを潜めていたのだが、今日久々に黙祷をささげ、やっと一日が終わった。 はぁ。疲れた。 権造の一番の天敵生物は『カマドウマ』である。 コレは同じく姿かたちが生理的許容範囲を大幅に超えちゃっているからである。 バッタのなかでもスレンダーボディのバッタならまだ許す。が、トノサマバッタ辺りから脳の奥深くの何処かから許容不可能のシグナルが点滅しだし、カマドウマに関しては容姿を想像するだけで脳の奥深くの何処かがシャットダウンしてしまい、ウルトラマンならピコピコしてから赤になるのに、コレがピコピコ無しに一気に赤を通り越して木っ端微塵に爆発し消滅してしまう感覚である。 ゴッキーの場合。 コレはおそらく多くの人の天敵たる資格を持っていると思うのだが、やっぱり生理的に不気味に黒光りする姿に拒否反応を起こす為だろう。 母造なんかは過去にマイアミを訪れた際、ゴッキーをスリッパで踏んづけていたが(あ、今回そういえばトキオでデジャヴ体験をしたっけ)、我が家にワンサカ居るトカゲ・ヤモリ連合軍にはいちいち悲鳴をあげていた。 そしてアリンコ(大)。 コレがここまで権造の苦手ランキングの上位にのしあがってきたのには訳がある。 恐らくそれは幼児体験のトラウマなのだ。 小学校の低学年の頃、たまたま家の裏口から車庫の方を覗いていたら、アリンコ(大)がチョコチョコ歩いているのが目に付いた。 マイ実家は車庫、すなわち道路レベルよりも家の立ってる土地の方が高くなっている。なので車庫から階段を5段ほど上がり玄関や裏口に行くのだが、裏口から裏庭に抜けるところはコンクリートの壁になっている。 その時、ふとコンクリートの壁越しに車庫の方に目をやったのだが、さすがにアリンコ(大)はちょっと高いところからでも容易に目に付いた。 その時、ホントに深く考えず権造は石ころを1つ手に取った。で、車庫の方に落としてみた。狙ってやろうと思ったのではなくその逆で、ココから落としたら絶対に当たらないだろうと思って落としてみたのだ。 が、その結果。石は見事にアリンコ(大)の上に落ちた。で、何も罪の無いただの通りがかりのアリンコ(大)は権造のふとした気まぐれでその生涯をあっさり終えた。 権造は子供心にものすごいショックを受けた。 絶対に当たらないと思って落とした石は見事に当たってしまったのだ。 相手はアリンコ(大)とは言え、罪も無い命を奪ってしまった事にショックを受けて、それからである、なんだかアリンコ(大)が苦手になったのは。。 今じゃ同様に罪も無いただ甘いものに寄ってきただけのアリンコ(大)軍団をとどめのとどめまで刺して全てオダブツにしてしまう。そしてあの時のようなギルティーなショックは受けない。ゴッキーだってそうである。 大人になるってイヤな部分もあるよな、と思う部分もあるが、やっぱりこれからも苦手=排除なんだろう。。。 それならばせめて排除の機会を少なくしよう、、。 とキッチンの下の棚にある、アリよけの液体ボトルを持ってきて本家が入り込む隙間の無い所にだけポトポト落としておいた。 それよりも、ここ造のパプシクルは以後ベットルーム持込を厳禁する。 カマドウマというバッタがどんなものか知らない人も、カマドウマって知ってるぞという人もクリックよろしくお願いします! ↓↓↓ にほんブログ村 そして、カマドウマというバッタを知らない人で見てみたいという奇特な人はこのWebの解答欄にあるアドレスをクリックすると多分見えると思う。権造は間違ってもクリックしないのでどんな写真なのかは知らないが。 『Yahoo知恵袋 カマドウマって何?』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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