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テーマ:小学生ママの日記(28703)
カテゴリ:チビ
チビ学校の経営難の話はちょくちょく書いていたので経緯は省くとして。
今夜7時から学校のチャペルで父兄説明会があったので行ってきた。 今週になり次々と入ってくる情報に権造は頭を抱えていた。昨日も随分もも造フレンドのケイリーママと電話で長い間話しをして、ケイリーママも権造もほぼ気持ちの中では転校に決めていた。 今週になっても体育の先生が決まってない。 1年生4人、2年生5人、3年生5人、4年生8人、5年生と6年生は閉鎖。 特別クラスのスペイン語、アートを継続するか決まってない。 放課後の特別プログラム(もも造の空手を含む)があるのかどうかも分からない。 などなど。 なにより、こんな少人数で担任の先生の給料がペイ出来るんだろうか。 なので今日は父兄オンリーで子供は連れて行っては行けない事になっていたのだが、シッターの居ない権造はそんなの知った事か、とチビを連れて出かけた。 丁度今日はケイリーが午後から遊びに来る約束だったので、ケイリーママには仕事場から直接行ってもらって学校で合流する事にして、チビ3人を引き連れてチャペルに入った。 去年まではずっと小学校の説明会とそれ以下の幼稚園の説明会は別の日に行われていた。 人数が多かったからだ。今年は特に何も説明が無かったのだが、小学生の人数がこんなショボイものだから、父兄も15人くらいなんじゃないかと言ってたのだが、入ってみるとほぼ席が埋まっている。 うまくごまかしたな、、。学校側の作戦だと思うが一緒にした事により見事にチャペルが一杯になっていた。 とにかく疑心暗鬼で行ったので、最初の牧師兼校長先生の挨拶はほとんど聞いてなかったんだが、予定ではケイリーママと疑問に思ってる部分を全部ぶちまけてしまおうと思っていた。が、まだ人数の多い幼稚園児の父兄まで不安な気にさせる事は無いと思い、説明会が終わってから校長先生をひっ捕まえて個人的に質問攻めにする事にした。 説明会は進んで行き、先生紹介が始まると。 おお??未定であった特別クラスの先生がちゃんと居る。 一番心配していたアートのクラスは今までと同じ先生だ。スペイン語はもも造の幼稚園のときの担任の先生が受け持つらしい。で、他の学校に引っこ抜かれた体育のコーチはマイアミでは結構有名なカソリックスクールの人員削減で切られたところを引っ張ってきたようだ。 ホッとため息付きながらケイリーママとちょっと安堵。 そして担任紹介が始まり気になっていたもも造担任の2年生の担当の人が紹介されて立ち上がった。 う~~~~ん、、、。どうなんだろう。 すると校長先生が『彼女は見た目よりかなり年齢が上だとだけ言っておきます。実際の年齢を知りたかったら直接本人に後で聞いてください。』と言った。 パッと見すごく若く見える。若い先生にもいい先生は沢山居るが、去年が大ベテランで先生の鑑だった人だけにちょっと物足りなさがある。ケイリーママも同じように思っていたようで、『後で教室に行って質問攻めにしてやるわ。』とデカのような目になっていた。 ここ造のクラスの担任は丁度昨日サロンに来てくれて、色々権造にクラスの事を教えてくれたので心配ないとして。 いよいよ説明会が終わり、ゾロゾロと父兄がチャペルを出てチビの教室で待つ担任の先生の所に移動しだした。 ケイリーママはすかさず校長先生を捕まえに走り、権造は2年生の残りの男子3人の親を探しに走りと、素早く動いた。 申し込んでた男子はルーカス、ディエゴ、マックスの3人だと聞いていたがマックスの親もディエゴの親も見当たらない。ディエゴは両親とも殆ど学校行事には参加しないのできっと来ていないのだろう。マックスはお姉さんが居るから親はきっと来てるはずだ。 ルーカスママは捕まえたので、とりあえず先に電話番号を貰って、その後『5人で平気?』と聞いてみた。 ルーカスママは去年、随分担任のナバ先生とよく話し合っているのを見かけたのだが、ナバ先生とは先生が学校を去った後も連絡を取り合っているそうだ。で、ナバ先生も学校の先行きを心配しながらリタイヤしたのだが、色々ナバ先生と話した後に校長先生に電話して不安に思った要素を全部ぶつけてみたらしい。それがつい最近の事だそうだ。 シングルママなので経済的には近くにオープンしたばかりの公立の方が助かるのだが、実際に行ってみて絶対イヤだと思って戻ってきたそうだ。 もも造はどうするの?と聞かれたので、実はやっぱり迷っててね、、ケイリーママとずっと話し合ってたんだけど。今あっちでケイリーママが校長先生を質問攻めにしてるはずだから行かないと。一緒に行く?と聞くと、みんなやる事同じだよね~と笑いながら付いてきたので一緒にケイリーママに合流した。 みんなの前で喋らせたらきっと興奮してブチ切れていただろうケイリーママは1対1で落ち着いて質問していた。それにホッとしながら権造達も合流して、それぞれに思ってたことを聞いてみた。 校長先生は牧師さんなので、答えの中にも『神がこういう試練を与えたのだから』とか『こうなったのは神が何か理由があってしたことだ』とかいうセリフが入る。 きっとそれは校長先生始めとする敬虔なクリスチャンの人にとってはそうなのであろう。 それはそれで尊重するが、権造は残念ながら宗教心が薄い。ケイリーママもなんちゃってクリスチャンといったレベルだろう。 なので、その神が与えた試練にどう立ち向かって行くつもりなのか、ちゃんと中期的長期的な展望を持っているのか、とりあえず今のこの状態を脱する為に何を真っ先にやるべきか対策はすでに取っているのか、この人数でちゃんとスタッフの給料をペイするのか、今まであった学校行事はちゃんとそのまま継続されるのかどうか、それとも学校をゆくゆくは閉鎖するつもりなのかどうか、とにかくこの数週間誰に聞いても答えが見つからなかった事を全部聞いてみた。 答えを貰った部分と貰えなかった部分があり、それをそのまま胸に抱かえこみ、そのまま3人でチビを連れて教室に移動。 遠めに若く見えた先生は意外と落ち着いた感じの人で、ちょっと安心しながら教科書や宿題の説明を受けたり1週間の時間割を貰ったり自分のプロフィールを書いたプリントを貰ったりした。 やっぱり机が少ない教室と言うのは寂しい気がする。さすがに5つだと見るのもツライから余分に3個机とイスが置いてある。 この先生にもじっくりと権造が抱えている不安を理解してもらい、それについての意見を貰った。 丁度、マックスの両親も来ていて話をし、その後特別クラスも周った。 体育以外は良く知る先生なので久々の再会を喜んで、チビは飛びついていってハグしてもらい、その後新顔の体育の先生の部屋に行った。 この先生、紹介されたときにその体型を見たケイリーママが『あれがアスリートだとは思えないわね。』と大声で毒舌吐いて周りから大ウケされていたので、『あの先生はケイリーママに任せるから話しに行ってきてよ。ここ造の教室に顔を出したいし。アスリートかどうかキッチリ見てきてよ。』とお願いして権造はここ造と一緒に先生に挨拶に行った。 ここ造クラスに行ってみると机の上には教科書が! コイツもこんなに大きくなったんだなぁ~としみじみ手にとってみた。 小学生以下はほとんど残っているようで、他の親を見渡すと去年の2クラスを上手にシャッフルしたようで半分は知った顔である。 こっちはまだ心配する事は無いと思い、先生と言葉を交わしてケイリーママの所に戻った。 体育の先生は緊張してコチコチになっていたらしいが、経験もあるし大丈夫だろうとの事。小学生を8年教える前は高校で3年教えていたそうだ。 時間が遅くなっちゃったので、帰宅してから電話すると言って別れて家に帰った。 チビも目一杯遊んだ後学校に夜連れて行ったのでフラフラであり、すぐにフロに入れて寝る準備をしてからケイリーママに電話した。 ケイリーママとは考え方が似ているのできっと同じ気持ちだろうと確信して話をしてみるとやっぱそうである。 どちらも今日の説明会にいくまでは90%は転校させるつもりで居た。 で最終的な決断は。 今年1年はこの学校に置いてみる。と言うものだった。 大きな理由としては特別クラスが週1から週2に増えた事である。 コンピューター、スペイン語、アート、音楽と全部増えた。 そして体育は週2から週3になった。 今まで特別クラスは生徒を半分に分けて一方はコンピューター、もう一方はスペイン語という風にしていたのだが、人数が減ったので分ける必要が無くなった。 そして担任の先生。 ギリギリになって雇われたにも関わらず見事な準備っぷりであった。カリキュラムも自分なりにアレンジしてあるようでホント第一印象よりも随分心強い。 そして人数少ない分絶対に学力だけは全員上げてみせると言い切った。5人という人数の悪い点といい点をスラスラと挙げて、悪い点は始まってみないとどういう方向に行くのか予測が今はつかないから、その時その時で親の協力をあおいだり意見を聞いたりすると思うから一緒にやっていきましょう、と言っていた。 特別クラスの先生は新顔先生以外は確実に安心できる。 かといって人数が少ないのはやっぱり引っかかってはいる。 体育は1年生と合同でやるらしい。そうだよな~。5人って一体何が出来るよ? 社交性という部分でも少なすぎると思う。 なので1年でどういう利点と欠点が出てくるか、そしてそれを天秤にかけて決めようという事になった。とりあえずクリスマスまでを区切りとして、その時まで5人の親がちゃんと子供の成長を見るようにして、一度クリスマス頃に区切りとして考えようという事だ。 そしてここ数日、ダウンロードしたり実際に学校に行ってもらってきたりしたほかの学校の申込書もキッチリキープしていざと言うときに慌てないように全部目を通しておくつもりだ。 決断したのでもう年末までは悩まない事にした。 とにかく来週から始まってみないと分からない。 ちなみにもも造は5人と言う現実に一瞬ビックリしていたが、担任先生の事は気に入ったようで、早く月曜日にならないかな~と言っていた。何よりもアートの先生に飛びついて行ったくらいで、アートのクラスも待ちきれないようだ。 なんだかやっと学校が始まるギリギリになって一息ついた。 備えあれば憂いなし。そして自分の意思や希望ではどうにもならない事もある。 そんな感じでやっと夏休みが終わろうとしてる。 もも造も権造も入れ込んでいた放課後の空手のプログラムは打ち切られたそうだ。 なので1年生になる空手を一緒にやっていた女の子のママを捕まえて対応策を練った。 残ってる生徒の中で空手をやっていたのは8人。全員に連絡とって続けたいのなら一緒に学校に直訴する事にした。 学校は場所を提供していただけで(幾らか徴収してたのかは分からないが)、毎月の支払いは直接空手の先生宛にしていたので、先生が続けたいのならきっと来てくれるはずだ。 もも造に是非空手を続けさせてやりたいと思う人、クリックよろしくお願いします! ↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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