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2009年09月09日
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カテゴリ:美容、健康
ウチのチビ達は牛乳が大好きで、一日何度も飲んでいる。
あまりにガブ飲みするので冷たい牛乳だとお腹に悪いかと思い、コップ1杯を50秒チンして人肌程度に温めたものを一日何度もあげるという非常に面倒な事をしている。
大量に摂取するので出来れば体にいいものを、と思い、牛乳は殆どオーガニックの物を買って冷蔵庫の下の段は牛乳パックで常に一杯になっているのだが、今日初めてマジマジとパッケージに注目してみた。

牛乳も最近めっぽう高いので、うちでは近くのメンバー制の量販店で『earth’s pride』というメーカーの『オーガニック ビタミンD』ってのを買っている。
オーガニックを飲み始めてから普通の牛乳だと水っぽくてまずくて飲めない。日本の牛乳みたくこってりした味に近いし、このearth’s pride、地球のプライドっていかにも良さげなネーミングのがお値段も手ごろで買いやすい。

で、マジマジと手に取ってみてみると、パックの上の部分に赤字でこう書いてある。
Grade A
Homogenized
Ultra-pasteurized
グレードAってのは分かるよな。一番いいグレードってことだ。
2番目のは日本で言うところの『ホモ牛乳』って事なんだろう。
ハテ、この3番目は??
ウルトラペーステウライズドって何??
なので辞書で調べてみた。

3番目から書くと、コレは『パステューライズド』って感じの発音で最初の『パ』の部分にイントネーションがある。ペーストか何かの単語のご兄弟かと思っていた権造、きっとペースト状のように超こってり味なんだろうか、、と想像してたのだが、遥かに正解から遠かった。科学者『パスツール』をもじった単語なようだ。

Pasteurize【動】
1.(牛乳、チーズなどを)低温滅菌する。
2.…にパスツール法を施す

って書いてあるから、科学者パスツールが発明した化学反応みたいなのを施したものって事なんだろう。
ミルクの場合はズバリ書いてある通りの低温滅菌(=低温殺菌)って事らしい。
んじゃ~低温殺菌牛乳って何よ?と思ってしまうので、そのままお助けWikiへゴーしてみると、
『低温殺菌牛乳とは、牛乳のうち、低温殺菌処理をしたものである。』な~んてオイオイオイと言いたくなる定義だった。短気は損気なのでそのまま読んでみると、低温殺菌牛乳の特徴としてこんな事が書いてある。

タンパク質、ビタミン類、カルシウム、不均一な脂肪分などの栄養などの成分が豊富に含まれる。
コロイドのチンダル現象の例として引用されるが、大概はホモジナイズドされた超高温殺菌牛乳を使用したものと思われる。ノンホモジナイズド・パスチャライズド牛乳であっても、チンダル現象が見られるか否かは定かではないものの、恐らく見られるものと推測される。
ノンホモジナイズドの低温殺菌牛乳を注ぐと、表面に不均一な脂肪分が広がる。見た目は悪いが、本来牛乳の持つ味の源である。長時間放置しておくと、脂肪球が凝集して上部にクリームの層ができる。コーヒークリーム等に用いることができる。
ノンホモジナイズドとは、脂肪球を高圧力にて均一化処理しない、という意味である。脂肪球を均一化することにより、たんぱく質の変性が生じ、味が落ちる。
(お助けWikiより)


権造は『パステューライズド』って書いたのだが、日本語(ってか外来語だが)で書くと性格には『パスチュライズド』だそうだが、出たっ!赤字2番目のホモジナイズド。
このホモジナイズドなる単語を調べてみると、

homogenize【動】
1.(異質な要素を含むものを)同質[均質]にする。
2.(ミルク・クリームなどを)(混合して)均質化する。

何の事か、、、、。さっぱり分からん。
ホモ牛乳ってなんなのさ、と思い再びお助けWikiへゴーしてみるも、この『ホモ牛乳』なる言葉で検索しても出てこない。で、牛乳で検索した欄にちょこっと説明があったのだが、ハァ?って感じに難解な説明に理解できず。
お助けWikiに助けてもらえなかったのはコレが初めてであり、困った権造はググってみた。
すると唯一説明っぽい文章に出会えたのだが、それによると、
『ホモ牛乳とは、「ホモジナイズド牛乳」の略で、牛乳は、そのままだと、乳脂肪分が分離しやすく、飲みにくいので、脂肪球を機械的に破壊し、均一化し、分離しにくくし、飲みやすくする。その工程をホモジナイズ工程といい、その加工をした牛乳をホモ牛乳という。つまり、牛乳やさんの親切だ。
それに対し、ノンホモ牛乳は、そんな加工をしてないので、自然のままで、より生乳に近い牛乳である。』
と非常に分かりやすく書いてあった。

ホモ牛乳製造の過程は、密閉容器内で圧力をかけて細管中を通過させることにより、脂肪球が破砕されるって事でこれまた難しそうである。
ま、要するにポイントとしてはホモ牛乳よりもノンホモの方が自然のままで牛乳っぽい牛乳って事だ。

ここまで調べてすでにへとへとになったアタマで考えてみると、オーガニック牛乳と言えど、『自然に限りなく近い牛乳』って事では決してなく、かなりアレコレいじられた牛乳って事だ。
元々『オーガニック』って言葉は『有機農業の』という意味であり、化学肥料で育ったクサや人口飼育料なんかを与えていない牛から採れた牛乳って言う事なんだろう。
だとすると、折角いいもの食ってる牛からとれた牛乳なのに、かなり複雑な工程を経て機械的に成分を変えて人工的にビタミンDなんかも足しちゃってるって事である。
確かに大元はオーガニックなのかもしれないが、、、イメージ的にはもはやオーガニックとは言い難い様相を呈している。
ま、飲みやすいしアメリカの牛乳にしては美味しいからいいんだが。なんだか残念。

でも実際は色んな処理されていない牛乳ってのはきっと飲めたものでは無いのだろう。
味がどうこうという事じゃなく、雑菌ウヨウヨこってり脂肪がドロドロでは現代人の体が受け付けないのかもしれない。
大草原の牧場で牛の乳搾りを体験して、とれたそのフレッシュ牛乳をコップにすくい一気飲みする。『ああ~~ホントこってりって感じですね。まさに牛の乳って感じです。自然一杯な味がしますね!』なんてテレビの番組のコメントなんかにいかにも出てきそうだが、ホントのところはどうなんだろう。
例えばモンゴルの大平原を移動しながら生活してる遊牧民のテントにお邪魔して、とれたてヤギの乳なんかをゴチソウになったら、速攻お腹ゴロゴロになり草原へダッシュって事になるのだろうか。
オーガニックと言えど素の味を味わえない現代人ってなんだか悲しいものがある。

別にナチュラリストでも何でもないのだが、過去からの体験やチビが口にする頻度によってコレはオーガニックを買うと決めている品目がある。

卵なんかもその一つで、ドライブスルーでチャチャっとミルクや卵やジュースを買える、牛のマークの看板の某チェーン店(フランチャイス?)で以前卵を買った時は、茶碗蒸し用に大量に卵を割ってみると黄身が双子になった卵がビックリする確率で出てきた。マザーチキンよ、一体いつも何食わされてるんだ??と言いたくなるような事態に以後は少々お高くっても見た目安心割って安心卵を買っている。
そしてチビのフェバリットお肉のチキン。卵でアレなんだから親玉にも気をつけようとコレも時期を同じくしてオーガニックを買うようになった。肉類で言えば、最近あまり権造自体はビーフは食べなくなったのだが、時々ハンバーグなんかを作るときもオーガニックビーフにしている。
で、一般のスーパーには並ばないオーガニック肉は豚肉である。なのでコレは普通の豚肉を買っている。
わざわざオーガニック専門店まで行くのも遠いから面倒だし超高額な食生活になりそうなので、普通のスーパーのオーガニックセクションに並ぶものだけの範囲だが。
野菜に関してはチビの離乳食時は気になったが、今はオーガニック野菜なんて買わない。大体、肥料がオーガニックでも虫一つ付いてない綺麗な野菜なんてどうなんだろう。この大量生産のアメリカの農業システムで。

外食する時はいちいちそんな事を気にしていたら行けるお店が限りなくゼロに近づいてしまうので全く気にせず、BSEなんか知ったこっちゃないと焼肉カルビに舌鼓を打ち、MSGたっぷりだろうが味が濃くって美味しいんだから中華に舌鼓を打ちと好き勝手に食べているので、なんとも中途半端な健康志向である。

ウチのサロンの場合、、。
美容師って変に固執した人が多いゆえに(恐らく自分を含む、、)、異常な健康志向とかこだわりを持つ人が多い。
女王や皇后なんてのは典型的であり、何もかも某高級オーガニック店から買ってきている。
笑っちゃうのが、その某高級店から女王が『オーガニック緑茶ティーバック』のデカイ箱を買ってきたときだ。玉露級の値段を聞いて飛び上がったのだが、それにしてもドコかでみた箱のデザイン。。そして某大国産。
ああ~~あそこで見たぞ!と思い出し、サロンの近くのアジア系スーパーに行ったら全く同じメーカーの小箱サイズが売っていた。ティーバッグ1袋相当の値段、女王が払った値段のおよそ5分の1。可哀相なので女王には内緒にしてある。某大国の場合、その国のお客さんが『ハァ?オーガニックだぁ?ありえないありえない。』というのでありえないのであろうし、数々の食料品やオモチャに含まれる違法成分のニュースを見るとイマイチ信用できない。
ま、あのお茶の場合、普通のアジア系スーパーであの値段で店頭に並んでるんだから、間違いなくオーガニックでは無いのであろう。例えパッケージにデカデカとオーガニックと書いてあったとしても。

多分、農作物って権造達の世代の親の年代頃まではそんなに汚染だなんだと問題にはならなかったのだろう。産業の発達や科学肥料の普及なんかで権造世代辺りは小さい頃からある程度汚染されたものを食べ続けているんだろう。自分達はまぁ歳行ってるし体自体がそんなものにすでに汚染されているとして。チビ達次世代の人間には、安全なものを食べて欲しいと少しは思うわけだ。いちいち細かく気にしていたらそれこそ普通のスーパーじゃ買い物できなくなっちゃうが、せめて口に入る機会の多いものくらいは親として気を使ってみたいと思うのだ。

環境ホルモンなんかも色々言われている中、神経質になっても仕方が無いが知識として知っておくのはいいと思う。
以前読んだ本、確か北野武のお兄さんの書いた環境ホルモンに関する本だったと思うが、それに恐ろしい事が書いてあった。
ダイオキシンなんかは体に取り込むと蓄積されていくそうだ。で、男性の場合はその蓄積されている有毒なものをそのまま体の中に抱え込んだまま一生を終わる。
が、女性の場合は生き物の本能として対外に排出できる機会に体が勝手に出してしまうらしい。
出産である。
赤ちゃんの胎内に有害物質を詰め込んで生まれるときに一緒に出してしまうのだ。
ってことは。権造の体内にあった有毒なものは、今もも造の体内にある。ここ造の体内にもあるのかもしれないが、一人目って事でもも造の方が多く抱え込んでると思う。
ウチのチビは2人ともオンナであり、将来出産するとすればまた次世代にこの毒を受け継ぐ訳だ。チビ達が成長する過程で取り込んでいく毒物も一緒にして。
こういう事が何世代も続いていくとヒトの体ってどうなってしまうんだろう。そう言う観点からもオーガニックって生まれたんだと思うが、怖い事だ。

なんてあまり突き詰めても生活できないので、ま、ボチボチ出来る事から。


って偉そうに書きながら、、、。
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最終更新日  2009年09月09日 13時57分45秒
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