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カテゴリ:雑談
金曜日の夜、i-phoneの画面が突然変わった。
ネットに繋げると途中で画面が消えてしまったのでリセットしてから20分くらい経った頃という中途半端さだったので、このリセットが原因になったのかどうかも分かんない。 出てきた画面というのが、i-phoneをi-tuneに繋いでくれというものだったので、権造のラップトップに繋いでみた。 ラップトップの方のi-tuneの画面に出てきた指示は『パスコードが入力されていないのでシステムにログインする事が出来ない。』というもの。チビが触るとヤバいのでパスコード付きにしているのだが、いつも使う時は一番最初に入力画面が出てくる。 でもさ~~~~~~~。 i-phoneの画面というのが、唯一エマージェンシーの電話をかける以外、全く『i-tuneに繋いでください』画面からどこにも行けない。なのでパスコード入力画面にも行けない。ってことはパスコードを入れられないからi-tuneに繋げる事は出来ない。 結局、アレコレ自分でやってみたものの全くお手上げ状態で、もういいやとすっかり放り投げてしまって諦める事にした。 土曜日はずっと仕事でその後はケイリー親子と出かける約束をしてたので、携帯ナシで連絡取りづらかったがなんとか無事に待ち合わせをして日曜日にしかるべきところで直してもらう事にした。 日曜日の朝、起きてからすぐに出かけようと思ったのだが、ゴタゴタしてて遅くなってしまい、appleストアに行くにはすでに混雑してるだろうと思われる時間になったので、土曜日に作造が『オマエ、そんなん取りあえずi-phone買ったとこに持ってかんかい。』と言っていたし家から至近距離だったので、購入したところにダメモトで行ってみる事にした。 権造とどうもソリが合わないAT&Tのお店(こちらは携帯専門店)である。 長丁場になる可能性も有り、作造が寝てたのでチビをそのまま家に残して行ってみる。 店に入っていくと名前と来店の理由を書き込む用紙が入り口にあり記入してみたが、ココはapple専門店じゃなく対応できない場合も多い。なので、入り口近くのおっさんを捕まえて『こうこうこういうトラブルなんだけど、直せなさそうならお互いの時間の無駄になるし先に言って欲しいんだけど。』と偉そうな口を叩いてみると、任せとけ!とこれまた偉そうな口を叩くおっさん。 が、何と言ってもAT&T。 相変わらず『お客さん待たせても平気だもんね。』体質なようで、待っても待っても順番がまわって来ない。見渡したところ、それほど人が居るわけでもなく、サービスカウンターの3人の兄ちゃん達の仕事っぷりが遅すぎるようだ。近くでウロウロと権造よりも数人後に入ってきた姉ちゃんもかなりイラついてるようなので、一緒に仕事っぷりを観察してるとどうやら3人のうちでカスタマーサービスを心がけて働いてるのは1人だけで残りの2人は即クビにしてみたい仕事っぷりである。 権造が待ち始めてからすでに30分経過。この時点で暴れだしたい衝動に駆られながらふと気付くと1人の兄ちゃんなんかは権造が入り口の用紙に記入していた頃と同じ家族をまだ担当している。 オイオイ~~~~。何やってんだよ~~~と隣で同じようにいつ暴れだそうかとウズウズしてる姉ちゃんに『あの家族、権造が入ってきたときからあそこに居るよ。』と囁いてみる。2人で観察してみると、i-phoneを買ったこの家族にイチイチ『写真撮りたい時はココを押してね、、』とか『アラームをセットする時はこうこうこうして、、』だとか、全部の機能をご丁寧に一つずつ家族全員に説明しているようだ、、、。 さて~~~!!この辺でキレますか!!と心の中で腕まくりした瞬間、隣の姉ちゃんがフライングしてブチ切れた。 つかつかと姉ちゃんはその兄ちゃんと家族の所に歩み寄り、『ちょっとっ!!そんな事マニュアル見るかappleのサイトに行けばすぐに分かるでしょっ!!』と兄ちゃんに詰め寄った。権造は最初に任せとけ!と言った店をウロついてるが何もしていないマネージャーらしきおっさんに文句を言おうと思ったのだが、姉ちゃんはいきなり直談判である。 こういうピリピリした怒りって伝染するよな~と思っていると、他のお客もそーだそーだと騒いでいるのでこの家族には撤退してもらい、その後2人、遅出の兄ちゃんも加わってやっと権造の番になった。 権造の2倍くらいありそうなドデカイ兄ちゃんがやってきて、権造は最初から説明してi-phoneを渡した。 兄ちゃんはPCに繋いでアレコレトライしてみるが、全く動く気配の無い権造のi-phone。 嫌な予感はしていたが、、、。 やっぱり2時間ほど無駄な時間を過ごしただけでトボトボとAT&Tストアを出た権造の手には相変わらず動かないi-phoneがあった。。。 コレで一日分に相当するエネルギーを消費してしまったので、appleストアに行く元気も無く日曜日は終わり、オフだった月曜日、友達とランチしてベトナム料理のフォーでエネルギーを充電し、そこから近いappleストアに行ってみた。 やっぱ、専門店だけあって申し訳ないがAT&Tとは違うハイソな雰囲気。 が、奥のスクリーンには『本日の予約は終了しました。』の文字が。 え、、、。 予約をしたほうがいいと言うのは知っていたが、平日だし行って予約の時間までストアの入ってるモールをぶらついていようと思っていた権造は甘かったようだ。 とりあえずコンセルジュのお兄ちゃんを捕まえてゴネてみる。 するとこのお兄ちゃんは『あ、コレね。ちょっと待って。』と権造のi-phoneを持って行き、サービスカウンターにずら~~~~っと20台くらい並んでるラップトップに繋げに行った。見渡す限りここの従業員っていつ来ても思うが、PC geekって感じのオタク系ばかりだ。若い人が殆どだが、中にはかなり年配の人も居て、こういうオッサン世代なんかはとても失礼だが、見た目爆弾作ってますって人が多い。が、揃いのappleTシャツを着てずら~~っと並んだラップトップを叩いているこの人達はトータルで見るとやっぱスゴイ。出来ない事ないですよ、オレ達アタシ達、ってオーラが漂ってるようだ。 コンセルジュの兄ちゃんはまだまだ下っ端らしく、他の人と違うオレンジ色のTシャツを着てたが、『ボクで出来なかったら他の人に頼んであげるから。』というのでサンキュ~~っと感謝していつまでも待つことにした。 このお兄ちゃんはかなり頑張ったのだけど、結局お手上げになってしまい、権造をキャンセル待ち状態で予約と予約の間に入れてくれた。結局AT&Tと同じくらい待つことになったのだが、カスタマーサービス度は雲泥の差があったので、こっちも文句一つ言わずに待っていた。コンセルジュのお兄ちゃんがやっと別のお兄ちゃんを連れてきてくれてサービスカウンターに座ってみると早速このお兄ちゃんは色んな武器を並べだした。 権造のお客さんのappleテクの兄ちゃんもサロンでトラブルがある時はものすごい工具類を持ってくる。元々真っ先にこの兄ちゃんに連絡取ろうと思ったのだが、なんせこの兄ちゃんの番号自体が壊れて動かなくなったi-phoneの中である。サロンのPCにある番号は出た試しがないので連絡の取りようがない。 なので、こうして権造は流れ流れてappleストアのカウンターに座っている事になった訳だが、カウンター越しのお兄ちゃんはブラックライトみたいな細いペン状のものを取り出してメインのスイッチの横から中を照らして中を透かして何かを見てた。黒いプラスチックだと思ってたこの部分、どうにかすると透けて中の何かが見えるようである。 その後もPCを通して何やら一杯やっていたが、『データを全部消す事になるけど、バックアップしてる?』と聞いてくる。 バックアップ、、、、いつしたっけ、、。確か買ってすぐの頃に一度やっただけなような、、。 どっちにしても権造は消さないといけないと言われたらノーチョイスな訳だから、そのままどうぞ消しちゃってくださいと言うと、再びお兄ちゃんは格闘してたが、頭を抱えながら、ちょっと待ってくれ、と奥に消えていった。 この人達なら絶対直してくれるだろうと思っていたが意外とものすごく厄介なトラブルらしい。 その後、真打登場!って感じに奥から登場してきたのはスーパーgeek(ヲタク)なおっさんで、おっさんは権造に挨拶した後、ものすごい速さでカタカタとキーボードを叩き始めた。 スッゲーーー。ハッカーとかってこんな感じの仕事っぷりなんだろうな~と見とれていると、周りのお兄ちゃん達もチラチラと見ている。多分このおっさんはここのストアのスーパーコンピューターなんだろう。 ワクワクしながら見ていると、数分キーボードと格闘したあと、おっさんの手がピタリと止まった。一同、ゴクリ、と固唾を呑んで見守る中、おっさん一言。 『ディスイズ ガーベッジ。』 コレはゴミだな、って言いました??? そしてそのまま、権造に『ハブア グッデイ。』と言い残し、おっさん厳かに奥に退場。 おっさんを連れてきた権造担当だったお兄ちゃんは慌てて奥に消えすぐに新しいi-phoneを手にして出てきた。 で、中のシムカードを入れ替えてスイッチオンして確認してから、『ハイ、お待たせしました。』って新しいのをくれた。 え??とビックリする権造に、『カレがガーベッジと言う事は、コレが直る事は無い。』と壊れたi-phoneを手にして言うお兄ちゃん。 結局、かなり本格的な壊れっぷりで買って一年も使ってないから多分不良品って事?? この人達に直せないんだからそう言うことなんだろう。 コレは本社に送るけど、個人情報は全部削除してあるから、と言うので、ハイどうぞ、としか答えようもなく。 新しいi-phoneを貰って帰宅したが嬉しいんだか何なんだか。よく分からない気分だったがとてもappleストアの人達は頑張ってくれたと思う。 帰宅後。。。。 早速PCに繋いでシンクロ(同期)してみたが、、、。 やっぱバックアップしたのは、まだたいして友人知人お客さんの番号も登録していなかったかなり初期の頃であった。 結局、最初からやり直しっぽい。。。 あああああ。面倒だ。 今日は仕事の合間にちょこちょこと携帯で連絡取ってるお客さんの番号だけサロンのPCで調べて登録した。ああ、いつになったら前の番号が全部揃うんだろう、、。 なので、マイアミの皆さんで多分権造が番号持ってたな~と思う人や、日本で権造の携帯からメールが届いている人は番号やアドレスもう一回教えて欲しい。よろしくお願いします。 結局、この経験から学んだ事。 カスタマーサービスで大事な事: 1. その分野の専門的知識や技術。 2. 待たせない。待たせている間のフォロー。 3. 他の人を待たせている時は、目の前の客だけではなく全体を見る。 4. 自分はプロだという自覚とプライドを持った仕事っぷり。 5. チームワーク。 こんな所がとても重要だと感じた。特に個人主義のこっちカルチャーの中、appleのチームワークは中々素晴らしかったと思う。権造が帰る時にもちゃんと最初のコンセルジュのお兄ちゃんはめざとく権造を見つけて声を掛けてくれた。 考えてみればどの業界も大事な事って一緒だよな、と思う人も、結局最初からappleストアに行っておけばよかったのに、と思う人もクリックよろしくお願いします! ↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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