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テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:チビ
もも造が空手を始めたのは2年前。
5歳の幼稚園児であったので、厳しい先生の方針に同じクラスの女の子達はあっという間に辞めてしまい、本人も何度も辞めたい病を時々患っていたが、なかなかサマになってきていた。 今でも初日に権造が受けた衝撃(笑撃)は忘れられない。 ソレはコチラ→『もも造空手事情』 学校に長年教えに来てくれていたこの先生はラテンのおじいちゃん先生で、息子のヨメが同じ空手で知り合った日本人の女の子であり、もも造もものすごく可愛がってもらっていた(厳しかったが)。 残念ながら今年からはリタイヤすることにしたらしく、同じ時期に道場も遠くに移ってしまったので、代わりの先生も来ないことになって打ち切りになってしまった。 最初ほとんどの父兄はテコンドーやカンフーとカラテの区別もつかず、あくまでもチビのお稽古事として始めたようであったが、もも造と同じように2年もやっていると それなりにサマになってきたり、チビなりに真剣に習っているのを見ていたので、空手教室が無くなったのをとても残念に思っていた。 学校側はそんな父兄の要望を受け、教えに来てくれる先生を探していたのだが上手くいかなかったようで、権造の所に『誰か知らない?』と話がまわってきた。 そういえば、、、。 作造レストランにいつも日本人の師範センセーが来ている。 この人もまたビシビシ厳しい人で道場で教えているのだが、師範に頼むのはちょっとおこがましいとしても師範の弟子なら紹介してもらえるだろう。 よって作造経由で師範に話を持っていったところ快く弟子を紹介してくれたので、学校にその弟子の連絡先を伝えて話はめでたく決まった。 唯一、考慮しなければならない点は、リタイヤした先生は『沖縄剛柔流空手』の先生であり、師範は『松濤館空手』だと言う事だ。 権造は剣道はやっていたけど空手に関しては素人なので細かい点は分からないのだが、流派が違えば型なども変わってくるわけでチビ達は一からやり直しの部分もあるのだろう。 が、前々から作造レストランで会う師範には『なんでウチの道場に連れてこないんだ!』と言われていたし、もしもも造が本当に続けたいと思って学校での教室以外に道場に通いたいなんて言い出したとしたら、遠くに移転してしまった沖縄剛柔流空手の道場よりも比較的近くにある師範道場に通える訳だ。なによりももも造も権造も大好きだった先生はリタイヤしてしまっている。 なんて個人的理由も含めつつ。 2年間学んだものの中で一部変更があるのは残念だが、メンタリティの部分ではすでに培われたところもある訳だし、これからは松濤館空手でずっと頑張ろうともも造と話した。 で、その新しい先生のデビューが昨日である。 権造はオフであったし、作造もたまたまオフであったので、この弟子センセーも師範と同じように作造レストランにはしょっちゅう来ているので、作造も一緒に学校に見学に行く事にした。 正式決定したのが先週の事なので、とりあえず昨日集まった生徒は10人。 実はもも造クラスも担任の先生が『空手教室生徒募集』のプリントを生徒に渡すのを忘れていたようで通知が無かった権造も昨日から始まるとは知らなかった。たまたま作造レストランに土曜日に現れた先生から『月曜日から行くぜぃ。』と作造が聞いて権造は知る事が出来たのだが、知らなかった生徒と父兄も居たので後3人くらいは増えるはずだ。 父兄の何人かはこの新しい先生をチェックしに見学に来ていたので端っこにイスを並べて一緒に見学していた。 2年かかってテコンドーやカンフーとカラテの違いを理解した父兄にとって、Karateはカラテであって、その中で細かく分かれている流派の違いを理解するのはこれまた大変な作業である。 チビがまず最初に学んだのは正しい座り方、礼の仕方、立ち上がり方などかなりベーシックなもので、それでも前にやっていた事とは違うのである。 その度に、『ゴンゾウ、彼(先生)は一体何をやっているのか?』『なんで前のスェンセーと違う事を教えるのか?』と質問攻めに遭う権造。オキナワゴウジュウリューとショートーカンカラテの違いを説明せよと言われても権造には無理であり、 『クリスチャンだってバプティストだとかメソジストだとか一杯細かく分かれるでしょ。それと同じでカラテも細かく分かれていて~~、、』 なんて説明したのだが、他の父兄もやっぱり2年学んだなかでやり直しがあるのには少々ガッカリした人も多かったようだ。 チビの方はそんな父兄の思惑など関係なく、新しい先生に少々緊張しながらも摺り足の運び方だとか一生懸命習っている。チビ達もこの流派の違いなんて分からないのが多いのだろうがとりあえずノープロブレムらしい。 この新しい先生、ハリー先生は、やっぱ本人も少々緊張しつつなかなか厳しく教えていた。 作造が師範から聞いたところによるとハリー先生はかなり強いらしい。 こういった武道の厳しさの片鱗は前の先生からも徐々に教わっていたので、前から空手をやっていたチビ達は言う事を聞いていたのだが、大変なのは新しく始めた武道の免疫のないチビ達である。 正座して礼をする時の手の角度。 こうやって三角になるように、とハリー先生は言うのだが、経験組のチビ達はちゃんと先生の言うとおりに手を三角につくものの、初体験組のチビ達は『こうやってやりたいからヤだ。』とか『地面に裸足で座るのはヤだ。』とか、そりゃも~色んな口ごたえをする。 ハリー先生は一瞬きょとんとしていたが、それでも『何事にもルールと言うものがあり、君達が習うカラテの中でこれは一番大切なルールの一つだから、先生の言うとおりにちゃんとしなさい。』と辛抱強くも厳しく言った。 親の家での教育の部分も大きく影響してると思うんだが、言われてハイと素直にうなづくチビも居れば、イヤだ~~と駄々こねるチビも居る。 もも造より2つ下の女の子、つまりもも造が空手を始めたときと同じ歳の女の子は、イヤだイヤだを連発しては先生に窘められていたのだが、結局終わった後はパパの所に走っていき、『こんなのやりたくないぃぃ~~!』と大泣きしていた。 この子のママというのは権造に『誰か紹介して』と話を持ってきた学校のスタッフ本人であり、ママが仕事中だったのでパパが見に来てたんだが、、、。明日水曜日の2回目の教室にこの子が現れるのかどうか非常に気になるところである。 そういえば、もも造が始めた時も一緒に習い始めた同じクラスの女の子達も叱られるたびに次々と辞めていったっけ。 一番チビ達が戸惑ったのが掛け声が今までと違うってことだ。 いままでは先生が『こうこうこうやってやるように!』と言うと『ハイっ!スェンセー!!』と『ハイ』で返事していたのだが、ハリー先生は空手の王道?である『オスっ!!』をチビに教えている。 この先生自体、ちょっと『オスっ!』と『ウスっ!』の中間を行っているので、聞いて必死に真似しているチビ達も必然的になまる事になる。 『Yesスェンセー、という意味の時の掛け声は オスっ!と言いなさい。ハイやってみてっ!』 『。。。。。。。。』 『どうした、ソレっ!』 『、、、、、うちゅっ、、、、。』 『ウチュ、じゃないっ!オスっだっ!ハイっ!!』 『うちゅっ。。』 『もう一回っ!』 『うちゅっっっ!!!!!』 もーーーどーーーしましょーーと笑いをこらえる権造。 先生だって『ウチュ、じゃないっ!ウチュだっ!ハイっ!!』って権造には聞こえてしまわなくもないのに、チビの『うちゅっっっ!!!』の連呼に慣れるのにはしばらく時間がかかりそうだ。 初日だし道着もまだ無いと言う事で予定の1時間よりやや早めに終わった先生。 終わってみると先生一人、汗びっしょりになっていた。 大人に教えるのとは違ってチビ相手と言うのはさぞかし大変なものだろう。 頑張って欲しいものである。 前の先生に馴染んでいたチビと父兄も慣れるまでは戸惑うだろうが、頑張って全員続けて欲しいものだ。 ここ造は一緒に見学していたのだが、エイヤっ!と一緒に突きの真似をしてみたり自分も裸足になってみたり。 もも造はここ造が自分と同じ課外授業を取るのを非常に嫌っている。 自分も姉造が居るので、この『姉妹が比較される』という事を嫌う気持ちは良く分かる。 が、ここ造もやりたいのなら、、と思って本人に聞いてみると本人は体操がやりたいそうだ。学校の体操クラスを見学してみたのだが、やってる場所が狭くって、外から体操教室のお姉さんがやってきて教えてくれるわりにはお遊び的要素が多く、たまにキャンプに放り込む家の近所の体操教室の方が本格的な運動っぽいので、そちらの方でスケジュールがあれば来年くらいからやらせてみてもいいなと思う。 もも造が『押忍っ!』てのが何だか似合う反面、ここ造は『うちゅっっ!!』がピッタリな気がして見てみたい気もするのだが。 本日のここ造: 帰宅後なんだか静かだな~と思い部屋を覗くとバケツの中でふとんに埋もれて熟睡中。。。 8月の新学年から昼寝がなくなったので4歳児には長い長い一日である。 一旦寝てしまうと起こすのが大変で夕メシはビービー泣いているここ造にご飯を突っ込むことになる。 気がつくと色んなところで寝ているここ造。 クローゼットの中に毛布を敷いて寝ていたり、リビングに以前使っていた寝袋を持ってきて寝ていたり、洗濯カゴの中で丸くなって寝ていた事もあった。 ネ、ネコ、、、、、???と思う人、クリックよろしくお願いします! ↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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