のらりくらりと行きたい

最近、チビのクリスマスプレゼントをeBayなんかで探している。
去年はクリスマス前にお店をハシゴしてクタクタになったので、今年は早いスタートにした。
で、eBay内をアレコレ散策して、これぞ！と思うものを落としていったりするうちに、自分もなんだかオークションに載せてみたくなってきた。
なのでここ数日、ブログ更新を放置プレーしてseller（売り手）になるにはどうするのかと言う事を検索して読みまくっていた。
まぁ、トップセラーとかパワーセラーとか売りまくって稼ぎまくる人達とは違い、どーせクローゼットのこやしになってしまうものを片付ける、という意味でも、ま～売れたらいいんでない？という程度の事だ。
自分の出すブツを誰かが買ってくれるかも、というのもドキドキして楽しい気がする。
毎日忙しいので郵便局に通って配送の日々、なんてのは不可能なので、とりあえず５，６品くらいだったら試しに出してみてもいいんでは、と思っている。

といってもまだ載せる段階にもいかないので、とりあえず自分の口座のある銀行にもう一個cheking（小切手）口座を開けてみた。
今までチョコチョコ安物買いしてたeBayのブツは自分のchekingの口座から直接落ちる。で、一応オトナな権造としては無駄遣いを防ぐ為にも普段から手帳に収支をチマチマと書いている。家計簿というにはシンプルすぎるのだが、見てると『使いすぎ～』『お～今月はあまり出費してない』『あまったお金はsaving（預金口座）の方に移すか～』などなど一応分かるわけだ。ここ最近、これの記録をつけるときにこのeBayの安物プライスがチョコチョコ入るのでややこしくなってきた。売ってみようかと思ってる訳だしeBay専用口座にしようと言うわけだ。
自分のスケジュール管理と同じで、PC管理するよりもアナログにお気に入りの万年筆で記入して電卓叩いて計算する方式を取っている。キーボードでただ数字を打ち込んで勝手に計算してもらうよりも一手間かけるだけで随分マジに数字を見るわけになり、PC管理よりも精神的に無駄遣いは控えているはずだ。
昨日、ネットで開けた新しい口座には自分の口座から５０ドル移しておいた。
この５０ドルが元手である。少なっ！！
それで昨日仕事の合間に携帯からビットしたのが『郵送用のスケール（はかり）』である。
立派な新品を１ドル２セントという謎な価格で落としたのだが、送料は１６ドル。送料で稼いでるのか？と言いたくなるが、総額１７ドルちょいは安い。サロンのカラー剤用の量りだってこの前ぶっ壊れて新しくしたのだが、３２ドルしたのだ。権造が購入したのはその何倍もデカイものなのでお得であるし、毎回購入すると数％バックされる分が９ドル残っていたので結局自腹は８ドルちょいであった。

アレ？前置きが長くなってしまったが。。
そんな事をしてウキウキしていたのだが、もう一つ買おうと思ったのはちゃんと購入したものや売るものを記録するいわば家計簿みたいなノートだ。これも昨日の時間が空いたときに近くのオフィスサプライ店にダッシュで買いに行ってきた。
普通タイプでいくつかの枠に区切られているものを買ったのだが、サロンに戻ってついでにランチを食べていると、同僚も２人ランチ中で食べながら若い方がもう一人に『どうやったら家計の無駄を無くせるか。』という相談をしていた。
若い方は去年に結婚したばかりでダンナがマッチョ・ラティーノなアメリカ人の女の子だ。
ダンナは衝動買いが多くていつの間にか口座のお金がえええ～～！！と驚くほど減っていたりクレジットカードの残高がええええ～～！！と驚くほど増えているそうだ。んで、権造も一緒になってアレコレとアドバイスをしていたのだが、そもそも記録好きの彼女にしては家計管理はアバウトで、権造が買って来たばかりの家計簿ノートが２冊入りだったので１冊あげる事にした。
自分のバッグの中からノートを出して、『ホラ。とりあえずコレにしばらく記録してみなよ。チビチビ記録付けるの好きでしょ？』と渡してみると、同僚２人して固まっている。
こんなノート、見たこと無いけどどうやって使うの？と言うので今度は権造が固まった。

え？？？？？こんなの見たこと無い？？？？

↓こんなのです。


別にフツーのものなんだけど、コレって知らない人って多いんだろうか。。。
権造は昔、ド貧乏をしたことがあるので、幾ら稼いだ、幾ら使ったというのを最低限記録するクセはその頃から付いている。本格的に細かくやったのは小さい会社の秘書をしてた時である。なのでその頃からお馴染みグッズなわけなのだが、意外と知らない人って多い？？でも普通に知ってない？？

なので、他の同僚もスタッフルームに来るのを捕まえては聞いてみた。
すると。
ええええ？？
知っているのは数人で後はみんな見たことが無いそうだ。
へぇ～～～～～。なんだかビックリ。
その後、相談してた彼女に１冊渡して記入の仕方を説明していたのだが、彼女、結構しっかり者なので余計にビックリした。ダンナが知らないところで使っちゃうから管理しづらいのは分かるけど、そりゃ節約しなければ、という状態に陥るはずだ。

我が同僚の別の一人はサブプライムでコンドを購入して去年から差し押さえの危機に瀕している。
この人の場合は、とにかくものすごく適当に小切手を切ってしまい小切手帳にちゃんと収支を書き込む小さい冊子が付いているにも関わらず、真っ白のままである。
で、銀行から不渡りになったと小切手が戻されてきて初めて『口座にお金が無い！』と大騒ぎする繰り返しなのでどうしようもない。権造が相談してきてた同僚に家計簿ノートをあげたのを見て『私も欲しい欲しい！！』というので『あの～～オタクの場合はとりあえず小切手管理が出来るようになってからね。』と言うといじけていた。
この人の場合、貧しい国から来ているので多分お金を持つのはどういう事かという教育は全く受ける機会が無かったと思われる。
家のローンが払えないのに２０００ドルもするベットをこれまたローンで買ったりする。
借金というものがどういう事なのか全く理解せずに、払えなくなるとコレもベットのローン会社に電話して払えないと開き直り挙句の果てに値切って得意になっている。
ローンを降ろすほうもどうかと思うが、それ以前に『借りたものは返す。万国共通だ。』とハゲタカで鷲津が言ったように、当たり前の事が出来ない。
差し押さえ寸前の家だって、あれは自分のものなんだから！と完璧に思い込んでいる。『権造だってまだローン残ってるし、正確にはローンが終わるまで家って銀行のものなんだよ。』と事あるごとに言うのだが、書類にサインした・鍵を貰った時点で自分のものになってしまうようで、払えないからと言って取り上げようとする銀行は悪魔の手先でゴートゥーヘルな存在らしい。

自分の通ってる教会の人から弁護士らしき人を紹介してもらい、かき集めた１０００ドルをとりあえず払って差し押さえを食い止めてもらうようにお願いした、と言っていたのが半年以上前。
で、先週も何やらスペイン語で電話で怒鳴りたてていたのでどうしたのか聞いてみると、『多分君の場合は家をキープするのは無理。』と言われたそうだ。
一体この半年間、弁護士（らしき人）は何やってたの？と聞くと、任せっぱなしで聞いた事が無いという。。。。ああもうだめだ。
その弁護士（らしき人）のオフィスの場所も知らなければ、今まで一度も何か書類のようなものを見せてもらった事も無い。２００％確実に金だけ取られてパーだよ、と権造が言うとオイオイ泣き出してしまった。
泣いてるヒマあったらどうにかしろ、と『すぐに電話を掛けなおして半年間に自分のケースを扱った記録を今速攻でサロンのFAXに送ってもらえ。出来ないんだったら全額返してもらえ。』と入れ知恵をして電話を掛けなおさせる。感情的にならずにひたすらドスの聞いた声で冷静に話せと言い、泣きながらも怒鳴らずにその弁護士（らしき人）と話してなにやらメモに書きとめている。Webのアドレスらしいので、書いてる側から権造のラップトップで繋げてみると、普通の公的機関のサイトでパスワードを入力するとリストが出てきて同僚の名前を探してクリックしてみると、住所が出てきて後は他にクリックする箇所がいくつかあるだけだ。

権造と一緒に以前AVEDAの学校に先生に行ったマウリーは不動産免許も持っているのでマウリーを引っ張ってきて見せてみると、なんのことはない、普通の不動産屋でもアクセスできるパスワードらしい。
気付くと同僚はすでに電話を切っていたので『他には？』と聞くと『これだけ教えてくれた』だけらしい。。。マウリー曰く、このページからクリックするのに更にパスワードが必要で、それはパスワードを知っている例えば不動産専門の弁護士だとか公務員とか査定する人とか限られた人がアクセス出来るらしい。
要は、一般の不動産屋が知ることの出来る情報しか持って居ないわけで、半年『君を助けるよ』といい続け小金をせっせと巻き上げた結果がコレだと言う訳だ。
ズバリ騙されてるよ、と断言する権造に、また泣き出す同僚だが自分で学習していくしかない。難しい英語がわかんないとかは自国から出てきた人間には全く言い訳にならないので、相談には乗るけどヘルプはしない、とバッサリ権造は言った。
実際権造にもどうしていいかなんて知識は無いし、とりあえずこの半年間の無駄金も回収しないといけないだろうから、BBB（Better Business Bureau・不正な商業行為を規制する機関）の電話番号だけネットで調べて後は自分でやれと渡した。
知識の得る機会の無かった人達にいきなり家を売ってみたり、助けるとウソついて詐欺を働く側も悪いが、知識を得る機会が無かったのなら知識を得ようと努力しない方にも問題はある。経済破綻の影でサブプライム自体がうやむやになり、こうやって訳も分からず苦しい生活を続けていく人達ってまだまた山のように居ると思う。

聞くたびに色んな事に頭にくる。

ウチのサロンって人種も様々だし格差社会の縮図でもある。
ビーチのものすごいコンドに住んで毎週豪遊している人からサブプライムに苦しむ人まで。
それぞれに腕は立ち自分なりのいい仕事をしている人ばかりなのでそれなりの生活が出来るようになって欲しい。


昨日、家計簿をあげた同僚は早速自分の小切手や口座引き落としカードやクレジットカードの記録を掘り出して、今月の初日からの分を全部すでに書き込んだそうだ。
カテゴリーごとにとりあえず合計を出してみて、ダンナの買い物がとんでもない事と外食費が次にとんでもない事を発見して、ダンナと２人で固まったらしい。２人の月平均の収入をとりあえず３で割ってみて（１０日時点なので）すでに赤字らしく、今月の残りは外食を半分に減らしてみる事と、ダンナの買い物専用の口座を開けて口座引き落としのカードのみを持たせてクレジットカードは没収する事で合意したそうだ。
元々しっかり者だし凝り性なので節約できる部分はかなりになるんだろう。


ところでこの家計簿って。
日本の場合、家庭科の授業で習ったりするんだっけ？？
確か習ったような、と思う人も、イヤ知らない、見た事も無いという人も、クリックよろしくお願いします！
そして今度の月曜日は１日予定が入ってるので無理だけど、その次のオフの木曜にちょっとeBayセラーデビューしてみようといきなりクローゼットの掃除を始めてる権造が出品するブツが売れるといいねと思ってくれる人もクリックよろしくお願いします！
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