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テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:アメリカ生活
子供のようにスヤスヤ寝てるか、何かにハマって殆ど寝ないかどちらかだったここ最近。
すっかりサボり癖がついてしまっているが、ここ最近の出来事を少し。 地震 奇しくも15年前の阪神大震災とほぼ時を同じくして起こったハイチの大地震。 ハイチからのお客さんも居るし、ここからそんなに遠い訳でもないので、ものすごく気になっていた。 ずっとニュースで携帯からTextすれば10ドルを赤十字に寄付出来る、とやっていたので、早速トライしてみたものの凄く混雑してるのか途中までは進むんだが最後まで手続きが出来ない。よって直接赤十字のサイトに行ってとりあえず微々たる額を寄付しておいた。 作造も知っていたので、寄付はしたのか聞いてみたら『そんなもん、ワレ。ドコにカネが行くんか分かったもんやないやんけ。』と全くこの手の寄付を信用していない模様。 確かに阪神大震災のときは各国から集まった寄付は相当な額だった。在マイアミの日本人の人達も個人的に寄付をしたり街頭に立って寄付を募ったりと出来る限りの事をした。 そしてその後、一番酷かったエリアに住む作造ファミリーに聞いたところ、もらった金額というのは政府からの3万円くらいだったらしい。 一体あの巨額の寄付はドコに??と誰もが思うだろう。 寄付する先にもよるのだろうが、街再建のためのインフラ整備なんかに使われる部分が多いのだろうか。 チビ達の学校でも早速通知が来て救援物資を今週から教会のネットワークを利用して随時送るので持って来て欲しい、とリストが載っていた。 水、殺菌ジェル、粉ミルク、缶切りの要らない缶詰、歯ブラシ、石鹸、乾麺、お湯だけで出来るインスタント食品、乾電池、などなど。 毎日少しずつ持っていこうと思い、明日買出しに出かけるつもりだ。 だが。 昨日はニュースを見ていないので少しは状況が変わっているかもしれないが、一時は飛行場が降りた飛行機で溢れてその後の各国レスキュー隊を乗せた飛行機が降りることが出来ずにドミニカに逆戻りしたとか言ってなかったっけ? 救援物資は一体いつごろに届くのだろう。 色んな疑問があったので、土曜日に来たお客さんに聞いてみることにした。 この人は大手石油会社のプラント管理や危機管理の教育をしている人で世界各国に出張に行く。そしてこの会社は世界中にプラントや支社があるので、災害時にはいち早く自社の飛行機を飛ばして救援物資を届けるそうだ。一度はこの人本人も飛行機に乗って被災地に物資を運んだらしい。きっといい意見が聞けるだろう。 この人曰く、今回のハイチの地震の場合、他のエリアで起こった時よりもかなり物資が届くのに時間がかかると思われるらしい。マンパワーも保管場所も設備も輸送手段も物資を効率よく送り出す組織も治安の維持も何もかも無い尽くしなので、全面的に海外からの補助を受けねばならないらしい。 『だから物資を直接寄付したとしてもいつ届くのか予想出来ないから、まずは赤十字に現金を送るのが一番妥当だと思う。』 と言っていた。赤十字の場合、まず『命を救う』のが最優先であり、お金は薬品や医療機器や食料の搬送なんかに使われるであろうし、赤十字は独自のシステムを持つので効率的に輸送する事が出来るだろうという事だ。 まずは、折角命を取り留めても怪我を負ったり飢えている人を助けるのが大切であり、感染症などが起きないように衛生環境を出来るだけ上げていくのが大切なんだろう。 映像を見ると心が痛む。 もも造も学校でちゃんと話を聞いてきたようでニュースの時間になるとハイチのニュースはするだろうかと権造に聞いてくる。 とりあえず学校に持っていく物資の方は到着が遅れても物資が多すぎても充分使えそうなものを考えて選ぼうと思う。 日本の援助隊もやっと現地入りしたようであるし、一人でも多くの人の命を救って欲しいと思う。 1700人もの各国の救助隊が努力を続けている中、犠牲者は5万人から20万人の間というとんでもない事になっている。 地震って本当に怖い。 1Q84 先週、母造が本を送ってくれた。 村上春樹の『1Q84』である。 村上春樹の著書は結構沢山読んだ。元々ぶっ飛ばしのストレートな文体が好きな権造であるので、読み終わった後の感覚が村上春樹だとかなり違う。 村上龍や宮部みゆきの場合だと、先へ先へと読んでる端から引っ張られるような感覚があり、倍のスピードで勢いつけて読破した後、スカーっとした疲労感がある。 コレが今までの村上春樹作品だと、行間隅々までじっくり読んで時には随分前のページに戻って確認しつつ、倍の時間をかけてひたすら文章を目で追う以外に脳をフル回転して考えてやっと読破した後、え、、それでも充分理解出来ていないような、、という焦燥感がある。 ひとえに読者としての好みの問題だと思うのだが、こういう訳で村上春樹作品は何度も読み返して復習する、という作業を続けていた。 今回の1Q84は香港なんかでは『この本を売るだけの専門店』まで発売時に出来て、内容が予め全く情報として流れなかった事もあり、随分気になっていた。 電話で母造と話したときにこの話をしたんだったか、とにかく母造が送ってくれたので、んではいつも通りじっくり読むことにしよう、と昨日土曜日の夜、チビが寝てからスタートする事にした。 で、結局。 殆ど寝ずにBook1を読破してその後Book2へと移行。 一旦1時半頃に寝てしまったのだが、3時前に目が覚めて再び読み出す始末であった。 話の内容は、読んでいない人も居るだろうから書くのは控えたいが、丁度夜中に一人で読むには程よくほんのり恐怖感をそそる箇所であり、またそんな時に限って本家がドアの隙間に向かって『ウゥ~~~。』なんて唸るもんだから、ガバっとベットから飛び起きて本家が睨んでる方向に視線を走らせ『え?リトルピープル来た??』なんて一人挙動不審に陥っていた。こういうイマジネーション無法地帯は読書の醍醐味でもあり、すぐに感情移入してしまう権造は充分楽しむ事が出来たと思う。 なので今までの村上春樹作品に対して勝手に持っていた権造の思い込みは捨てる事にしよう。 今日はとにかく続きが気になるので家の中も本を開いて手に持ち歩き回る始末。天気がよければチビと動物園に行こうと言っていたのだが、あいにくの雨で中止となり、一気に残りを読み終えた。 最後の方はなんとなく想像は付いていたものの、え?ここで終わる?という驚きもあり、あ~ここで終わるのか~なるほどね~と思ったり。 とりあえず、も一回読んでみよう。 結構おもしろかった。 相変わらずコレクションの為に毎日チェックしてるACEOで表現するとこんな感じなんだろうか。権造コレクションの中からイメージとして選んでみると。 風景の一コマを切り取ってみると、村上龍や宮部みゆきの作品ってこんな感じ。 ストレートに表現するものが伝わってくる。 冬の木々はあくまで冬の木々であり、冷たさもダイレクトに表現されている感じ。 村上春樹作品に権造が抱いているイメージってこんな感じ。 おそらくトンボがメインなんだろう、と一旦想像してみるものの、イヤもしかしてそうじゃなくってぼんやりした空や草原も含めて全体で何か他のものを表現してるんだろうか、とちょっと考えてしまう感じ。 中々『表現』というものは奥が深い。 先日、作造が休みの時にレストランに出かけたときにお絵描きセットを持参したので落書きしてたお題が『Bunny・ウサギ』。 コレは権造Bunny。 コレに色付けしたここ造Bunny。 横向きとはシュールな、と唸ったもも造Bunny。 そしてファミリーの失笑を買った作造Bunny。 作造、かなりヤバイと思う人、クリックよろしくお願いします! ↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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