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テーマ:ニュース(99892)
カテゴリ:ニュースから
相変わらず地震の話なんだが、20日の朝日新聞のニュースにこんなのがあった。
ハイチに米国の豪華客船が停泊 「無神経だ」との声も 読んでて、う~~ん、コレは人それぞれ受け取り方が違うから一概にこうとは言えないよな~と思っていた。丁度今日サロンでこの記事の話をジョージにしていたところ、こっちのニュースでもやっていてやっぱり反応はバラバラだったらしい。 今日の最後のお客さんはチビの学校の教会担当の人だった。入ってくると真っ先に目に入ったのが彼女が着ている『Haiti』とロゴの入ったTシャツ。 昨日権造はチビ学校の教会経由で送る救援物資の買出しに行って今日学校に届けてきたばかりだ。スタッフの人、かなりな気合だなと思いTシャツの事を指摘すると、なんとビンゴな事に、彼女はこのクルーズから月曜日に戻ってきたばかりだった。 早速彼女にこのクルーズが問題になったって知ってた?と聞いてみると。 朝日新聞の記事は『乗客たちは厳重な警備のもと海水浴などを楽しんでいる模様だ。』なんて書いてあるが、実際の雰囲気はやっぱり違ったものだったようだ。 彼女の場合、元々去年の10月頃に予約していた家族旅行だったようで、地震の後に行くべきかどうかと考えてクルーズ会社に電話したそうだ。そこでクルーズ船には救援物資を積んでいく事などを聞き、そのまま予定通り旅行に行く事にしたらしい。 船に乗ってみて乗客同士で話す事も主に地震の話だったらしく、殆どの乗客がハイチに到着するまでに募金に応じたそうだ。 実際にハイチといってもロイヤルカリビアンの所有するプライベートアイランドに接岸したので被害の様子などは垣間見る事は出来なかったらしいのだが、こちらの方は首都の港と違い被害も無く物資を下ろすのも手際よく行われていたそうだ。 物資を積んだ飛行機ラッシュは相変わらず続いているらしいが、こちらは陸路で届けられる事になる。 『確かにビーチには行ったけど、別に能天気に寝そべってくつろいでただけじゃなくって、地元の人が売っているお土産なんかをみんな意識して普段以上に買ってたわよ。』 と言っていた。集めた募金はすぐにロイヤルカリビアンの方からどの機関なのか聞くのを忘れたがしかるべき機関に手渡されたらしいし、乗客の殆どが『なるべくここでキャッシュを落としていこう』という意識を持っていたようだ。 彼女達が居た場所はロイヤルカリビアンの所有地で中での売上金の一部は会社がマージンとして取るのだろうが、地元の人達や産業が少しでも潤うのなら、という気持ちを多くの人が持っていたのは、『海水浴を楽しんでいる模様だ』なんて文章とはニュアンスが少々違うような気がする。 実際彼女もお土産の大部分をハイチで購入して後に寄港したジャマイカでは殆ど何も買わなかったそうだ。 ロイヤルカリビアン自体、会社からかなりの額の寄付をハイチに早々に贈ったらしい。 そして空路が混雑している中、海路から物資を運んでいるというのも立派な救援活動なんじゃないかと思った。クルーズ会社としての運営もあるのでお客は乗せているが、乗客にも詳しい説明がされて、何よりキャンセルせずに乗ってきた人達がバケーションであったとはいえ、普通のバケーションとは違った趣の意識をもってハイチに行ったのだから、権造は実際に行った人から話を聞いてみて、コレはトータルで見て問題ないのでは、と思う。たとえ中には見物気分の人が居たとしても。 彼女は元々教会関係の人だから慈善的な行為が身についているのだろうけど(実際ロイヤルカリビアンのスタッフに物資の積み下ろしの助けが要らないか聞きに行ったらしい)、その彼女曰く、『のほほんと楽しんでいるだけの人は少なくともハイチに居る時は見かけなかった』そうだし『こんな時期にハイチにクルーズに行った自分を正当化する訳じゃないけど、自分にとっても災害について考える機会になった』という事だ。 実際、クルーズから帰ってからニュースでロイヤルカリビアンのハイチへのクルーズが問題になってると聞いて、あれだけやっているのに何で?と思ったそうだ。 こういう話を聞いてみると、ニュースってホント物事の側面だけを伝える場合があるよなぁとつくづく思う。 そして、ニュースに出てた記事を直接経験した人がフラっとお客さんで来るという事を考えると、やっぱりハイチはココから近い、と実感する。 今日もバタバタしており、今日はもう寝て明日書こうかと思ったのだが延ばすとまたサボりそうなので、言いたい事だけ書いてみた。 あああ??短い?と思う人、クリックよろしくお願いします! ↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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