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2010年03月05日
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テーマ:ニュース(99889)
カテゴリ:ニュースから
時々覗かせてもらっているきっこさんの『きっこのブログ』にショッキングな事が書いてあった。
イギリスのBBCの『イラク・ファルージャでの出生異常を医師が報告』というニュースである。

映像や記事本文の文章によると、手が欠損していたり手足の指が6本あったり額の真ん中に目があったり鼻があったり、、、。映像の途中で頭が3つあった子供の写真がチラリと映るのだが、レポーターの人がコレは放送に耐えないと撮影するのを辞める事にしたと言っていた。
心臓に先天的な欠陥のある新生児の出生率はヨーロッパの13倍で、2003年以前のデータでは2ヶ月に1例ほどしかなかった奇形児の出産例が今では『毎日』2,3例あると言う。脳の麻痺や障害に苦しむ子供も多く居る。
現地のドクターや家族達は6年前にアメリカ軍が使用した『highly sophisticated weapons・超高性能兵器』の影響だと信じている。
この記事の横の方には白リン弾の多用があった、と書いてある程度で、白リン弾って発煙弾であり、白リン自体の毒性がどれほど人体に影響があるのか分からない。

きっこさんのブログでは、アメリカ軍の使用した劣化ウランについて触れている。
元々劣化ウランとは重金属であり重金属中毒を引き起こして腎臓などの障害を引き起こすのはすでに解っている。残留放射能の被爆も問題にはなっているが、アメリカやWHOは証拠が不十分との立場をとっているが、WHOは子供が口にしないように警告は出している。
こういったまだまだデータ不足のウランを兵器にして使用して(データはあるが隠しているだけかもしれない)、使用時期以降に産まれてくる子供達にどんどん異常が見つかっているという事は、関係なしとみなす事は出来ないだろう。
イラク当局は当分子供を作らないように、との伝達をしたと記事の中に現地の人の話として載っていた。
何よりもその場に住んでいる人たちが実感している事であり、アメリカ政府がいかに知らぬ存ぜぬでも、全く根拠の無い事ならこうやってイギリスのニュースの話題に上る事もないだろう。


このBBCの記事、知らずに居るのはアメリカに住むものとしてよろしくないと思い、早速今日Facebookに載せておいた。
すぐにコメントくれたSちゃんは日本人の学生の女の子だが、とてもショックでベトナムの再来だ、と書き込みしてくれた。
権造も全く同じ風に記事を見て思った。

ウランはウランでも、アメリカ政府がキィキィと神経を尖らせているイランや北朝鮮のウラン開発は核開発に関してである。そしてこの劣化ウランとは当初砲弾や装甲車の硬化を目的として開発利用されたものであり、この影響は上にも書いたが重金属中毒という形になって現れる。
片や大量殺戮兵器で一方は直接殺傷能力に欠けるとしても人の生きる権利を著しく侵害するという点に関しては全く同等の事だと思う。

アメリカが日本に投下した原爆は前者の大量殺戮兵器であり、ベトナム戦争で使用した枯葉剤は後者の殺傷能力に欠けているが著しく生きる権利を奪う兵器に当たる。

枯葉剤はダイオキシンの一種である内分泌攪乱化学物質を含んでいる。ベトナム戦争当時に軍が民間の会社に作らせて色によって3種類に分かれていた。
同じくFacebookにコメントくれたお客さんがその中のオレンジ剤・Agent Orangeについて触れていたのでこの言葉はアメリカの人にとって苦い思いと共に記憶に刻まれている言葉なのだと思う。この民間会社の中にはストックマーケットで有名な世界最大級の化学メーカーであるダウも含まれている。
当時の建前としてはマラリア防止の為に蚊や蛭を退治する為だったらしいが、実際はベトナム兵が潜む森林の枯渇や農業の壊滅が目的だった事は今では当たり前に知られている。
この枯葉剤散布後に散布された地域で生まれた子供達には奇形を伴った子供が多く、日本でも随分ニュースになった『ベトちゃん・ドクちゃん』のように上半身2つ下半身1つの結合双生児も見られた。

この件に関しても長い間アメリカはマウス実験では奇形が認められているのに反して人に関しては実際実験をする事が出来ないのをいい事に確認できないとして中々事実を認めなかった。
自国の兵士に関しても、Wikiの記述によると『1984年、アメリカのベトナム帰還兵らが集団訴訟で枯葉剤製造会社を訴えた裁判では、審理入りする直前に原告代表者が会社側との和解を発表した。製造会社側は枯葉剤の被害を認めずに原告に補償金を支払うことで同意したが、裁判で帰還兵らの枯葉剤被害がつまびらかにされる事がないまま、帰還兵らの証言はお蔵入りとなったのである。この突然の和解を不服とした帰還兵や遺族らが1989年に再び集団訴訟をおこしているが、却下されている。』とある。
その後はどうなったのかと調べてみると、2006年になってやっとアメリカ政府は公式にベトナムに対して枯れ葉剤被害克服への援助を実施することを表明したようだ。米上院の特使がハノイの米大使館で会見して『われわれが戦争中に引き起こしたことをベトナムの人々が克服するために、人道その他の面で援助する責任がある。ダイオキシンやその他の化学物質の使用はそれらに含まれる。今年中に実施したい。』と語った。
1961年から1971年にかけての戦争の実態が35年もかけてやっと明らかになってきたという事だ。
ベトナム人300万人以上が影響を受けたとされるこの枯葉剤は米軍、韓国軍、ニュージーランド軍にも影響を与えた。うちニュージーランド政府はこのときの会見と前後して自国の参戦兵士に対する被害補償計画を明らかにしたそうだが、アメリカの兵士たちはどうなったんだろう。2006年にベトナムに対して枯葉剤の影響を認めたのだから89年の集団訴訟却下の後、動きはあったと思うのだがその後の事は良く知らないので知ってる人が居たら教えて欲しい。


さっき書いたFacebookにコメントくれたお客さんもGulf War Syndrome・湾岸戦争症候群はAgent Orange phenomenon・オレンジ剤現象とよく似ていると言っていた。
湾岸戦争時ではイラクの兵器貯蔵庫からサリンが発見されたので96年に米兵が被爆した可能性が認められているし、神経ガスの防御用に強制投与された試薬や生物兵器用の予防接種、油田の火災や大量の石油流出による大規模環境汚染、米軍が大量使用した劣化ウランによる放射線被爆など、他にも様々な原因が挙げられている。そして湾岸戦争が終わった後もイラク戦争で第2次湾岸戦争症候群は続いている。

戦争に駆りだされて命を失うのも悲劇であり、折角助かった命と体がこうして段々蝕まれていくのも悲劇である。
大義名分の無い戦争はどちら側にとってもこういった『大量に命を奪うだけでなくジワジワと殺していく』恐ろしい残骸を残す事になってしまった。
ファルージャの話に戻ると、何の罪も無い一般の人達が殺されてしまうだけではなく、この戦争から何かを学んで考える世代であるべきの生き残った若い人達やその子供達に深すぎる爪痕を残してしまっている事は悲しすぎる現実だと思った。
額に目や鼻がある赤ちゃんを見たときの家族の気持ちっていうのはどんなものなのか想像すらつかない。親が自分の子供の手や足をカメラに見せてその指がどれも6本あるのってどんな気持ちなんだろう。
頭が3つの子供や背中の曲がった子供の写真、手の無い子供や産まれたての口元が溶けたようになっている赤ちゃんの映像、無表情な親の顔、こういった映像はアメリカでこそ流されるべきだと思う。
ドコも同じでメディアは自国に都合の悪い事は流さないが、今はネットがあるので世界各国のニュースを見ることが出来るのが唯一色んなことに『気がつく』機会であると思う。


結局近代の戦争において、自分が今住んでいるここアメリカが使った兵器というのは世界の中でも類を見ない悪の兵器ばっかりだ。
ベトナム戦争の枯葉剤、広島・長崎の原爆、そして湾岸・イラク戦争の劣化ウラン。
どれも次世代以降にまで戦争を引きずる悪質極まりない兵器ばかりだ。

このBBCテレビが取材した病院と言うのはアメリカ資本で建てられた病院だそうだ。
最高水準の医療が受けられるらしいが、ファルージャの中にはこの病院で診てもらえない様な貧しい家庭もたくさんあるのかもしれない。だとするとこの先天的異常を持つ子供の数と言うのはもうちょっと増えるのかもしれない。
爆撃しておいてウランを撒いてこの様な子供達を沢山創り出しておいて片や資本をつぎ込んでこんな病院を建てている。
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そして、アメリカ資本の病院であるなら実態はイラク当局よりも把握できているだろう事は想像が付く。
それを報道しないアメリカってどこの国も同じだけどやっぱり汚い。
このブログを読んでくれる人達の中で特にアメリカ在住の方は、こういう事が起こっているという事を心に留めて機会があれば他の人にも伝えて欲しいと思う。






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最終更新日  2010年03月05日 13時33分23秒
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