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2010年03月16日
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テーマ:ニュース(99888)
カテゴリ:ニュースから
この一週間、アタマが痛い出来事やアタマを悩ませる出来事盛り沢山でインドの修行僧のような心境になっていたのだが、中でもアタマに来てるのは一連の日本叩きである。

一番最近のクロマグロ。
今行われているワシントン条約の会議だが、アメリカ・EUなんかが賛成してるので取引禁止になる可能性が高いんだろう。
そもそもこのワシントン条約ってアメリカ政府と国際自然保護連合(IUCN)が中心となって作られた組織らしいから先進国の意向に左右される事が多いと思う。
NHKのニュースを見てても『マグロが無くなったら大変』モードをあおっているだけで、一体現在どの位このクロマグロが絶滅の危機にあるのか、どの位の漁獲量なら種の保存が可能なのかって大事な数字が全く分からない。
コレはクジラの時と全く同じ状態であり、ワーワー意味無く騒ぐだけで全くニュースとして意味を成さないと思う。
なので一体どれだけこのクロマグロが危ない状態なのかと疑問に思い、IUCNのHPを覗いてみる事にした。

クロマグロと言っても、世界のあちこちに住んでる魚らしいから、とりあえずTunaでサーチしてみた。
その結果がコレである。

Thunnus alalunga (Bastard Albacore)
Status: Data Deficient
(needs updating)

Thunnus albacares (Pacific Long-tailed Tuna)
Status: Lower Risk/least concern
(needs updating)

Thunnus maccoyii (Southern Bluefin Tuna)
Status: Critically Endangered A1bd
(needs updating)

Thunnus obesus (Big Eye Tuna)
Status: Vulnerable A1bd
(needs updating)

Thunnus thynnus (Northern Bluefin Tuna)
Status: Data Deficient
(needs updating)

クロマグロって英語で言うとブルーフィンツナなので、真ん中と一番下の事を指すのだろう。
真ん中のブルーフィンは中南米沖や大西洋に居るようだ。『Critically Endangered』というのは『かなりヤバイ』という事である。
で下のブルーフィンの場合は『Data Deficient』、つまり『データ不足』って事である。
この大事な時にデータ不足って??と思わず呆れてしまうのだが、もしかしたら意図的にそうしてあるのかもしれないし、大体、全部の欄に『Needs updating』、『最新情報が必要』って書いてあるからワシントン条約の中枢であるIUCNも情けない事だ。

日本政府代表の中の水産庁審議官の談話をニュースでやっていたが、『立場が強い国が決めているだけで途上国は立場を決めると圧力がかけられるから外に言わない。』って愚痴って居た。ぶっちゃけそういう事なんだと思うが日本も感情的になって他国に一方的な理解を求めても、結局は取引禁止を求めている国側と同じ事でお互いの主張ばっかりぶつけてるだけで全く理解も歩み寄る事も出来ないだろう。
コンゴ政府の代表が『モナコが絶滅の危機を証明しなければ保護する理由が無い。』とサラリと言ってのけていたが、権造はテレビに向かって拍手したい気分であった。
ホント、そうなのだ。
絶滅の危機に瀕してる種であれば特に危険区域ではきちんと保護すべきだと権造は思う。クロマグロだけがマグロじゃないんだし、そもそも捕り尽してしまったらそれこそクロマグロが食べれなくなる訳だからその辺は日本もちゃんと譲歩して保護に協力しなければならないと思う。
こういう国際会議だからきっとデータが出てるんだろうけど、全く知らされない立場からしてみれば感情論ばっかりでますます『日本は野蛮』キャンペーンになるだろうととても危惧している。
クジラの時もそうだけど、こういう数字って一般に公表するべきものじゃないのか?と言いたくなる。
日本だって世界のマグロの8割を食べてるんだから、政府は調査捕鯨とウソついてクジラ捕ってるそのパワーをちょっとはマグロのリサーチに費やして反論したいなら反論できるだけのデータを持って乗り込んでコテンパンに数字でねじ伏せてやったらいいじゃないかと頭にくる。
『ウチは確かにマグロ大量消費国ですが、マグロの行く末は懸念しててこんなにリサーチやってます。コレを元に独自の保護の案を提出したいと思います。』なんてビシ!っと言ってくれたならホントにスカッとするんだが。
日本は技術大国なんだからこういう世界的な環境保護の流れに則った技術開発をもっとやってこういう時にバンバンアピール出きる様なくらい外交上手になって欲しい。

殆どの国はモナコの提案に賛同しているが、オーストラリアは大西洋での漁獲が禁止になると自国周辺での乱獲が始まるのではないかと言う懸念から、輸出許可制の導入で漁獲管理を徹底させて、国際取引の禁止には反対する立場をとっている。自国近辺のクジラを守るシーシェパードのご乱行は『自然保護』とオッケーだしても、自国に火の粉が降りかかってきそうな話は同じ『自然保護』でもNGなようだ。

で。キーキー歯がゆい思いをしていた所、やっぱ出てきた。
今や権造の天敵であるシーシェパードである。
クロマグロ漁も妨害してやると捕鯨の邪魔をしてた船をそっちに回すらしい。『我々は地中海で割当量を超えてクロマグロ漁を行っているすべての国の船を標的にしており、日本だけを標的にしているわけではない。』らしいから、ドコの国の船を真っ先に狙うのか興味津々である。ま、どこの船籍の船だろうと日本が輸入すると見込んでだろう。
あ~、このカルト集団、どうにかならないんだろうか。。


そういえば、今やこの団体の子分的存在位にまでランクアップしてきた、ザ・コーブの撮影スタッフも頑張っている。
この前の朝日新聞の記事によると:

米カリフォルニア州の日本食レストランが、米国では禁止されている鯨肉を客に出し、連邦法違反で10日、起訴された。米メディアが報じた。日本のイルカ漁を告発し、米アカデミー賞を受賞した映画「ザ・コーヴ」の制作スタッフが、店で出された肉を持ち出して鑑定に出したのがきっかけになった。
 米メディアによると、起訴されたのはサンタモニカの高級日本食店として知られる「ザ・ハンプ」を経営する会社と、日本人シェフ。米海洋哺乳類保護法は、鯨などの海洋哺乳類の売買を禁じている。シェフには最高で禁固1年と罰金10万ドル(約900万円)、会社には罰金20万ドルが科される可能性がある。ロサンゼルス・タイムズ紙によると、同社の弁護士は「責任を認めて罰金を支払い、法廷で問題を解決する」と起訴事実を認める声明を出した。
 ニューヨーク・タイムズ紙によると、「ザ・コーヴ」のスタッフが友人から「同店が鯨肉を出している」と情報提供を受け、昨年10月から調査を進めていた。今年2月28日、複数のスタッフが客を装って来店し、600ドルの「すしおまかせ」を注文。ネタの名前を確認するスタッフに対し、ウエーターは鯨肉だと認めた。スタッフは店内で一部始終を隠し撮りしていたという。
 スタッフが持ち帰った肉をDNA鑑定したオレゴン州立大教授が鯨肉だと確認し、米海洋大気局に通報。ロサンゼルスの連邦検事局に情報が伝わった。
(朝日新聞)

こんなシークレットエージェント的活動もしている。
この事件の場合、アメリカでの売買を禁じられてるクジラを売ってたレストラン側に非があるのだが、益々イヤ~な気分になる。
このレストラン、、、知らなかったのか何なのか、、、。捕鯨国のクセに捕鯨反対ってものすごく曖昧なこの国でこんな事したら益々必要以上に日本食のイメージ悪くするって思わないんだろうか。。。


マグロには関係ないが、フランスでは以前『フォアグラはガチョウや鴨に対する動物虐待に当たる』と攻撃されたときに『長い伝統と習慣に基づいた文化である』とほっといてくれ宣言をしてる。
このフォアグラの場合、人工的に繁殖させて無理やりアレコレ食べさせているので自然保護とは違うが、地味~~に非難されててもフランスの姿勢はハッキリしてる。
日本もせめて『長い伝統と習慣に基づいた文化である』部分だけでもちゃんと世界に大声で理解を求めて欲しいと思う。


マグロの話に戻ると。
クロマグロが今回地中海で禁止されたとして、そのツケは他の海洋での乱獲や他の種類のマグロの乱獲に繋がっていく可能性大だ。
そうなった時にホイホイ大量にその乱獲されたマグロを日本が買い続けたとしたらもっと叩かれるだろう。
養殖マグロばっかり食べるのもイヤだよな~と思いつつ、だったらいっその事、言いだしっぺのモナコに乗り込み『大西洋クロマグロ環境保全センター』みたいなのをモナコに作って、稚魚を育ててせっせと海に返したり(あっという間に他の魚に食べられそうだが、、、)、モナコに働きかけて他国に協力してもらい共同でリサーチしたりとか、文句あっか!コレだけやってるんだ!的な行動を起こしてみるのもいいのかもしれない。

何にせよ、クジラ→トヨタ→イルカ→クロマグロって見ていると、ホント日本は叩かれやすい国であると思う。
外交下手のせいだよな~~。
中国やアメリカの外交手段は似ていると思うのだが、『ホンネと建前』という言葉のある日本以上にこれらホンネと建前を平気でハッキリ分けて使いこなしている。
日本はホンネ建前文化のはずなのに、ドメスティックでの使用オンリーで対外政策となると全く政府はこれらを上手く使えない。だからホンネは食べちゃう捕鯨も建前のはずの調査捕鯨が『ウソ』になってしまうわけだ。
トヨタのこの前のカリフォルニアでの暴走騒ぎだって、暴走どころか『電子制御装置に残っていたデータでは、アクセルとブレーキが交互に何度も踏まれ、速度を調節しながら走行を続けていた可能性が示されていた』って事らしいからその辺はキッチリ調べてとことんメディアにアピールして便乗してふざけるな!と言って欲しい。ま、この騒ぎを起こした人自体、トヨタを提訴するつもりもないらしいが。

アメリカの場合、謝ったほうが負けとなる非常にイヤな文化である。事故を起こした場合、『誰かを撥ねたらもう一度残って息の根を止めろ』というジョークもあるような文化である。訴訟社会が生んだイヤな考え方なのか、こういうイヤな考え方だから訴訟社会が生まれたのかは分からないが、こういう国を相手にする場合、自国で通用するだけの外交ではまず相手にされないだろう。かといっていきなり『対等の立場で!』と息巻いて後が続かず失笑を買う外交でも相手にはされないだろうが。
アメリカは仮想敵国が居ないと成り立たない他民族国家であり、政治的仮想敵国は中国であり経済的仮想敵国は日本である。中国は似たような外交するので頭越しに叩く事はしないが(そして頭越しに叩いても中国は平気で知らん顔して切り返す)、日本はこのアレコレ叩かれてる間にたっぷりと対米外交をしっかり勉強すればいいと思う。

ん??
マグロの話から随分ずれてきましたが。
まぁ、IUCNもアメリカがバック、シーシェパード本部もアメリカ、そして自国の自動車産業が滅びた為にここぞとばかりにトヨタバッシングする発祥の地でもあるので、アメリカ的発想って熟知しておくべきだと思う。



個人的にはマグロは中トロ部分が好きってレベルで、クロマグロだろうがメバチマグロだろうがキハダだろうが、美味しかったらドレでもいいやという程度である。
さすがに作造は仕入れなんかに影響するのかもしれず、う~~~ん、、、と唸ってニュースを見ている。
この辺じゃヨーロッパみたいに『マグロ非買運動』なんてものはレストランでは見られないが、『自然保護=オシャレ』って勘違いする一部の層がNYやLA辺りから騒ぎ出すかもしれない。ソレはすぐに『日本バッシング=オシャレ』という構図にもなりやすい訳で。
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最終更新日  2010年03月16日 15時05分04秒
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