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カテゴリ:チビ
チビ達もあと1ヶ月チョイで今年度を終える。
先週はもも造がSATという全米規模のテストを1週間受けた。コレは日本で言ったら河合塾の模試みたいなもので(今でもある??)、州によっても公立私立によっても受けたり受けなかったりなので全米と言ってもまぁ半分くらいが受けてるんだろう。 1週間テストと言っても70ページくらいのテスト冊子を月曜日から金曜日の午前中に教科によって分けて受けるだけで午後は普通に授業がある。学校からの通達もプリントが一枚だけで、『来週からSATテストがあるんでどれだけ豪雨だろうともどれだけ渋滞が酷くとも時間厳守でヨロシク。』って事と『チビは夜更かしせずに朝飯タップリでヨロシク。』という事が書いてあるのみ。 この1週間は宿題が無かったのでチビ的にはヒャッホ~ってなもんで、もも造は1学年下のエミリーとディズニーのオンラインゲームで遊ぶ約束をしたらしく、帰宅すると電話をどちらかがかけてPCの前に陣取り同じアカウントにログインして同じ画面で遊んでいた。お気楽なものである。 ところでこのディズニーのオンラインゲーム、子供心をかなり捉えてる。 各自がペンギンになるのだが、スキー場あり空手道場あり地下鉱山あり何でもありで全然知らないチビと色んなゲームしたり、もも造達みたいにゲーム内で会って遊んだり、小学校低学年の多くの子達がアカウント持っている。ペンギンは自分のイグルーを住みかとしイグルー村で友達の家を探して遊びに行ったり出来る訳だ。もちろんチャット機能もある。 親なら誰でも自分の子供がPCに向かって一心不乱にゲームに没頭してる姿ってかなり不快感を感じるものだ。話しかけても返事もしなかったらそれこそブチ切れたっていい。もも造もその友達も電話で喋りながら『次はスキー場に行こう。』『ドコドコ行くのにペンギン着替えたんだけどこの衣装どう思う?』なんて遊んでいるので自分一人の世界に篭られるよりはまだ可愛いような気がする。 で、このゲームでペンギンがペットとして飼っているのがPuffleと呼ばれる生物でこのキャラがチビらの間で大ブレイクである。 オモチャ屋なんかで実際にこのPuffleを売っているのだが、チビ学校の子供たちは多分全員がどれかのPuffleを持ってるんじゃないかと思う。色の違うPuffleが何種類もあって同じ色でも表情が異なるものがたくさんあって集めだしたらキリが無い。さらに爆発的人気なようでドコに行っても売り切れで中々手に入らないのでウチは全部eBayで落とした。オーランドのディズニーワールドに行くとこれまた限定版が売っているらしく、さすがディズニー、商売上手である。 ↓コレがスキー場。写真撮った時間が遅いんでペンギン数が少ないが夕方ごろはウジャウジャ居る。 ↓もも造ペンギンのマイホームイグルー。小さい丸っこいのがもも造が飼ってるPuffle。世話を怠ると野に帰ってしまうのが子憎たらしい。 ↓もも造お気に入りのPuffleがコレ。 ↓ここ造はコレがお気に入り。 放っておくといつまでもやりそうなので、向こうの親と話して宿題のないテスト期間中、20分だけ遊んでもいい事にした。 テストで親の方が遅刻しないようにピリピリしてるって~のに、子供らはリラックスした1週間だったようだ。 そもそも。 テスト期間に対する姿勢って日本と違いすぎると思う。 まだチビが小さいせいもあるが、こんなにリラックスムードでいいんだろうか。なまじっか受験地獄を体験してきた権造としてはあまりにもナマックラに思えてしまうので、20分経ったら両チビが『もうちょっと~~~!!』とせがむのをとっとと受話器取り上げてストップ。ブーブー言うもも造に苦手な掛け算の練習させたりしていたのだが。 大体、普段から宿題のプリントは貰ってくるものの教科書も何も持って帰ってこないので日本で育った権造はコレでいーーーのかっ??と思う事も多々ある。 が、チビがどんな教材でどんな事を勉強してるのかって事は年に何度か行われるOpen Houseというイベントで知る事が出来る。この日は夜に学校を開放して生徒の親やその学校に興味を持つ他校の親なんかがやってきて教室を見学したりチビ作品を見たり先生と普段のチビの様子について話し合ったり教科書をチェックしたりと学校生活をしっかり垣間見る事が出来るので仕事帰りの親達が結構沢山来ている。 まぁこのOpen Houseで普段どんな勉強してるかって事は知る事が出来るんだが、宿題の方には時々悩ませられる事も多い。 前にも書いたと思うが、国語算数はまだいいとして社会や理科系になってくると、どうやったって親が調べないと答えに辿り着けない宿題も多い。リンカーンの奥さんの名前はだとか、昆虫の体のパーツ名だとか、弦楽器の種類の名称だとか。。。 よってPCがオンになっていない時はパパっと答えを探せるように携帯にもWikiの英語アプリと日本語アプリは欠かせない。 今はまだもも造オンリーで宿題量もなんとかこなせるがコレがここ造も小学生になり更にもも造が高学年になってくると、、と思うと今からアタマを抱え込みたい気分だ。まぁ高学年になれば自分でリサーチ出来るんだろうが親を巻き込む宿題ってアメリカは本当に多い。 塾に通う子供っていうのもかなり少ない数のようだ。 放課後は学校での部活や、男の子は地元の野球リーグやフットボール・サッカーリーグ、女の子はピアノだバレエだと親やシッターが迎えに行っては通わせている。 勉強の塾に通っている子はすごーーーく頭の出来がいい子か、すごーーーくアタマの出来が悪い子って訳でもも造フレンズの中でも塾に行っている子は居ない。 よって親が宿題をみっちり見ることになるんだが、確かに世界的レベルで見れば小学校~高校の学力って劣ってるかもしれないが、大きくなったときに大学でみっちり学ぶ姿勢や環境は整っていると思う。 ウチの店で2年近くフロントでクラウディアの手伝いをしてきた女の子が居る。 ジャネットと言って実はあと1週間で辞めてしまうのが、彼女は本当に良く働く頭のいい子である。働き出した頃はピッチピチの高校生で学校が行っているキャリア体験のプログラムの一環としてウチのサロンにやってきた。 ジャネットは成績がトップクラスらしくこういうプログラムにも参加できるのだがウチのサロンのハイテク部門を見事にこなしてくれた。権造もPCに関しては随分お世話になったものだ。 元々彼女は薬剤師になりたいらしく最初からヘアサロンのフロントの仕事は接客の基礎を学ぶ為で長くは働かないと割り切っていた。最初の日からすんなりと溶け込んで本人もかなり居心地良く働いていたようで、大学進学後も引き続き居座り今回念願の薬局でのパートタイムの仕事を見つけてきてついにウチを去ることになった。 すでに毎日目に涙を浮かべては同僚皆に『誰が私の後に働き出そうと私以上に好きにならないでね。』と言い回る始末で妹のように可愛がっていたから物凄く寂しくなる。 彼女のように学校側が成績優秀と判断したら高校生の頃から普通の職場で実体験が出来るのはとても素晴らしいプログラムだと思う。 『勉強はいつでも出来るけど、こうやって大人の人達と一緒に仕事して色々教えてもらうほうが楽しい。』と言っていたが職場と学校の人間関係の違いなんかを高校生の頃に体験できたのはきっと将来役に立つと思うと言っていた。 これから大学で薬学を学びつつ薬局で働いていく事になる。他にも心理学にも興味があるようでもしかしたら大学でダブル専攻するかもしれないと言っている。頼もしいものだ。 ウチのチビの話に戻ると。 引き算の概念も日本とは違っていて100や10の位から借りてきて引き算をする時もなんでこんなメンドクサイ考え方をするんだ!と呆れるような方法で学んでいる。日本式に教えちゃおうかとすぐに思ったものだが、かえって混乱するだろうからもうちょっと苦手な算数が進歩した時に教えようと思っている。 やっぱ日本に比べてやってることは数段易しい。でも宿題プリントや毎週持って帰ってくるその週に受けたテスト用紙をよく見ると文章題に関しては日本よりもアタマを使って考える力を引き出すものになってると思う。 今は易しい事をやっていても大きくなったときに応用できる脳ミソになってれば、まぁいいか、と考える事にしている。 そんな風にチビ達の学年度も終わりを迎えつつあるが。。。 どうなるんだろう。来年は。この学校に居られるんだろうか。 今週末で一応申し込みを締め切ってその時点で来年度学年を閉鎖するかどうするか決定するらしい。この前の日記にも書いたが色んな動きが近隣の学校であるので全く先が読めない。今日も電話でケイリーママと首脳会談したんだが。。。明日丁度小学校のミュージカル発表会が夜あるのでやってくる父兄を片っ端から捕まえて申し込むのかどうするのか確認しようと言う事になった。 丁度もも造は宿題しながらこっそりこの電話のやり取りを聞いていたようで、権造が電話を切った後、学校変わりたくない、と涙目で訴えていた。 マミーだってそう思うよ、でも学校自体が3年生のクラスを開ける事が出来なかったら転校しないとしょうがないじゃないか、と説明したんだが。 ミラクルが起きる事を祈りつつ。。 嗚呼どうなるんだろう。相変わらず心配は続く。 今日はもも造は虫かご(プラ容器)を学校に持っていった。 日曜日に虫を捕まえたいというので庭で捕まえて来いと言うと怖いからイヤだと言う。 なんじゃそりゃ。結局お決まりコースで捕獲部隊は権造のみ。もも造ここ造は後方支援である。 ちゃちゃっと6匹捕まえて、庭の土と石ころとチビらが後方支援中むしっていた葉っぱの切れ端を入れ、チビらは大満足。 この虫、ミニフンコロガシと言った趣で、以前本家のウ○チがゾンビみたく庭の土の上で動いてたのを見たことあるのでマジにフンコロガシかもしれないんだが、一体何なのか分からない。よって何を食すかも不明であり、とりあえずフィッシーのエサを拝借してプラ容器に放り込んでおいた。 今朝オールお陀仏だったらどうしようと思ったのだがピンピンしており一安心。 もも造は学校に持っていってクラスで観察したそうだ。 夜は枕元において寝ようとするからそれだけは勘弁してくれと却下した。 寝相の悪いもも造がベットから落っことしたりして夜中にフンコロガシかもしれないミニ虫と格闘するのは避けたい。。。 あと数日したら可哀相だからと言って裏庭に帰してやろうと思っている。 もののけチビ(しかしビギナー)を持つと親はムツゴロウさんみたくなるものだ。 見知らぬ方からメッセを頂き。 Twitterで権造をフォローしたいというとても奇特な方で、とても感謝しつつお返事を書かせて貰った。 長文好きの権造は全く大したことはつぶやいて無いんだが、もしこのブログを読んでくれている人の中にTwitterやってて一度くらいはツイート覗いてやろうという方が居れば。 sayuri_t_h でやっとります。携帯で打ってイラつかない短さなのはありがたい。 そしてついでにクリックもよろしくお願いします! ↓↓↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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