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テーマ:小学生ママの日記(28703)
カテゴリ:アメリカ生活
本日が間違えて昨日休みを取っちゃった遠足本番デーである。
シートベルトも無きゃエアコンも無いというマイアミではありえない、あの黄色いスクールバスに乗っていく訳だ。暑くなりませんように。とたっぷり念を飛ばしたおかげで朝起きてみるとドンヨリとした曇りである。 しかしなんでスクールバスにはシートベルトが無いんだろう。なんて事がギュウギュウ詰めのバスの中で父兄同士の議論になった。普段マイカーで送り迎えしているスクールバスに関してはド素人の父兄である。 大体高速などで『シートベルトしましょう』ってアチコチ標識だらけなのに、大事なチビらの輸送手段のスクールバスにシートベルトが無いとはけしからん。今日みたいに効率よく大量輸送するために定員設定できないようにワザとつけてないんじゃない?でもシートベルトのあるスクールバスもあるって聞いた事がある。なんて事をウダウダと話しながら行ったのだが、権造は逆に非常時の安全上ワザと付けてないんじゃないかと意見を述べた。 もし万が一事故をおこしたりして緊急にバスから退避しないといけないような事態になる。気を失ったりした子供が居た場合、運転手一人で一人ずつシートベルトを外して救助するって事は無理がある。だから最初から万が一の場合に避難しやすいようにシートベルトが付いてないんじゃないか。 な~るほど~、と一応賛同してもらったんだが、ホントのところは分からない。誰か知りませんか? そんな事をやってるうちに渋滞も無く無事に到着。 マイアミ水族館は遠足でもファミリーででも何度も来ているのでみんな慣れたもんである。 みんな揃って速攻で色んなショーを見て周ったのだが、シャチのショーの時にちょっとしたトラブルがあった。 水族館ではきっと月のこの日とこの日は学校の遠足を大量に受け入れる日、と決まっているようで、今日はものすごい数の学校の生徒が来ていた。なんでもチビ数2000人だとか。 みんなショーは逃したくないので結局は同じルートを競争するように移動する事になる。 イルカのショーやシャチのショーの場合、尻尾でバンバン水を外にはねるので前列5列はびしょ濡れになりたいチビ達によって争奪戦になる。 よって一個のショーが終わったら次のショーの場所までチビ達は走ったりしてなんとか前列を確保しようとするのだが、残念ながらいつも先を越されていた。 最後のシャチのショーの時はたまたま早めに入ることが出来たので前の列もまだ開いている。一緒に固まって行動してたのはもも造と同じ2年生のチビ5人と親3人。 よっしゃ~オマエら最前列に座れっ!と5人を座らせて親の方はその後ろに座った。 しばらくしてバラバラと一杯になってきた頃、最前列の同じベンチの離れたところに座っていた他の小学校の子供たちの親達がジュースやお菓子の入った箱を抱えて後ろに大量のチビを連れてやってきた。 んで権造達を見るなり、 『どいてくれる?』 ときたもんだ。権造の他にはケイリーママと同じクラスのマックスのママが居たんだが、3人揃ってハァ??? 『この前の3列ウチの学校の子供座らせようと思って取っておいたんだけど。』 『ハァ??この子ら(離れたとこに座ってた他校チビ)何も言わなかったし、席を取っておくのなら大人が誰か居るべきじゃない?(byケイリーママ)』 『それ以前に座ったもの勝ちだから、どのショーもみんな走って前の席確保してるんじゃない。どけっておかしくない?(byマックスママ)』 『アンタらどこの学校か知らないけど、勝手にウチの学校の席を横取りしないでくれる?早くどいて欲しいんだけど。』 こうなると、ケイリーママと権造は頑として動かないし、とことんコテンパンにするべく戦闘モードに突入する。驚いたのはマックスママでこの人フランス人形みたいな人でいつもヨーロッパ訛りの英語でしとやかに優雅に話すのだが、ブチ切れると特攻モードに入るようだ。それぞれの学校のチビ達がポッカーーーーンとしてる中、やいのやいのと言い合いは続きどちらも一歩も譲らない。 大体。。。後からウジャウジャ入ってきたチビ達全部を座らせたってドでかいベンチなんだから充分余裕はある。が、向こうの言い分だと最前列は一番べスポジだから横入りしてきた無神経な他校に譲る気もないし3列は自分らの学校で余裕を持って座るために取っておいたという事らしい。 話の感じからして、取っておいたというのも怪しいもんで、最初から居たチビ達は『え?取っておいたの?何で怒ってるの?』って顔してる。もうすぐショーも始まるし今更動く気も無いし開いてる席にとりあえずみんな座ればいいものの、ココはぜ~~~んぶ自分らの席だからどけっ!と言っている。 子供の前で一番効く攻撃をしてやろう。 権造は一番キィキィヒステリックになっている親を指差して言ってやった。 『あのさ、オタクら。まさかコレだけIt’s ours!って連呼してて(It’s mineはチビの口癖)、子供たちにYou should share with your friend普段から何でも分け合いましょうなんて、その口でホザいてるんじゃないだろうね。水族館のたっぷりあるイスもMine!Mine!ってホザいてシェアー出来ない人間がそんな事子供に教えられるハズないよね?』 んで他校の子供たちに向かってすかさずケイリーママとマックスママが『OK! 席はたっぷりあるからLet’s share and we all sit togetherみんなで仲良く一緒に座ろうよ!』って言うと他校の子供らは親の口論などま~~~ったく気にせずバラバラみんな座りだした。 ケンカ売るにも相手を見ろよ、と、どうだオマエら思い知ったか的視線で下から唖然と立ちすくんでいる他校のマミーズを3人で見上げてやった。後でマックスママが言っていたがあの学校、イルカのショーでも最前列横1列を殆ど独り占めしてたらしい。大体、ああいう遠足デーのショーで大量に自分の学校だけ席を独り占めするなんてマナー違反も甚だしい。 たまたま権造らの居た一角だけはビショ濡れにはならずチビ達はくやしがっていたが、無事にショーを見終わった後は、前日ブログ更新で夜更かしした権造と残業ミーティング+帰宅後の自棄酒で目覚めの悪かったケイリーママは朝から満員スクールバスの中でコーヒーガブ飲みしてたのでチビを連れてトイレにダッシュ。その後、他校マミーズはよっぽど腹の虫が収まらなかったらしく『アンタのとこのチビがウチの学校のチビをわざと蹴飛ばした』とマックスママに因縁つけてきたらしい。マックスママは『一人でもコテンパンにやっつけてやったわよ。』とオホホホ~と高笑いしていた。 この人、、、、怖い人だったんだ。何年も同じクラスだったのに初めて知った。 そんな事もあったが、今年度最後の遠足は父兄もかなり参加して無事に終了した。 無邪気にじゃれて走り回っているチビらをよそに親の方は来年度学校に残るのか去るのかの確認作業に追われていた部分もある。父兄ボランティアの大ボス女史は政治家のロビー活動に勝る動きっぷりで去る予定の父兄の説得にあたっていた。 権造は月曜日に一応目星をつけてるS校に提出する推薦状を書いてもらうべくオフィスに行こうと思っている。転校するという人達の意思を変えるのは難しいとは思うがコレだけいろんな努力が成されてその結果学年閉鎖になるのならもうしょうがないと権造は思う。 今日の写真を何枚か。 結構身近に居るらしいマナティー。『枕』としか形容できないこの姿。 ココに居るマナティーは全部保護されたものばかり。マナティーはあの体の大きさゆえ自然界に天敵は居ないらしい。悲しい事に唯一の天敵は人間である。ボートや船によってこのマナティー(まだ若い)は脊髄を損傷した。自然に帰すことが出来るのはまだまだ先のことらしい。 中には尻尾が全部寸断されて上手く泳げないので一生水族館暮らしの古株マナティーも居た。 サメ水槽の近くで餌付けショーの魚を狙うペリカン。 ショーの会場は客席だけ半ドーム型の屋根が付いてるんだがその屋根を見上げたところ。この形が強度上もいいらしいが写真に撮るとなんだかアート。 アシカショー。アシカにケツをどつかれてプールに落ちていく悪者役のお姉さん。 イルカのフリッパーショー。 この体の動き、人間には無い綺麗さがあるとつくづく感心。 ショーのプールの下からもイルカが見れるようになっている。 花形シャチのショー。 開始前にずっと頭だけ上に出していた。顔写真撮り放題。その後口論勃発。。 歯が凄い。。。コワっ! バックドローーップ! またしてもバックドローーップ!この水しぶきはハンパじゃない。 毎回思うがスゲー! そう言えば。。最近シャチのトレーナーの人がシャチに襲われてニュースになってた。こういう完成度の高いショーを見ると良く訓練されてると感心するけどやっぱ野性というのは消えないんだろう。 シャチとバクのツートンカラーっていつも凄いと感動する。シマウマもツートンだけどシャチやバクの方がシンプルなデザインで一体何の意味があってこの模様なんだろうといつも思う。 不思議だな~と思う人、今日もクリックお願いします! ↓↓↓ にほんブログ村 一応、水の青のイメージ(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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