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前々から魅力を感じていたが色々勉強になった。
母親はバツイチのヴィオラ奏者で留守がちだった。 自由だが孤独だった。 孤独を癒すため野外に出て虫の絵を描いた。 14歳の時、母親の代わりにヨーロッパへ行きルーヴル美術館を訪れる。 「モナリザ」は人だかりで見られなかったが古代ローマの美術に感銘を受ける。 中学の頃、絵描きになりたいと言ったら教師に「経済生産性がない」と一蹴されたことに矛盾を感じた。 古代美術が現代でも高く評価されているからだ。 そこから貧乏な絵描き時代が長く続く。 だだ、思わぬ妊娠によって終わりを告げる。 同様に貧乏だった詩人の夫が妊娠を喜ばなかったからだ。 離婚し子供を産むことを決心する。 とにかく、金になる仕事を始める。 その中には温泉リポーターなんてのもあった。 それが代表作「テルマエロマエ」につながる。 人生が開花するには相応の準備期間が必要なのだ。 講義を聞きにきていた人たちへのアドヴァイスも印象的だった。 いわく「上質な孤独」が残った。 いでたちもエレガントだった。 今までフランス女性に感じていたが日本人では初めてだった。 それは常に僅かなお金を計算しながら使い風呂もない生活を長く続けた生活から生まれた。 おそらく、余計なものを徹底的に剥ぎ取りなにがエレガントであるかに精通した人から生まれるものなのだろう。 最近、山下達郎に依頼されて描いた肖像画も人間味溢れる見事な油絵だった。 漫画家では水木しげるやつげ義春に影響され、画家ではキリコが好きなのも共感した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024/07/24 09:26:19 AM
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