お供えは、ミカン。
(フランクの妻が書いています。)元旦。夫の実家に帰らず自宅で3人だけのお正月。お神酒をおちょこに注いで、家長フランクから新年のご挨拶。「はい、今年も元気でいきましょう。」(新年の挨拶が短いのは、田舎のお父さん譲りだな)お雑煮など料理をいただき(お煮しめは、パスッ笑)東京のお墓参りから、我が家の一年のスタートです。晴れ渡った気持ちの良い元日。お墓には、鮮やかな黄色いイチョウの葉がこんもりと積もっていました。丁寧にお掃除をして、父が好きだったピンクのカサブランカの花と社宅の庭に実をつけた早成りミカン(かぼすより小さいミカン)の枝をお供えしました。実家と同じミカンの木が、ウチの社宅の庭にもあったんです。両親はこの甘いミカンを紅茶に絞っていただくのが大好きでした。両親の死後、その大切に育てていた実家のミカンやカリンの大木を落ち葉でご近所の迷惑になるからと私は、高さ2メートルほどまでに切ってしまいました。今ではもう幹しか残っていません。「ごめんね。」素敵な心遣いに出会いました。お墓に行くと、牛乳紙パックにアルミホイルを巻いた手作り花器に、お花が飾られていました。多分、亡き父のお弟子さんのどなたかが、年末に供えて下さったのでしょう。親族が供える花を邪魔することのないように、わざわざ花器を用意されて、そしてその花器を処分するときの事まで配慮されての紙パックなのでしょうね。なんとも奥ゆかしい気配り。。。私も、親族以外のお墓にお参りする時があったら、真似させていただこう。その足で、実家に立ち寄り。空き家の家は心底冷え切ってましたが、空気の入れ替えと少し母の衣類など整理してきました。庭の丸坊主の早成りみかんの木を見て、また、申し訳なさと寂しさが。。。でも「ああ、お腹減ったネエ~。さあ、家に帰ってなんか美味しいもの食べよう!」すぐ、切り替えましょうかね。夫は4日が初出勤、無事に行けました。まずまず。皆様、今年もよろしくお願いいたします。