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和レトロな暮らし

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2006.11.05
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カテゴリ:東北の和レトロ
出張最後の地は青森。ここまで来るとさすがに寒い。季節が半月違います。

青森の工芸品といえば、津軽塗が有名です。
その中でも私が興味を持ったのは津軽塗の台を使った下駄や草履。

津軽塗
鼻緒が違うと雰囲気がかわりますね。
 
う~ん。いい感じ。台座の色は赤、黒、緑、青…といろいろあります。



今回初めて知ったのは、こぎん刺しというものです。昔、津軽地方の農民層には木綿の使用制限があったので、野生の麻からとった糸を織って布にしていたんだそうです。この貴重な布地を長持ちさせ、更に暖かくする為に美しい模様と高い技術が生まれたということで、こぎん刺しは飾りだけでなく、補強や保温の役目もあるということです。なんとなくアイヌの模様に似ているんですよ。北海道と青森や海峡続きですからきっと行き来があって、技の伝達があったのでしょうね。



前から欲しい、欲しいと思っていたのは、ブナコの鉢。ブナコとは青森県産の良質なブナを厚さ1mmほどの細いテープ状に加工し、それをコイル状に巻きつけ、押し出し成型で形状を作る独特の製法で作ったものです。
北欧では「森の聖母」と呼ばれるほど木目の美しいブナで作られた、軽くて丈夫なブナコの器は一度使ってみたいと思っています。あ~~ほしい。でも荷物がもうパンパン。ということで今回は見るだけ、触るだけになってしまいました(涙)


それじゃあ、お腹の方だけでも青森を満喫させよう!ということで、
青森観光物産館アスパムの10Fにある『和食にしむら』でいちご煮やホタテのフライを食べました。青森港に面して立っている建物なので、レストランからは津軽海峡が一望!思わず歌ってしまいますよ~

「津軽海峡~ふ~ゆげ~しきぃ~♪」

いちご煮
うにの色も鮮やかな、こちらがいちご煮でございます。



いちご煮とは 青森県八戸地方に古くから伝わるウニとアワビのお吸い物です。ウニの姿が”朝もやの中に霞む野いちご”を思わせることから、この名称がついたとか。だから「いちご」が入っているわけではないのです。

こうして無事出張も終わったかに見えましたが、青森空港に着くとすごい人・人・人。
なんでも午前の名古屋便が欠航し、今また夕方の大阪便が欠航…ということで振り替えや払い戻しの人でごった返し状態。カウンターはおろか、自動チェックインの機械までパンク!という大変なことになっていました。

なんとか私たちは飛行機に乗ることができましたが、何がおこるかわかりませんね~






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最終更新日  2014.08.27 23:34:44
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