鉄なのにやわらかなフォルムがかわいらしいです。
山形鋳物の鋳心ノ工房の鍋敷きで、「新四波」という種類です。 日本の鉄器といえば、岩手県の南部鉄器が有名ですが、お隣の山形県でも昔から山形鋳物が作られてきました。鋳心ノ工房は増田尚紀さんがデザインしていて、鋳物の伝統美を現代の生活様式に提案するCASTING STUDIOです。
鉄製品は油断すると錆びてしまって、お手入れが大変…と合金などに取って代わられましたが、また最近では昔の鍛冶技術を生かした鉄の鋳物が脚光を浴び初めています。
さて、この鍋敷き。丸みがあってやわらかいフォルムが新しい感じ。でもちゃんと伝統技法を生かして仕上げられています。お店で見つけて即買い。足の部分には、すべり止めのゴムがかぶせてあって、机に傷をつけないような工夫もあります。木の鍋敷きだと『焦げちゃわないかな…』と心配になることがありますが、その点、鉄なら安心して使えます。フランスなどヨーロッパでは最近、日本の鉄器が注目されていますし、私たち日本人ももう一度日本の鋳物の良さを見直したいものです。
鋳心ノ工房