無邪気な子供時代
先日、友人と飲みながら本の話になった。私が「ハリー・ポッターは1巻の30ページから進まない」と言ったら、「え~、どうして~?あんなに面白いのにぃ」と言う。その友人は「ハリー・ポッターやモモは無邪気な子供時代に戻れるから大好き」と言う。それを聞いた時「( ̄○ ̄;) 」と思った。私には帰りたい子供時代がない。私にとって子供時代は二度と戻りたくない過酷な時代だった。無邪気なんていう言葉とは無縁の毎日だった。親には言っていないし、言ったとしても親は認めないと思うけれど、私の原家族の中では心理的虐待、体罰という名の身体的虐待があった。私は親に叱られない為に、叩かれない為にどんな小さなミスもしないように細心の注意を払って生活していた。幼い私は自分自身に120%の完璧さを要求していた。あの頃の私はくたくたに疲れていた。でもその事に親も学校の先生も誰も気づかなかった。私自身さえ。