熱い講演、田端氏に会えた必然の夜。
鹿教湯温泉厚生連病院にて昨晩中村文昭氏の師匠の田端俊久氏の講演会があった。主催は生田さん、凄い人をどんどん長野に連れてきてくれる。中村文昭さんの著書に出てくる師匠の田端氏、熱血漢のかたまりで、この本を読んだら誰しもが一度会ってみたいと思う人なのだ。じぶんも例外に漏れず、会いたい人であった。そのひとにこんなに早くあえるなんて、必然とはいえ驚きである。6時半講演会は100名ほどの人たちを前に始まった。スーツをびしっと決め、髪はオールバックで口ひげを生やした、思っていたより遙かに若い人であった。44歳という事だ。幼少時代から現在に至るまで、金儲けから遊びから何もかも、頂点を極めて来た人だけに、話すこと全てに自信があふれ出ていた。圧倒された。いろいろどきっとさせられる話があった。なかでも子供との関わり方の大切さを切実に話されていた。「今の日本には父親が不在の家庭が増えている。父親は仕事にかまけて…逃げている。女が子供を産むこと=男が仕事をすることで対等になる。だから、それからの子育ては二人でやるのが当たり前、特に子供が10歳までは意識して関わり合うこと、父親は娘と母親は息子と接し会うことが大切だ。」「母親はおなかを痛めた子供に異常な執着があり、甘やかすもの、これは男には計りしれない事である。逆に男は客観性を持って子供と接しられる、おのおのの立場での子供との関わり方が、子育ての大切な部分である」「自分のルーツを知ること=先祖をしることは自分の生きていく中で大切だ」「日本は確実に破綻する、札束が紙切れに変わったら自然を相手に生きていく人にはかなわない。自給自足で生きていける人たちが生き延びる。農業しかり。」「平和ぼけの日本人は、日本人としてこの世に生かされている事の意味をしれ。」「日本は戦争に負けてアメリカの生活文化を受けいれながら、一方では昔からある大事な日本の文化他いろいろ捨ててきてしまった。」日本が日本人が好きな田端氏の熱い講演会は3時間に及んだ。聞く方も真剣に構えて聞いていたら、いささか疲れた。まずは自分のルーツを探ることからなんて思ってしまった。熊本の阿蘇に来年できる「賢人塾」へ子供を連れていってみたくなった。そこには何があるのだろうか?