テーマ:私のイギリス生活(444)
カテゴリ:英国の事
既に永住している方や、旦那様が英国人の方もご覧になっているのは承知で書いています。
不愉快になられたら申し訳ないので、出来ればここで読むのをやめていただいた方が良いかも知れません。 ありがたい事に読み続けていただけるのなら、先に誤らせていただきます。 「ごめんなさい。」 先週、ある事が起こり真剣に思いましたよ。 私には英国永住は絶対に無理だって・・・ (まあ元々するつもりは無かったのですが) 言葉の問題とか食事がおいしくないとかそんな低レベルな話ではありません。 医療の問題です。 とにかく、 会いたい医者に会えない 行きたい病院に直接行けない のは実際に病気になっている日本人にとっては真剣につらい・・・ 耳鼻科に行きたくても、眼科に行きたくても、外科に行きたくても とにかく先ずは何でも屋である「ホームドクター」に会う。 で必要ならばスペシャリストを後日紹介してもらう。 (何をもってして緊急扱いにするかは疑問ですが、緊急の場合は別ですよ。) 「私は今日、今ここで、この症状を専門医に見てもらいたいんだよ!!!!」 過去に何度もそう思った事があります。 このシステムは日本で30年間生きて来た人間にとっては、どうにも受け入れる事が出来ない。 駐在期間だけだと思いながら、だましだましやって来ましたが、もう限界です。 この先ずっとこのシステムにのって行かなければならない方々には申し訳ありませんが 医療の点に関して言えば任期がもうすぐで本当に良かった・・・って思います。 実際私も始めの頃こそ、いわゆる英国の国営のシステムNHSにお世話になっておりましたが 最近はめったに行きません。ほとんどはロンドンにある日系の病院に直行しています。 (料金はもうバカみたいに高いですが・・・1年間で自己負担が30万円位になります。) 理由はこのシステムに納得がいかないから、そして全員とは言いませんが、医者が信用できないからそれだけです。 その国にいる限り、その国の仕組みになれるべきだ!とお叱りを受けるかもしれませんが、無理です。(笑) 英国の医療に対する考え方が日本とは違い、自然療法である事はわかっています、でも風邪を引いてもろくな薬もくれず、「ワインでも飲んで寝ろ!」(子供の場合はコーラ)なんて言う医者を信じる事はできないし、知り合いの話ですが、インフルエンザになっても薬を出さず、10日も寝込ませる様な医者を医者として信頼できない。 実際に英国人はそれで問題ないんだし、まあなんとか上手くやっているんだから、私が全面的に悪いのでは?と思われる方も多いと思います。しかしながら日本で長く日本のシステムにのって来てしまったのですから、こればっかりはしょうがないのです。 だから私は期限のある駐在で良かった。 って先週心から思ったのでありました。 脅しではありませんが、これから英国に永住する予定のある方、特に日本で良く病院に通っていた方は、英国の医療システムを再確認する事をお勧めします。 他の欧州地区に関して言えば、聞く限り英国とは比べ物にならないくらいすばらしいシステムがあるのも同僚を通じて存じております。ですからこの意見はあくまでも英国限定で書いたもので、他の国に関しては勿論該当しません。(恐らく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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