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テーマ:暮らしを楽しむ(387526)
カテゴリ:つれづれ熱視線
今日は長男の中学の入学式。子供を見守る親として、過去最大級のドキドキ感を味わった。
173名の新入生を代表して『入学のことば』を息子がすることになっていたからだ。 小学校の野球部時代、キャプテンでエースの彼は、いつも仲間のエラーから投球を乱し、自滅していった。 仲間のミスに感情的になる彼に僕は『キャプテンなら抑えろ!エースなら、全部三振を取りにいけ!!』と厳しく接した。 本番での弱さ、精神力の弱さ。休日、僕のミットに投げ込んでくるボールと明らかに違うことにいらだちも感じた。 でも、今日の彼は違っていた。入学式に訪れた400人以上の前で、練習以上の最高の出来で大役を務めた。 400字づめの原稿用紙に、息子が入学の思いを込め、僕が手直しをした。完璧に読み上げる彼の声がマイクを通じて体育館に広がると、恐らくこの会場の中で僕が一番ジーンときていただろう。いや、ふと見ると、隣の妻のほうが上をいっていたかもしれない。 入学式が終わり、彼に『今までで一番よかったぞ。』と声をかけると、彼は『全然緊張しなかった。俺は本番に強いタイプだから。』と言って胸を張った。 指先しか見えない大きな制服姿の息子がなんだか昨日より大きく見えた。彼のやり遂げて自信に満ちた笑顔が、一日遅れの最高の誕生日プレゼントに感じた。 ps) ちなみに次男のプレゼントは「かたもみけん」「かたたたきけん」そして「野球にしにいくけん」どうやら休日、息子たちと野球をするのは、僕のためだと彼はわかっているようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/04/09 09:07:06 PM
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