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芸能人の格付け番組などで行われる食材やお酒の価格当て。
ワインでは、よく「あのタレントがドンペリと間違えました!」なんて銘打ってプロモーションされてますよね。 でも、実際本当にシャンパーニュのドンペリニヨンとスペインのスパークリングワインと誰もが間違えると思われます? ズバリ。 プロは決して間違えません。 常温でガス圧5気圧以上のシャンパーニュと3.5気圧ほどのカヴァの泡立ちと、各々のブドウ品種の違いがわからないわけはありません。 プロでなくとも、泡モノを飲みなれた人なら判ると思います。 ではなぜ間違えるのでしょうか。 それは、たぶんタレントの皆さまは、ドンペリを飲むまでに他のアルコールを飲んでしまって感覚がマヒしてしまったまま、その味を記憶している。あるいは、ドンペリなんてザラに飲めるのでたいして味を意識してない。……と、そんなところではないかと想像します。 テイスティングという作業は、ただお酒を漫然と味わうのではなく、五感をフル活動させてお酒そのものを追跡、分析、そして表現するので、かなりの集中力が必要です。 それこそ、おしゃべりなど出来ませんしね。 でも、テイスティングの本質は「アテモノ」ではありません。 品種や銘柄、ヴィンテージを言い当てるのはあくまで結果であって、本来はそのお酒が健全で美味しく頂けるかどうか、またはどの状態で提供するのがベストであるかを見極めるのが目的です。 ですが、たまにはクイズみたいにしてブラインドテイスティングしてみるのも面白いですね。 焼酎にもテイスティングがあります。 基本は、やはり清澄度や香り、味わい、アルコール度、原材料などを判別します。 たとえば、青い野菜や草の香りが特徴なのは麦焼酎。オレンジなどのかんきつ系の甘い香りがあるのは芋焼酎……などです。 同じ原材料でも、熟成タイプかそうでないか、麹の種類によってもかなり味わいが違ってきます。 もし、ブラインドで焼酎の銘柄を当てたいと思われる時は、普段から香りや味わいのアタックなどに注意して飲んでみられるといいですよ。銘柄当ては相当難しいですが、産地くらいまでは判るようになってくると思います。 基本的な二次原材料のわかりやすい焼酎をご紹介します。 麦焼酎「銀座のすずめ」 芋焼酎「阿久根 號」 米焼酎「白岳しろ」 黒糖焼酎「れんと」 泡盛「カリー春雨」 などです。ほんの一例ですが、私が焼酎アドバイザーを取得するときに参考にしていた銘柄ばかりです。 ぜひとも、お試しくださいませ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年03月16日 20時25分07秒
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