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12月7日夜。まだ残って仕事をしていたのですが、8時もまわったところで一本の電話が職場に入りました。
「お義母さんちが火事と聞いて向かっています、ケアマネさんに伝えて下さい!!」 電話を取った主任が慌てて私のところに来て話し、他に残っていたケアマネ2人と一緒に現場へ。 担当していたお年寄りの家は既に大きい火にのまれており、消防・警察・消防団や野次馬でごった返しておりました。 走って近くまで行こうとしたら近所の方々に止められ、呆然と立ちつくすしかありませんでした。 電話をかけてきたお嫁さんは30キロ近く離れた所からかけつけ、泣き叫んでおりました。 鎮火後、警察・消防と家族による確認があり、2名の遺体発見。 お2人とも、私が担当していた方。 職場はすぐ近くにあり、私もまだ職場に居たのに、火事に気づかず助ける事が出来なかった事が悔しくて悔しくて仕方ありませんでした。 遺体が車に運び出されたのは、私が現場に来てから3時間後の11時過ぎ。 雨が降っていましたが、お2人を見送る迄はその場を離れる事が出来ませんでした。 この日の昼間、話があり訪問していて、煙草の火に気をつけてよ、と車椅子のご主人に言い、 「私も口すっぱく、何度も言っているのよ」と奥さんも言われていた。 その日の夜、その煙草の火に2人はまかれてしまった。 お通夜に参列した。 祭壇には白い布に覆われた骨壺が2つ、置いてあった。 「あれにはまだ中身は入っていないみたいよ」 親戚が話す声を聞いてしまった。 さっきまで話していた人が、あっという間に目の前から居なくなる事がある、 という事を、身にしみて感じました。 忘年会の気持ちどころではなくなりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月12日 17時05分31秒
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