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この日は、知人の声優が、
霞ヶ関ビルで催されるある催しの余興?に出演なさるというので見物に行った。 昼頃に霞ヶ関の官庁街に到着。 「おお、これが霞ヶ関ビルか」と思ったら、そうじゃなくて… 隣のビルを「これこそが霞ヶ関ビルか」と思ったら、それも違って… さらに隣の、このビルが霞ヶ関ビルだった。 自分が子供の頃には、モノの大きさを示すときには よく「霞ヶ関ビル何杯分の…」などという表現がされたものだった。 地方の小学生は、霞ヶ関ビルを目の当たりにする機会が無いから 却ってピンとこなかったけどね。 (「王選手のホームラン何本分」とかいう言い回しも よくあったな。) 先ずは昼飯。 地下レストラン街にタイ料理の店があったので、鳥肉のゴハンだか何かを食べた。 「お子さんだって来る複合ビルのレストランだから、そんなに大した事ないんでショー」とか思ってたら、 意外と「本格的な辛さ」で手強かった。 催し事は2時間のうち余興は30分程で、 知人は紙芝居を披露したり・皆さんのリクエストに答えてアニメの声を出したりして、 来場者に喜ばれていてなんだか嬉しかった。 いつもの自分は、そういう「リクエストに答えて○○の声を-」みたいなのを好まない。 何故なら 声優さんを前にして『ぼぼぼ、ボクに○○の声で××って言ってクダサイ!』なんて言うのは 愚か者のする事で、勿体無い事甚だしい。 普段、声しか聞けない人達が生身で目の前に居るっていう貴重な時間には 全力でその人の佇まいを観察したり感性を感じたりするべきで アニメの声でアニメの喋りなんか披露させてるようなヒマは無い筈だ。 「アニメの声ならアニメで聞ける」んだから。 -というのが、自分のスタンスだから。 (過去には自分自身が漫画家の卵だった事もあり、 メディアへ露出している人達とも度々お会いしたり同席させて頂いた事もあり、 そういう過程で色々嫌な思いをしたり・させたり、 見ているこっちが恥ずかしくなるような風景を何度も見させられたりして、 そういう心境に達した。 ようするにミーハーな奴・ミーハーな場・ミーハーな雰囲気がキライなのだな。) でも、この日会場に居たのは キモくてイタいアニメファンとかじゃなくて素朴な人達だったので、腹も立たず 知人の声でみなさんが喜んでくれてるのを素直に喜べた。 催しが終わって、霞ヶ関ビルの上のほうの階からの展望。 この日は天気があまりよくなかったんだよな…。 催し自体は15時過ぎに終わり。 この日は、また別の知人俳優さんが出演する舞台が中目黒でもあって。 劇場に電話で「当日券はありますか」と問い合わせたら 『全席完売なのでキャンセル待ちとなります』と言われ 折角都内まで出てきてこのまま帰るのも勿体無いから、浅草を観光して帰る事にしたが 浅草寺の本殿は普請中で幕に覆われていた。 まあ、浅草に来るのはこれで3回目だか4回目なので、べつにいいけれど。 人形焼き買って、揚げ煎餅食って、きびだんご食べて、揚げ饅頭も食べて、濡れ煎餅も食べて、結構楽しかったし。 (欲言うと、ハゼの天麩羅とあなごの天麩羅も食べたかったけど はっきり言ってこれ以上は胃が受け付けなかった。) 浅草見物も終えて帰路についたが… 埼京線に乗り赤羽駅に達した時、携帯へ知人俳優さんから『空席が出ましたので当日券ご用意できます!』とのメールが。 主演にそう言われては、引き返さない訳にはいかない。 中目黒の劇場に着くのは開演時間をちょっと過ぎそうだが、 大抵芝居の開演は予定よりも5分や10分は遅れるから大丈夫だろう-と、 精一杯頑張ってギリギリ開演に間に合った。 芝居は面白い内容で- 「ゲラゲラ笑える」とかそういう面白さじゃなくて、 自分の生い立ちや両親に大して色々思うところがあったり・アンビバレンツを抱えている自分には 共感させられたり感じ入ったりする所の多い舞台だった。 結局最後にオチらしいオチは着かずに終わったが (より厳密に言うと「オチはついたが、広げた風呂敷は閉じきらずに終わった。」) モヤモヤを抱えたまま帰れる所がまたよかった。 ヘンに丸く収まるよりも、そういう「投げっぱなし」で終わった方が良い場合もあると思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月28日 02時25分22秒
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