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3月11日。
地震が起きた時は、職場でパソコンを使った設計業務中だった。 「おっ、揺れはじめた」と思ったらどんどん揺れの振幅が大きくなってきてた。 「地震の揺れは1分程度」と聞いているので、時計を見た。14時46分の中頃だったと思う。 机の下に潜る前に「作業中のデータを保存しよう」とファイル名をコチョコチョしている内に、停電になってPCが切れた。 机の下に潜り込むのとPCのモニターが倒れるのが同時だったと思う。 自分は地震の揺れというのは上下にガタガタ揺れるのかと思っていたが、何と言うか“不規則な円運動で揺すられる”ような揺れだった。 (現在続く震度3から4程度の揺れも、同じような“横揺れ”に感じる) 机の下では「揺れが収まるはずの“1分先”」を測るために時計を見ていたが、二分経っても揺れが収まらないので「いつまで続くのか」と思った。 その間、壁のキャビネットがしなるように揺れていた。 一番気になったのは“震源がどこなのか”という事だった。 自分の住む栃木県南には活断層がなく、震源の直下でない事ははっきりしている。 実家の有る静岡ではいつ大地震が起きてもおかしくないといわれているけど 「東海が震源で、北関東がこんなに揺れるはずはないよな。だとしたら、東京が震源なのか?」 と思うと、都内にいる知人の身と、日本“国”の行末が心配になった。 結局、揺れが収まったのは腕時計で見ておよそ3分後だった。 後日の報道によると、この時自分のいた地域の震度は“震度5強”だった。 先に書いた様に、静岡で生まれ育ち、小学校の頃から“いつか東海地震がくるぞ、いつか大震災が来るぞ”と言われて育ったが 未だに東海地震が来ないので、過去最も大きい震度でも「4」までした体験した事がなかった。 (話が脱線するけど、静岡県出身の漫画家「しりあがり寿」氏は、以前あるインタビューで 自身の作風に絶えずほの暗い影がある事を『いつか大地震が来ると言われて育った影響があると思う』と述べておられた。 自分もその心境がわかる。 だって、子供の頃から、家や学校で“いつか必ず大地震が来て、あなたもみんなも死ぬかもしれませんよ”と言い聞かされてきたのだから。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月24日 10時50分03秒
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