テーマ:暮らしを楽しむ(388228)
カテゴリ:面白履歴書・小説風
マンションの3戸目は27歳の時だ。
僕の家はトタンの外壁。 屋根は半分瓦で半分はトタン。 まるで「三丁目の夕日」そのものだ。 近所でも誰もが認めるボロ屋だった(笑) そんな家ではあったが実はマンションを3戸別に所有している大家さんなわけだ。 僕は金庫を買った。 現金があるわけでは無い。 ある日、近所の奥さん達が立ち話をしている時、 運送屋さんはやってきた。 「あのー、この住所はこちらですか?」 「はいそうですよ」 丁度僕はその様子を見ていた。 運送屋さんの台車には大きなダンボール。 ダンボールの横の絵は金庫そのもの。 子供のころから、 近所の人から「大変ね」と言われ、 洋服のお下がりをもらっていた。 運送屋さんも奥さん達も目を丸くしていた! ”まさかMacさんの家には必要無い物でしょという顔”(笑) 僕もなぜか笑った。 「あー、運送屋さん、こっちこっち」 僕は恥ずかしくて頭をかいた。 《続く》 ← U^ェ^U ぽち ← ▼・。・▼ ポチ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/12/06 11:54:30 PM
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