カテゴリ:面白履歴書・小説風
平成7年 ここは立ち上げたばかりの Yahoo Japan 本社だ!
「おー 長谷川久しぶり! 元気そうだなぁ」 受付のテーブルで大学卒業後の話をした。 ヤフー(東京インターネット)はSECOMが中心となり、 多くの大手企業が参加した会社だという。 「社長が奥にいるよ、呼んでくるね」 中は10人分ほどの机が整然と並んでいた、 ガランとした感じだ。 「どうも、ようこそ」 YAHOOの社長と名刺交換だ。 いろいろ質問をした。 アメリカのインターネットビジネスの今後の展開から、 日本での展開について。 まず最初にヤフーのようなポータルサイトが立ち上がるのだという。 次にショッピングモールのようなもの。 その後はビジネスモデルの確立が大切・・ これからは・・ 代理店というものは生き残れないかもしれない。 地上に存在してきた店舗は代理店が多い。 これからは・・ 既存の商売はインターネットに負けてしまう と感じた。 だからこそ インターネットに打って出なくては! 個人が大手に勝つ方法等についても話した。 この会社はいずれ日本のトップ企業になるのかな? 昔、フォードが「自動車」というものの生産に乗り出した時、 世界中を自動車がこれほど走りまわることになるなどと思った人は、 ほんの一部の人だけだったはずだ。 お金が無くても大企業に勝つ可能性を秘めた世界! 工場などもいらない、初期投資もほとんどかからない世界! ランニングコストもほとんどかからない! 電気代もゼロに限りなく近い! 固定資産税も無い! 他の事業とは比べものにならない! インターネットの未来がとても大きく夢のある世界に感じた。 「ヤフーはいくらくらいで立ち上げたんですか?」 その時の答えは確か3億円ほどだったと記憶している。 ポータルサイトは個人では簡単ではないなと感じた。 小さな会社が大手に勝てる分野の質問した。 「勝てますよ、インターネットならね」 先行逃げきりなのがインターネットなのだな。 その中で面白いことを聞いた! ドメインビジネス、 キーワード検索を利用したビジネス。 あることに特化したビジネス。 いい話を聞いたと思った。 今考えれば凄い会社の立ち上げを見に行ったものだ。 ヤフーはこの数年後に売られた。 数百億円だった。 これを引き継いだ会社は数千億円になる。 そして・・ 孫正義、ソフトバンクの手に渡る。 今はどれくらいだろう? 4兆円ほどか! 偶然にも僕の大学時代の友人はヤフー設立時からいたわけだ。 そして僕も大いに勉強になり、刺激を受けた。 この後、僕もすぐにホームページを立ち上げることにした。 《続く》 ← U^ェ^U ぽち ← ▼・。・▼ ポチ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/12/06 04:12:38 PM
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