カテゴリ:面白履歴書・小説風
いい話ではある。
しかし未上場のまま終わってはうまみは薄い。 万が一育たなかった場合、株券は紙くずにもなりかねない。 僕のキャリアでこの会社を育てられるだろうか? いや自力でこの会社を育てることは難しい! ・・・ ・・・ ならば・・・ 思案のしどころだ! 一つの案を思いついた。 警備保障の大手S社は東京インターネットを立ち上げ、Yahooを育てた。 そうだ、S社に相談してみよう。 「おー、長谷川」 「どうした?」 僕は事情を説明した。 S社がこの会社、事業の将来性をどうみるか? もしS社が動けば多いに可能性が広がる! 他力本願ではあるが一番現実的ではある。 持ち株は半分になってしまうが、 会社が大きく育つならば問題無い! 自分だけの判断では間違いも犯す、 いろいろな ” 有能 ” な 人の考えを聞き参考にしよう。 信頼できる兄には真っ先に意見を求めた。 群馬に帰ると僕が信頼する人にも意見を求めた、松本さんだ。 前橋の事務所には当時独立した社長達が集まっていた。 彼は後に家電大手のY電機でIT事業本部長を経て上席執行役員、 そして後に パソコンメーカーK社 Y電機オリジナルパソコン 「F・・・」の 代表取締役に就任している。 ありがたい。 松本さんは頭の回転が速く、システム系の難しそうな本も、 読むと一度で覚えてしまうのだという。 その松本さんの意見も含め、皆参考になった。 S社とも打合せが決まった、 東京へ向かった。 《続く》 たまにはフェラーリの写真(F40) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/03/23 12:12:18 PM
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