株も同じだが、
下がり始めると、
「もっと早く売っていれば」
「いや待てよ、明日から上がるかも・・」
このように迷いを生じるものだ。
少しでも株価が上がると、
自分に都合良く考えてしまうのが人間だ。
こんな時は、
「世の中の大きな流れを読み取ることが大切だ」
流れは「下げ」だと判断できれば、
売り時を考え始めることだ。
「損」を「覚悟」することだ。
カラオケ店は1億2000万円投資していたが、
2000万円で売ってしまった。
「もったいない」と皆思ったようだ。
しかし、
その間に稼いだ金額を考えると十分に利益を生んでいた。
今では
「よくあの時期に撤退したものだ」
そう言われる。
撤退が遅れた会社は今、悲惨な目に遭っている。
欲が人の勘を狂わす。
僕は事業は初めから「リスキーなもの」と考えている。
「絶対に損は出来ない」という性分の人は、
投資家や事業化には向いていない。
「リスクは最小限にする」
「最小の投資で最高の結果を残す」
それが社長の仕事だ。
撤退ではなく勝ち残る方法も一つだ。
しかし長い戦いの中で撤退という決断を強いられることがあるのも事実なのだ。
損が確定しそうな時は、早めに腹をくくることだ。
それができれば怪我は小さく済む。
事業には旬がある。
花のようなものだ。
種を蒔く。水をやり、育てる。
花が咲く。
その花はいつまでも満開でいるはずが無い。
次の準備を進めなければいずれ終わってしまうものだ。
日々次の手を考える、
それが事業だ。
《続く》
←続きを見たいに一票
← U^ェ^U ぽち
ランボルギーニの後退は難しい。恋も事業も後退的作業は難しい(笑)