三十年前のこと・・
父の一周忌が無事終わったその三日後、母はクモ膜下で突然逝ってしまった。
平穏な日が始まると思った矢先のことだった。
辛く苦しい時期・・
寝てもすぐに目が覚めてしまう。
葬儀が終わってからというもの、一生懸命仕事をした。
手を動かし体を動かし両親のことを思い出さないようにしていた。
辛い時期の記憶を消そうとしたのだと思う。
記憶を消す。
僕の中で
辛い時期は 無かったこと にしようとしたのかもしれない。
本来、泣きつくして立ち直るのが正しいのだと思う。
涙は「ストレスを流す」からね。
その当時泣くことを選ばず記憶から消そうとしたのだね。
ある日、
母の妹である おばさん の家へ行くと・・
そこには 母への思いが綴られた手紙 が置かれていた。
僕はその手紙を読みはじめたが後半の一行を見た時、
心のダムが一瞬で決壊してしまった。
涙が溢れ、止まらなくなってしまった。
心の奥底に しまってあったものが いっぺんに壊れてしまった。
《続く》
明日は 母への思いが綴られた手紙 を紹介します。
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